カサゴはどんな魚?
カサゴの生態を紹介
根魚、ロックフィッシュなどと言われるように、基本は海の底の方に住んでいます。目と口が大きく、住んでいる環境からか色は周辺の岩場やテトラと同じような色をしています。ヒレはギザギザで、特に胸ビレは団扇のような形をしていて、ルックスは少しグロテスクですが、沖の方にいるものは綺麗な褐色をしています。
カサゴの生活環境とは
沿岸の浅い岩礁や、テトラに囲まれた場所に生息しています。港であれば、堤防の下の穴や窪みなどに潜んでいます。昼間はじっとして動かず、夜になるとエサを取るために動き出します。2〜3センチの時は、岸近くに住んでおり、1つの縄張りに1匹で生息します。成魚になると沖へ出て行きます。
カサゴ釣りの魅力とは
初心者でも楽しめる
カサゴ釣りは、数ある魚の釣り方の中でも、比較的簡単な方だと言えます。生息地の特徴も限られていますし、仕掛けもいたってシンプル。ルアーやエサ釣りができ、撒き餌等をする必要もありません。
ポイントや時間、シーズンを押えれば、特にテクニックもいらず簡単に釣れる魚です。ロックフィッシングもハマる人が多い釣り方です。
食べても美味しい
言わずと知れた高級魚。新鮮なものは刺身で、また背開きをしてカラッと揚げた唐揚げもまた格別です。淡白な白身で、臭みも全くなく、見た目からは想像もつかない上品で繊細な味です。
見た目のインパクトもあり、食卓が盛り上がること必至です。刺身用はなかなかスーパーでも見かけないので、ぜひ釣って食べて欲しい魚です。
カサゴの釣り方を徹底解説①エサ釣り
カサゴ釣りのエサを紹介
使うエサの種類も豊富です。イソメ、活きエビ、カツオのハラミの切り身や、キビナゴ、マツイカなどがよく釣れるエサとして人気です。キビナゴやマツイカは、釣具屋に足を運ばなくともスーパーで購入したもので十分です。
見つけたら買って冷凍しておきましょう。肉食なので、鶏のササミやボイルしたホタテで釣れることもあるようです。
胴突き仕掛け
1本のハリスに、いくつかの針がついた仕掛けです。ポイントによって不思議と釣れるエサが分かれることがあります。この仕掛けなら数種類のエサを付けられますし、海底だけでなく、あらゆる深さを狙うことができます。
引っかかり安いので、扱いには注意が必要ですが、欲張りな人にはおすすめの釣り方です。
ブラクリ仕掛け
エサやソフトルアーを使う時に最もポピュラーな仕掛けです。ブラクリとは、オモリと針が一体化した仕掛けのことを言います。形状は様々で、中には小魚の目に見立てた飾りや、蛍光色のヒラヒラした飾りが付いたものなど様々です。
エサを付け、リフト&フォールと呼ばれるアクション、つまり竿を上下に動かして魚を誘います。
中通し仕掛け
オモリの真ん中に糸を通す穴が空いているものを、中通しオモリと言います。この場合、オモリ、ゴム管、サルカン、そして針もしくはブラクリといった順番で取り付けます。これもブラクリの場合と同じような釣り方をします。
中通しのオモリには種類がありますが、それぞれのポイントの地形によって丸型やたる型を使い分けましょう
カサゴの釣り方を徹底解説②ルアー
ルアー釣りの魅力とは
撒き餌などが必要ない分、エサ釣りも十分気軽ですが、ルアー釣りともなれば、道具のみでふらっと釣りに出かけることができ便利です。メタルジグは、小型のバイブレーションタイプが活躍します。
テトラなど足場が悪いところでの釣りであるため、たすき掛けにできるタイプのバッグや、ウェストポーチにルアーケースを忍ばせ身軽なスタイルで釣りましょう。
ルアーでの釣り方を紹介
縄張り意識が強く、行動範囲が狭い魚なので、基本的には目の前にエサを置くことが重要です。ルアーを着底させた後、根がかりしないようにしゃくりながら、岸近くまで巻き上げます。
ロックフィッシュの基本の釣り方はリフト&フォール、オモリを持ち上げては落とすの繰り返しです。
おすすめルアー|メタルバイブレーション 7g
バイブレーションとは、水圧で小刻みに震えるルアーのことです。4センチのこのメタルジグは、金・銀・黒・銅の4色。シーバスやヒラメ、マゴチも狙えます。根がかりに弱いので、浅い場所よりも深い場所での使用がおすすめです。
遠投いての泳がせたり、ラインを短くしたロッドを穴に突っ込む釣り方もあります。
おすすめのルアー|Rapalaカウントダウン1 / 8オンス釣りルアー
着水後水に沈むので深い層を狙うのに適したミノー。沈下姿勢がよいので、魚へのアピール力も抜群です。カラーや模様も様々。このカウントダウンシリーズは多くの釣り人から、最高峰のルアーと絶賛されています。
ミノーはロックフィッシングに適したルアーと言えます。持っておくと良いアイテムです。
カサゴの釣り方を徹底解説②ワーム
ワーム釣りの魅力とは
多種多様な形状、中にはフレーバー付きのものもあります。エサ釣りのように、生物を準備し持ち歩く必要がなく、メタルジグと同じほど気楽な釣り方。根がかりしにくいのも魅力です。
釣具屋さんで、つい足が止まり見入ってしまうのがワーム売り場の様々な種類のワームたち。色鮮やか、形も独特で選ぶ楽しみがあります。
ワームでの釣り方を紹介
ワームをジグヘッドやオモリを付けた仕掛けに付け、落とし込みます。その後、リフト&フォールで誘います。足元の水深が浅い場合は、遠投し着水したら底を引いてくる、ずる引きという釣り方もあります。ワームの形は魚だけでなく、虫や甲殻類に似せたものもあるので釣り場や天気によって使い分けましょう。
ソフトルアーは根がかりに強く、扱いやすいことからおすすめです。これは特にカサゴ釣りに特化しており、複雑な障害物の多いエリアなどで活躍します。ワームは色や形も種類が豊富なので、いくつか持っておくと役立ちます。
障害物の多い場所では、岩場をすり抜けるのに適したスリムな形のものを選ぶと根がかりを防げます。
おすすめのワーム|Upper Stream ロックフィッシュ テキサスリグセット
4色のワームと、落とし込みに必要な仕掛けが揃ったセット。初心者には特におすすめです。ルアー釣りは手軽が一番。ケースに全てが収納されているのでこれとロッドがあればいつでも釣りに出かけられます。