エギングのしゃくり方を種類別にご紹介|初心者におすすめのしゃくり方は?

海のルアーフィッシングをやるようになると、必ず耳にするようになる“エギング”。今、若者たちにも広がりつつある大人気の釣法です。エギングを始めたばかりの初心者にとっては、まずは「釣れる!」という楽しさを味わいたいものです。今回はそんなエギング初心者のためのおすすめのしゃくり方をご紹介します。

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エギングのしゃくり方を知って初心者を卒業しよう!

何かを始めるときは、誰でも最初は初心者から始まるものです。初心者のうちはどうしても「釣れたい!」という気持ちが先に出てしまいがちです。そんな焦りを解消するには、しゃくり方を知っているだけで「釣れる」と「初心者脱却」の両方を手に入れると釣課が格段に上がります。今回はエギング初心者を卒業するためのおすすめのしゃくり方を種類別でご紹介します。

エギングの様々なしゃくり方

アオリイカを釣る上で、何より一番大事なことは、この「しゃくり」です。このしゃくり方次第で釣れるか釣れないか、が決まると言っても過言ではありません。釣課を得るためには、修得しておきたい技が数多く存在します。様々なしゃくりのテクニックを手に入れれば、さらにエギング釣りにハマること間違いなしです。

エギングのしゃくり方を種類別にご紹介!ワンピッチジャーク

エギングの基本中の基本とも言われるワンピッチジャーク。いくらエギングの基本と言われても、初心者のうちは、実際にやってみると、手の動きと頭の中がすぐには一体化せず、あれ?あれ?と、タイミングが合わない状態から始まるものです。しかしこのテクニックを習得すると、それ以外の様々なしゃくりに通ずるものがあるので、是非とも自分のものにしたい基本のしゃくり方の一つです。

ワンピッチジャークとは

ワンピッチジャークとは、簡単にいうと、リールを1回転させる毎に1回しゃくる、という至ってシンプルなジャークです。エギに細かな動きを与えることで、食いつきを良くし、釣果の幅を大きく広げます。しゃくり方の中では一番多様するとも言えます。

ワンピッチジャークのやり方

ワンピッチジャークのやり方として、しゃくる際に、ロッドを上に上げると同時にリールを半回転上へ巻き、続けてロッドを下げると同時に、今度はリールを半回転下に巻きます。ここでのポイントとして「大きめにしゃくること」です。ロッドをしゃくる毎にリールを1回転させるため、両方のタイミングが合うようになるまでは何度も練習してでも修得したいジャークです。

ワンピッチジャークのコツ

ワンピッチジャークのコツとして、「一定のリズム」でアクションを行うこと。そして「リズミカル」にロッドとリールを動かすことです。リズムが狂うと、海底でのエギ自体の動き方もおかしくなり、自分の体力も奪われる結果となります。このワンピッチの動きがスムーズにできるようになるまで練習と実践あるのみです。

ワンピッチジャークを動画でご紹介!

このリズムのワンピッチジャークができるようになると、次はスピードをつけてのアクションを起こすことが出来るようになります。そして、その高速の動きをできるようになると、次のテクニックとして、普通の速さのワンピッチジャークから高速の動きへと繰り返し行うことによって、一気に食いつきの可能性が上がります。俗にいう「ジャカジャカ巻き」です。是非とも修得しておきたいジャークの一つです。

エギングのしゃくり方を種類別にご紹介!スラックジャーク

「疲れない釣法」と言われるスラックジャーク。実際に試行錯誤実践してみると、このしゃくり方は、かなり奥が深い技法だと思えてくるはずです。この技法を習得すると、暗闇でもエギの動きがわかるようになるので、そこまで来ると初心者とは呼べません。

スラックジャークとは

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糸ふけ(ライン)をあえて弛ませて、その弛みを使ってしゃくる技法のことを「スラックジャーク」と言います。手前への移動距離も少なく、かつアピール時間が長くでき、大きなアクションをつけさせることができるのが特徴です。ラインの弛みを使った釣法のため、よりイカにアプローチできるジャークの一つです。

スラックジャークのやり方

スラックジャークのやり方のイメージとしては、ラインは弛んでいる状態から始め、しゃくった際にロッドが一番高いところにきた時点で、水中のエギが「ヒュッ」と弾くと同時に竿をすかさず振り下げる、という感覚です。しかしこの場合のロッドの高さは、スラックジャークは基本的に左右や斜め上下にしゃくるため、そのしゃくった時の一番高い位置、ということになります。

スラックジャークのコツ

スラックジャークはラインを弛ませる釣法なため、糸ふけが絡まることがあります。それを最初から想定し、絡まらない為の対策として、ラインは弛ませますが、リールの巻きの加減で弛みの調節をして、絡まないようにするとある程度は防げるでしょう。

スラックジャークの動画でご紹介!

