金目鯛の旬について知ろう!伊豆や調子の旬とレシピもご紹介

産卵数は30~50万粒ほどであり、その卵は1粒1粒ばらばらになって漂います。そして、水温23度ぐらいになると孵化し、幼魚のうちは比較的浅瀬に生息しますが成長するにつれて深海へと移動します。

金目鯛に脂がのるのは冬

海域によって若干のズレはありますが、6~10月にかけての産卵の時期が終了し、産卵期から体力が回復して太った12月~2月頃の冬が、一番身の中まで脂がのっていて美味しい時期になります。年間を通して金目鯛は様々な地域で収穫可能ですが、この時期に収穫される金目鯛は身がしっかりしており、多くの脂がのっているため非常に美味しいです。

日本各地で旬とされる時期が変わる

金目鯛は四国や伊豆沖などのに生息しており、地域によってそれぞれ旬や特徴が違ってきます。また、それぞれの地域でブランド化されて有名な金目鯛はいますし、商品価値が他の魚と比べて高いため人気があります。次の見出しでは地域別に人気のあるブランド金目鯛を紹介していきます。

金目鯛の旬について知ろう|伊豆(静岡)の旬

金目鯛のブランドを持つ伊豆

金目鯛のブランドと言えば伊豆と言われるほど、伊豆の金目鯛は有名です。理由は金目鯛の水揚げ量や、収穫量が日本で1番多いことが挙げられます。また、伊豆の金目鯛ブランドは大きく分けて3種類存在します。

須崎地区で収穫される「須崎の日戻り金目鯛」、下田港で収穫される「地金目」、伊豆の稲取港で比較的多く収穫される「稲取キンメ」があります。特に「稲取キンメ」はこの3種類の中では比較的有名です。

伊豆の金目鯛の旬は冬

伊豆の金目鯛の旬は冬の時期である12~2月になります。水揚げされた伊豆の金目鯛は脂がしっかりとのっており、身全体がふっくらとして柔らかいのが特徴であり、伊豆の金額相場は900gサイズの金目鯛で1匹4500円以上する高級魚です。

金目鯛の旬について知ろう|銚子(千葉)の旬

千葉の金目鯛は銚子つりキンメが有名

千葉県の銚子漁船によって水揚げされる銚子キンメは、一本釣り漁法により、1匹づつ丁寧に手釣りされることにより、金目鯛には商品価値が下がる傷などはついていません。また、鮮度を保つために、釣り上げたその日の午前中には市場で落札するように心掛けています。

銚子で獲られた金目鯛は、銚子沖にいる豊富なエサを食べることで良質な脂がのってます。また、身がしっかりと引き締まっており、とろけるような甘味と上品な香りが銚子で獲れる金目鯛の特徴です。従って、関東などの高級寿司店などから高い評価を得ており、多くの高級店で使用されています。

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