グレってどんな魚?磯の王者の生態から料理までご紹介

グレは磯釣りで大変人気が高い魚ですが、市場にあまり出回らずなかなか馴染みのない魚です。今回は、なぜ磯釣りファンからグレ釣りが支持されるのか、その理由をご紹介していきます。生態から見る魅力や、実は美味しいグレの調理法を知れば、グレという魚が好きになること請け合いです。

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グレとはどんな魚?

「グレ」と聞いて、聞きなれない人も多いと思いますが、磯釣りで大変人気が高い魚です。釣り具でも、「磯竿」と呼ばれる竿はグレ釣りに対応しています。この章では、グレがなぜ磯釣り愛好家に人気があるのか、その理由をご紹介します。

グレはメジナ?

グレはスズキ目メジナ科に属する魚で、関西地方では「グレ」や「ブレ」と呼びます。一般的に関東では「メジナ」、九州では「クロ」と呼ばれます。東アジアの温暖な浅海に生息しており、体長は、40~60㎝に達します。

グレの生態を紹介

グレの産卵期が2~8月であり、活発に捕食する時期としては冬から春先までです。主食である海藻が多い場所がエサ場であり、身を隠せる絶好の場所です。日本には、メジナ(クチブト)、クロメジナ(オナガ)、オキナメジナの三種類しかなく、メジナは低温に対する適応に優れているといわれます。

グレは磯の王様

グレは、瞳の周囲に金色の円があり、その外周はブルーに覆われ、美しい見た目が魅力です。ギリギリの駆け引きと強烈な引きが釣り人達を惹きつけ、ゲーム性の高さから「磯釣りの王様」ともいわれます。一年中釣ることができますが、水温が低下する冬場には大型のグレと出会えるチャンスが増えます。

グレの特徴を解説

グレは関西と四国地方での呼び名ですが、各地域では北陸で「ヒコヤ」、山陰で「クロヤ」、九州で「クロ」など呼び名に違いがあります。またグレにも近縁魚が他に2種あり、様々な違いを持っています。この章では、グレの食性や生態を通して、よりグレの魅力を掘り下げます。

グレの種類

グレ(メジナ)には他に近縁魚が、クロメジナ、オキナメジナの2種あります。クロメジナはエラ蓋の縁が黒くなく、ウロコの付け根に黒斑があります。近海回遊魚ですが、磯に居つくものも多く大型になります。

オキナメジナは上唇が厚く、若魚で胴体に一本の黄色横帯が入るため区別がつきます。房総半島以南太平洋岸と東シナ海に分布します。

グレの名前の由来

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