スラックジャークでしゃくる際に、手首や肘をよく使うため、長時間のこのしゃくり方は、手首の腱鞘炎などに注意することをおすすめします。このジャークが上手くできると、アクション中のボトムでのエギの動きが手に取るようにわかると言います。そこまでできるようになると、それはもうすでに初心者ではありません。

エギングのしゃくり方を種類別にご紹介!ハイピッチジャーク

弱った魚をテクニックで演出する「ハイピッチジャーク」。この釣法を修得できると、釣果を大きく左右するのはもちろんのこと、エギの動きを派手に見せつけられ、なおかつ身体的にも負担が少なくてすむ一石二鳥の釣法です。

ハイピッチジャークとは

簡単に言うと、その名の通り、ハイピッチでジャークする釣法のこと。つまり、上記で説明したワンピッチジャークにスピードをつけて高速にしゃくりを行うアクションのことです。高速でしゃくるということは、それだけエギの動きが小刻み、かつ素早い動きとなり、イカへのアピール範囲が広がる釣法です。

ハイピッチジャークのやり方

ハイピッチジャークは、ワンピッチジャーク同様、ラインを弛ませた状態から一気に引き上げて、そしてすぐラインを緩めて、張って緩める、張って緩める、を繰り返し行います。軽めにしゃくった時点で糸ふけが出る状態にして、しゃくると同時にリールを巻きます。この時、リズミカルにすることで、よりエギに動きを与えることが出来ます。

ハイピッチジャークのコツ

ハイピッチジャークで上手くいかない原因の一つに、糸ふけが張りっぱなし状態になっていることが多いと言われています。しゃくった後は必ずラインは「緩ませる」を意識して、糸自体に動きのメリハリを与えると、おのずとエギの動きもメリハリのついた活発な動きに見えるでしょう。

ハイピッチジャークを動画でご紹介!

ボトムでエギがどうゆう動きをしているか、を頭で想像しながらやると、慣れてくると自分の理想のエギの動きが出来るようになります。なれないうちは腕を壊さないよう無理をしないようにしましょう。

エギングのしゃくり方を種類別にご紹介!コンビネーションジャーク

釣法の種類は実にさまざま存在します。これら一つ一つを修得できた上で存在する「コンビネーションジャーク」。ジャーク系のアクションの集大成。自分が今までやってきたアクションを全て試せる、恰好のアプローチの瞬間です。

コンビネーションジャークとは

様々なジャークのアクションを組み合わせて、それを連続に行うことを「コンビネーションジャーク」と言います。色々な技法を組み合わせることで、釣果アップは確実なものとなります。ここまでくると、初心者レベルではなく、かなりの通レベルまできた、と言えるでしょう。

コンビネーションジャークのやり方

様々なジャークのアクションを組み合わせて、それを連続に行うことを「コンビネーションジャーク」と言います。色々な技法を組み合わせることで、釣果アップは確実なものとなります。ここまでくると、初心者レベルではなく、かなりの通レベルまできた、と言えるでしょう。

コンビネーションジャークのやり方

コンビネーションジャークを1日中やるのは、かなりの疲労を費やします。アクション中、次はどのコンビネーションでいこうか、など考えながらやると頭も体も疲れてしまう為、このしゃくり方をある程度行った後は、休憩や負担の少ないジャークでバランスを取りながらゲームをすることをおすすめします。

コンビネーションジャークを動画でご紹介!

コンビネーションジャークはさまざまなジャークのパターンの組み合わせなため、どのジャークで掛かるかがわからないのが醍醐味です。ただ、コンビネーションジャークをアクションすると、格段に釣果があがるため、掛かる頻度も増え、エギングの楽しさが倍増します。

エギングのしゃくり方を種類別にご紹介!縦しゃくり

現在ではルアーを使ってのエギングが主流となっていますが、それ以前では、この縦しゃくりが一般的に使われていました。あまり見かけなくなった縦しゃくりでも、アオリイカを誘う上ではかなり有効的な釣法です。

縦しゃくりとは

最近では高度なジャークが出てくる中、この縦しゃくりではないと釣れない!という方も数多くいるのも事実です。この縦しゃくりは至って簡単です。初心者はすぐにでも手を出しやすい釣法ですので、是非最初のうちに自分のものにしておきましょう。

縦しゃくりのやり方

ラインは弛ませずにインさせ、上に向けて一気に振り上げます。竿の先端がテッペンになるまではロッドは上げたままの状態にします。これを繰り返し行い、1回しゃくる毎にフォールでアタリを待ちます。

縦しゃくりのコツ

縦しゃくり、というくらいですので、竿が縦に一番高い状態の位置にくるまでは動かさないようにすることがポイントです。まだ竿が曲がっている途中の時点でラインをだぶかせてしまうと、本来の「縦」の動きが出来なくなってしまいます。

縦しゃくりを動画でご紹介!

一見簡単そうには見えますが、基本はラインを弛ませないようにするので、そこを意識してアクションすると、掛かった時の嬉しさは大きなものです。エギングのしゃくりの中でも伝統的な基本の釣法だと言えるでしょう。

エギングのしゃくり方を種類別にご紹介!横しゃくり

最近はあまり目にしない「横しゃくり」技法。縦しゃくりと同様、一番シンプルなしゃくり技法で、初めてエギングをやる人にとっては、入りやすい釣法です。

横しゃくりとは

横しゃくりは、水深が浅いポイントでエギングをやるには最適な釣法です。縦しゃくりと同様、横のしゃくり方はわかりやすいアクションです。大物狙いの時におすすめです。

横しゃくりのやり方

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