チヌ釣り方別おすすめ餌15選!自作餌の作り方まで紹介!

また、具体的な餌で言うとイガイの他にサナギなどのサシエを好んで食べます。サシエは他の餌に比べてカロリーが高めで脂肪分も多い方ですので、腹が減っているチヌは喜んで食いついてきます。このような餌を多く食べている時期ですので、当然チヌ自体も脂の乗った質の良い身になっています。

12月〜3月頃

夏~秋にかけてたくさん餌を食べて、脂肪をたくさんつけたこの時期のチヌが一番脂が乗っておいしいです。そして本格的な冬に入る前に、冬を海底で超すために蓄えをしておく為です。産卵の時期も春に控えていますので、できるだけ蓄えようとします。

この時期から、硬い餌から軟らかい餌へと好みがシフトします。特によく使用されるものとしては、サシアミやオキアミなどです。また、イガイの代わりにフジツボを使います。

チヌは少し無理してでも蓄えを得ようとしている時期ですので、餌によっては食い渋ることも多いです。また、冬が本格的に始まると完全に産卵期が始まり渋くなります。

4月〜5月頃

この時期は、冬を超えて海水の温度も徐々に上がってくるので、本格的な産卵に向けて冬を超えるためにいた深場から浅瀬へやってきて、産卵のためのエネルギーとなる蓄えを求めてきます。

これを「乗っ込み時期」といい、この時期はチヌがいつもよりも荒ぶるように餌を求めてきます。この時期はまだ軟らかい餌を求めている時期ですので、餌は12~3月とそこまで変えなくても良いです。

ただ、エサ取りなどもそこまでいない時期ですので、大物を狙ってフカセ釣りなどをすることができます。また、そんな時は青コガネを使うのも効果的です。この時期は大物狙いができるので、ダイナミックな釣りが好きな方はおすすめです。

チヌ釣りの生きた餌の取り方

イガイ

イガイは別名「カラス貝」と呼ばれている貝で、チヌ釣りの中でもメインの餌としてとても重宝されます。この貝は、基本は釣り場とする防波堤など現地で採ります。ただ、1年中岸壁についているわけではなく、梅雨の時期や夏などに多くついています。場所によっては1年中ついていることもありますが、冬はそこまで数がありません。

取り方としては、専用のイガイをとる熊手のような用具を使うのですが、使い方としては棒状のようなものに取り付けるか、竿の柄の部分に取り付けて使います。取り付けたら引っ掻くように岸壁についているイガイをとるだけです。イガイの詳しい情報を載せた記事も下記に載せておきますので、参考にしてみてください。

フジツボ

フジツボはイガイが取れなくなる時期から代用品として使用されている餌です。この餌は主に干潮の時に波打ち際で転がっている「ゴロタ」といわれる丸い石付近で採ることができます。その他にも堤防などでも取ることができますが、手が届きにくい場所にあるなど採りにくいのでオススメはできません。

この餌の良い点としては、採ってもし余ってしまった場合も冷凍保存することができることです。なので、イガイが採れない時の為に干潮時に多く採っておくということもできる、とても便利な餌でもあります。

カニ

カニはフジツボと同じで、干潮時にゴロタが多く転がっている場所で採ることができます。ゴロタ場付近では大きな岩も多く転がっていますので、その岩をどかすとその下から出てくることが多いです。また、小さい岩や石を一点に絞ってどかしてみても発見できると思います。

注意することは、フジツボを採る時も同じように軍手をしておいた方が良いという点です。丸みを帯びた岩しかないと思っていたらフジツボで指を切ったり、たまに鋭い角をもつ岩もありますので、注意深く餌をとることをオススメします。

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