マナガツオとはどんな魚?さばき方~おすすめレシピ7選! 

高級魚マナガツオを食べたことはありますか?マナガツオは、関西では良く食べられている魚なのですが、関西以外の地域では聞きなれない魚かもしれません。しかし実はとても美味しい魚なのです。今回はそんなマナガツオのさばき方から美味しく食べる為のレシピについてまとめました。

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マナガツオとは

マナガツオという魚をご存知でしょうか?関西地方の方ならおなじみの魚かもしれませんね。ですが関西以外の方は聞いた事はあっても食べたことのある人はすくないのではないでしょうか。

マナガツオの見た目は、絵に描いたマンボウのようなかたちをしています。頭のあたりはロケットのように丸みをおびて、真横から見ると正方形に近く、ひれは極端に短いのが特徴です。色は銀色やグレイといった感じで、身は白身の魚です。

マナガツオの生態

マナガツオの生態を見ていきましょう。マナガツオは梅雨の時期から夏にかけて内湾の浅瀬で産卵をします。そして卵からかえると、浅瀬の中層で群れをなして生活します。その後大きくなると沖にもどり、大海で生活するのです。まだ子どもとときには河口域に現れることもあります。

マナガツオの生息域

関西で生息しているとイメージしていただけるとおもいます。「西にサケなし、東にマナガツオなし」という言葉でも表現されているように、東日本でサケは獲れるが西日本ではほぼ獲れない。逆にマナガツオは西日本でよく獲れる。という意味の言葉です。

今でこそ美食が流行し、関東でも食に関心のある方はマナガツオを食べたことがあるかもしれませんが、元々は関西地方以外では余り消費されない魚だったのです。

マナガツオの旬と値段

国内産の魚の中でもとりわけ高級魚として有名なマナガツオ。とはいえ、関西では当たり前のこの真実も関東では知らない人も多いのではないでしょうか。旬である初夏を代表する淡白で上品な味わいから、関西では割烹料理店には欠かせない食材です。

一方、高級魚とのことで一般的に買い求めることは難しく庶民には遠い存在であるのもたしかです。これを庶民のために補っているのが、外国で水揚げされるシナマナガツオ、コウライマナガツオなどです。

大きすぎても小さすぎても味が落ちてしまうので、2~3キロくらいのものが一番高級品として扱われます。銀色に輝く旬のマナガツオは一度は食べるべき魚でしょう。

マナガツオのおすすめレシピ7選!

そんな上品な味わいを、色々な調理法でいただきましょう。刺身はもちろんのこと、和食から洋食まで癖のないマナガツオだからこそ変幻自在に味をかえることができます。そのなかで感じる上品な旨みは老若男女とわず好まれるでしょう。

刺身

まずは刺身でいただきましょう。おろし方は後ほど紹介しますので後でチェックしてください。三枚におろし、中骨、腹骨を取り除き、皮をひきましょう。刺身に切り分け醤油とわさびで頂くと、マナガツオの旨みがダイレクトに味わっていただけます。旬のマナガツオであればしっかりとアブラがのり、醤油にマナガツオのアブラが浮いているのが見えれば最高の状態です。

そのまま刺身でもいいですが、皮を残しあぶりで頂くのも美味しいです。皮は残したままで骨まで取り除きます。ガスバーナーで皮目を焼きます。このときに身のほうには氷を入れたバットを置き、その上にバットを乗せてマナガツオをのせます。(直接氷に魚がつかないように)バーナーであぶっている最中にもマナガツオが冷やされて火が通りにくくなり、皮目だけを香ばしく色づけることができれば完璧です。これは風味を生かすためにポン酢でいただきましょう。

塩焼き

つぎに定番の塩焼きです。塩焼きは三枚におろし、骨を取り除いたあとに、まな板などに皮目を下にして並べます。そして、身のほうに薄く塩をふります。ごく薄く!がポイントです。

5分くらいするとしっとりと表面が濡れて来ます。浸透圧の関係でマナガツオの水分が臭みも一緒に引き出してくれます。その余分な水分をキッチンペーパーなどでしっかりとふき取ります。これで下準備は完成です。

このまま味付け用の塩をふり焼きましょう。皮目のほうに火が来るようにして焼き、身のほうにはその余熱で火をほとんど通してしまいましょう。身をひっくり返して焼く時間は極力少なくするとしっとりふんわりしたマナガツオが味わえます。

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