アカムツ釣りをしよう
アカムツはスーパー等ではなかなか見かけることの無い高級魚ですが、自分でアカムツをたくさん釣って味わうことが出来たら最高でしょう。市場でもあまり見かけることの無い魚だからこそ、自分で釣りあげてゲットしたいところです。そんなアカムツ釣りに挑戦してみましょう。
アカムツはのどぐろとも呼ばれるおいしい魚
アカムツとのどぐろは違う魚種だと思っている人もいるようですが、こちらは全く同じ魚です。正式な名前は『アカムツ』です。口の中を覗いてみると、真っ黒なことから『のどぐろ』と呼ばれているのは有名なので、皆さんご存知でしょう。
アカムツは高級魚として人気が高い
アカムツはめったに釣れない魚です。アカムツが豊漁な時の方が珍しいでしょう。アカムツ釣りに行ったのに、1匹も釣れず『オデコ』で悲しく納竿……な日も珍しくありません。ギャンブルのような釣りかもしれません。そんな釣れない魚だからこそ値が付くのでしょう。キロ1万円超えの庶民には手の出しにくい魚です。
そして、文句なしで美味しいです!特に良型、大体40cm前後のアカムツは脂のノリも良く、刺身で食べても、焼いても、煮て食べても何しても美味しいです。釣り師たちが釣れないのを覚悟でも、狙いに行く訳も分かります。そんなアカムツの料理法はこちらをチェック!
アカムツ釣りの基本情報を確認しよう|時期
アカムツを狙いに行くなら、アカムツのことはいろいろと知っておきましょう。何の釣りでもそうですが、時期がずれているようでは、いくら良いタックルを用意しても釣果が上がりません。せっかく行くなら、1番釣れる時期に釣りにいきましょう。
アカムツは一年中釣れる魚
基本的には、アカムツは一年を通していつの季節でも釣ることは可能です。もちろん、たくさん釣れるシーズンはありますが、釣りに行きたい時にいつでも狙いにいけるので、釣り物としては時期を問わない魚です。
アカムツ釣りは特に春から秋が盛ん
いつでも釣ることは出来るのですが、暖かくなってきた春〜秋は産卵時期でもあり、その時に浅い方に向かってきます。釣りやすくなることもあり、そこがチャンスです。どうせなら、沢山釣れる暖かい季節に狙いにいきましょう。
アカムツは一年中おいしく食べることができる
魚によっては、夏場は美味しさが損なうものもありますが、アカムツは違うんです。どの季節のものでも、平均的に美味しく食べることが出来るんです。夏にもアブラのノリが良い魚は珍しいかもしれません。あのとろけるような食感は、一度食べたらまた食べたくなることでしょう。
アカムツ釣りの基本情報を確認しよう|生息地
釣りをするには、魚がどのような海のどこにいるのかはとても重要です。では、アカムツはどのような場所に生息しているのでしょうか。どこの地域の、どんな深さにいる魚なのかを確かめておきましょう。
アカムツは関東より南に生息している
北海道地域でも見られる魚ですが、主には関東より下の比較的暖かい方の海に多く生息しています。島根県ではブランド化されたアカムツもあり、漁獲量が高いと言われています。関東では、波崎沖でのアカムツ釣りが有名です。日本を越えて、オーストラリアやフィリピンでも生息しています。
アカムツは海の深い所に生息している
昼間の空が明るい時間には、深い海の底にいます。夜暗くなってくると、お腹の空いたアカムツが、餌を求めて浅場へ移動を開始するのです。場所にもよりますが、水深200m辺りに生息をしています。まれに、水深400mを越えるところに生息するアカムツもいるようです。また、海底より数m上を泳いでいます。
若いアカムツは浅い所に生息している
まだ子どもの小さめなアカムツは浅い場所、大体水深100m辺りの海にいることが多いようです。大きくなると、だんだん海の深い方で生活をするようになります。意外と歯が鋭く、深場で甲殻類等を食べることもあります。
アカムツ釣りのタックルをご紹介
どのような場所で釣りをするかでも大きく変わってきますが、主に使用することの多い竿やリール、ラインをご紹介します。これを基本にして、よりアカムツを釣りやすいタックルを見つけていきましょう。
アカムツ釣りのロッド
アカムツは口が弱いので、竿選びは慎重にしましょう。口が弱い=バレやすいということになるので、かけたアカムツとサヨナラしない為にも、柔らかめな竿を選ぶと良いでしょう。先調子の柔軟性のある竿がおススメです。
ダイワ アナリスター アカムツ 205
様々な重さの錘もこの竿で対応出来ます。感度の良い、しなやかな穂先が特徴。専用竿なので、間違いの無い釣りが出来るでしょう。
アカムツ釣りのリール
銅付きやテンビン仕掛けを使用する場合なら、基本は中型の電動リールを使用します。ダイワがお好みなら500番以上のリールを、シマノ派なら3000番以上のリールが好ましいでしょう。
しかし、タックルが軽い方が快適な釣行が出来ることもあり、場所や釣り方によっては小型や大型の電動リールを用いる人もいます。こちらでは、中型のリールをご紹介します。
ダイワ レオブリッツ 500J
比較的にお求めやすい値段の中型電動リールです。真ん中のJOGレバーは一度慣れれば本当に使い安く、より負担が無くアカムツ釣りを楽しめます。
アカムツ釣りのライン
釣り場や条件にもよりますが、中型電動リールでPE5号前後のラインを使用することが好ましいでしょう。安心を求めるのならば、500mは巻いておきたいところです。深場の釣りなので、予備リールを持っていけば更に安心です。当日行く釣り船の船宿さんに、確認しておきましょう。