クロダイ釣りについて
クロダイはチヌとも呼ばれている
クロダイは、地域によって「チヌ」という名で親しまれ、堤防において釣りのターゲットとして狙われる魚です。雑食(エビやカニ、貝類、スイカやトウモロコシなども食べる)で食性が貪欲なので、いろいろな釣り方が生み出され、それぞれに魅力のある釣り方となっています。
クロダイは初心者向きの釣り
クロダイ釣りは、一見ベテラン向きで取っつきにくい釣りに見えますが、実際にはそんなに難しいものではなく、河口や地磯など釣り場を選ぶことなく気軽にできる釣りです。
小さな子どもがちょっと竿を出して、いきなり大物クロダイを釣り上げるとい例もあります。言わば初心者向きで場所に困ることがなく釣りの仕掛けを一度覚えてしまえば簡単にできる釣りです。
クロダイ釣りの仕掛けの種類をご紹介|ルアー
クロダイのルアー釣りは手軽さが魅力
エサを使った釣りと比べると、ルアーでクロダイを狙う仕掛けはとても簡単でソフトルアーなどを使った釣りは、ビギナーでも十分釣果が期待できます。
ただ浅い釣り場で貪欲な食性をもつクロダイが対象になるので、時期や時間帯によっては、全く反応がないこともありますが、最近はクロダイ狙いのルアーがいろいろと発表されていますので、時期や時間帯を考慮すれば、最も手軽にできる魅力的な釣りとなっています。
クロダイのルアー釣りは一年中楽しめる
春先は乗っ込みといい、クロダイが浅場に寄ってきて産卵します。大型のクロダイが狙える、ルアー釣りの絶好のシーズンです。 夏から晩秋には堤防付近の小魚や甲殻類などを捕食するため集まってきたクロダイをルアーで狙うことができます。
クロダイの仲間にはキビレという魚がいます。しかし、キビレは、生態学的には特徴が違っており、産卵の時期はクロダイが3月~5月ならキビレの場合は9月~11月です。また、キビレは適した水温がクロダイよりも低いため、クロダイが越冬のために沖へ帰っても、キビレは晩秋が終わっても釣れ続け、真冬になっても釣れています。つまり、一年中ルアー釣りではクロダイかキビレを釣ることが可能です。
クロダイのルアー釣りは堤防で釣る
クロダイやキビレをルアーで狙う釣りのことをチニングと言います。1年中できる人気の釣りとなっています。この釣りの主なフィールドは堤防が中心になります。釣り場としては、比較的に安全でクロダイやキビレが好む甲殻類や小魚などのエサが豊富である理由から、このリ釣りが盛んに行われています。
クロダイ釣りの仕掛けの種類をご紹介|ウキフカセ
クロダイ釣りで人気の高いウキフカセ釣り
クロダイ釣りのウキを使ったフカセ釣りは、メジナ釣りと並んで人気の高い釣りです。この釣りは、遠くのクロダイを撒き餌で寄せて釣るもので、磯や堤防など多くのポイントで釣りができます。
撒き餌と付けエサを同調させることにより、クロダイのアタリをウキを通して感じ、ウキが消し込まれたタイミングであわせるという、何とも言えないおもしろさと醍醐味があります。
クロダイのウキフカセ釣りは一年中楽しめる
クロダイのウキフカセ釣りは、基本的には1年中できます。春は食欲の旺盛な時期で、産卵のため深場から浅場に寄ってくる、乗っ込み期に入り最も釣りやすい時期です。夏は春の十分な捕食で活性はやや下がります。また、水温の上昇て他の魚の活性が高くなりエサ取りが多く、春と比べると釣りにくい時期になります。
秋は、越冬のため捕食が盛んになり活性が高く釣りやすい時期です。冬は越冬のため深場に移動する釣りにくい時期ですが、冬でも水温があまり下がらないポイントでは、居着きのクロダイを狙うことができます。
クロダイのウキフカセ釣りは主に磯で行う
この釣りは主に磯で釣るのが一般的になっています。特に磯釣りで人気のグレ釣りと比べると、撒き餌で魚を集めるという点では同じですが、クロダイの場合、広い範囲から魚を集めるということでやや難易度があります。
それだけ一尾を釣り上げるために撒き餌の投入の仕方やウキの流し方の工夫など釣り人が思考錯誤して釣りを行う醍醐味があります。
クロダイのウキフカセ釣りのエサはオキアミが主流
この釣りでは、付け餌にオキアミを使うのが主流になっています。また、撒き餌にはオキアミに加えて集魚効果のあるクロダイの好むコーンやサナギなどを練り合わせたもの(配合餌)を使用します。
その役割は、その粘り合わせによって撒き餌をまとめて投げやすくなり遠投もしやすくなります。何よりもオキアミがバラけることなく狙ったポイントへ投げ入れることができます。
クロダイ釣りの仕掛けの種類をご紹介|落とし込み釣り
クロダイの落とし込み釣りは防波堤に落とし込むことが由来
クロダイは上から自然に落ちてくるものなどに興味を示すという習性があります。自分から浮き上がって捕食することは少なく、エサが目の前まで落ちてくるまで待って、エサか、危険性はないかなど判断していると言われています。
この釣りは、防波堤の際(きわ)で自然に落下するエサに反応してクロダイが捕食するという習性を利用して、意図的にエサを落とし込んだことが由来しています。
クロダイの落とし込み釣りは夏が最盛期
クロダイは、元々警戒心の強い魚と言われていますが、その反面、好奇心も強く上から落ちてくるエサに盛んに反応します。6月~9月の夏の時期には明るい昼間も活発に捕食するようになります。
また、この時期は朝から夜遅くまで釣れることがあり、クロダイが浮いてきて、エサを落として約3m位で食ってくることもあります。
クロダイの落とし込み釣りは堤防がおすすめ
この釣りのおすすめのフィールドは、何と言っても足場のよい長く続いている堤防です。堤防は特に海の状況に変化が無いように見えますが、底は何かが沈み漁礁の役目を果たしていたり、潮が当たってる場所やサラシができている場所、ケーソンの切れ目など潮の流れが変化に富んだりしているので、この釣りの人気の釣り場になっています。
また、この釣り場はイガイの付着している層に潮が当たってそれが落ちたり、そこにいるカニや虫類が流されたりするのでクロダイがそれを捕食するのに都合がよく、落とし込み釣りの絶好のポイントになります。
クロダイの落とし込み釣りのエサはフジツボが手軽
落とし込み釣りの餌は主にイガイやフジツボなどで堤防に付着しており、現地で採取して使うことが可能です。そのため餌代がかからないという魅力があります。中でもフジツボは、イガイが落ちてしまったあとも付着しており手軽に入手でき、干潮時のゴロタ石がある場所では多く採取でき、冷凍して保存がきくので大変重宝です。
また、フジツボは堤防の海水があたる上層部分に付いているので、これを餌にすると浅いタナでもクロダイやキビレが食いついてきます。
クロダイ釣りの仕掛けのおすすめをご紹介!|ルアー釣り
Jackson(ジャクソン) ポッパー R.A.ポップ 70mm 7g ボラ
●主な対応魚種:クロダイ
●タイプ:フローティング
●重量:7g / サイズ:70mm
●カラー:ボラ
●フック:フロントST-46#8、リアST-46#6