脈釣りはウキは使わずに目印を使用してハゼを釣る仕掛けです。メリットは凹凸のある場所で常に底を取りながら釣りができることです。底を取りきれないとハゼは食いついてきません。
おすすめ仕掛け
おすすめはズル引き仕掛けです。浮き釣りもできますがタナ取りが面倒なためズル引きをおすすめです。もちろん天秤仕掛けなどもよいのですがタルオモリが簡単です。道糸に5~7gのタルオモリを結んで先にハリス付きのハゼ針か長袖を結べば仕掛けは完成です。
Contents
ハゼ釣りの準備③エサ
ハゼ釣りのエサ
ハゼ釣りのエサはジャリメがおすすめです。販売していなければアオイソメでも大丈夫です。アオイソメは少し大きいので切ってハゼが食いつきやすいようにしましょう。ただしアオイソメは牙を持っていて噛みついてくるので頭の部分をちぎって捨てます。頭が固いので食いつきが悪いためでもあります。もし庭にミミズがたくさんいるようでしたらミミズをエサにするのもよいでしょう。
エサのつけ方
大事なのはエサが曲がらないようにすることです。不自然な形だと食いつきが落ちます。長すぎるとハゼの口に入りきらないので太めで大きい場合は切って使って下さい。
ハゼの釣り場は?
ハゼの釣り場はココ!
ハゼは汽水に住む魚なので川の河口や運河などで釣れます。また都市のコンクリートで護岸化された運河でもよく釣れます。知られているスポットとしては隅田川近くの晴海辺りの運河。関西の淀川も有名です。江戸前などでは屋形船からハゼを釣ってそのまま天ぷらにしてくれます。
河口のどの辺りで釣りをすればいいの?
ハゼは底にいるので基本的に底を攻めること。底が岩だらけだとすぐに引っかかって釣りになりません。底が砂地の所で釣ることをおすすめします。ハゼは大体すぐに釣れるのであまりにもアタリがなくエサも取られるような場合は移動した方がよいでしょう。
ハゼを釣ろう!①ウキ釣りでの釣り方
やり方は簡単です。仕掛けによって違いはあるものの基本的にはアタリがきたらタイミングよく竿を立ててハゼの口に針をかけてやりゆっくり引き寄せるという手順です。
「棚取り」と呼ばれるウキの下の距離を決める作業が必要となります。ウキの下の距離が短すぎると射程距離に届かないので必ず底をエサが流れるように調整します。川や塩の流れで浮きは動いていくので流されたら上流の方にもう一度投げなおします。「流れたら投げなおす」の繰り返しです。ウキが上手く流れないときは底に引っかかっているかもしれないので時々上げて確認してみて下さい。
ハゼを釣ろう!②脈釣りでの釣り方
脈釣りではエサを底まで沈め、底ギリギリを流すように動かしていきます。上流から流れてきたようにエサを動かすとハゼが食いつきます。ハゼが食いつくと竿に明確な引きが伝わるので合わせを入れて抜き上げるとよいでしょう。
ハゼを釣ろう!③ズル引きでの釣り方
ズル引きは非常に簡単です。投げて仕掛けを底まで沈め、竿を動かして底をズルズルとするだけ。その時にリールは巻かないで竿を動かして仕掛けを動かすようにするのがポイントです。アタリはとても分かりやすく「ゴンゴン」や「ググ」などハゼが引っ張っている感じが伝わります。エサを飲み込んだと思うタイミングで竿を素早く立てて仕掛けを持ち上げてフッキング(竿やリールを使ってルアーを引っ張る動作)。大体丸飲みしているので簡単に針掛かりします。
ハゼをおいしく食べよう!
ハゼの唐揚げ
ー材料ー
- ハゼ(10㎝以下) たくさん
- 小麦粉:片栗粉 2:1
(下処理)
- 塩 たくさん
ー作り方-
- ハゼをたくさん釣っておきましょう。お子さん連れはケガに気をつけて。
- (下処理①)キッチンバサミで頭をちょん切ります。同じくハサミでハラワタを出します。包丁よりはるかに楽。
- (下処理②)ウロコ取り。ハゼの背中に塩をたくさんまぶして、指でこするとみるみるウロコが取れてきます。
- (下処理③)塩でのウロコ取りの後、何度も何度も水洗いをします。最後に真水に20分くらいつけてさらに塩抜きをします。
- (レシピ①)小麦粉:片栗粉、2:1の割合で衣づけをします。
- (レシピ②)180℃で狐色になるまで揚げると骨までおいしく食べれます。
- (トッピングソース)ケチャップ、辛子マヨネーズ、オリーブオイル、ソース、おろしポン酢、ドレッシング
- (トッピングソース)スイートチリソース、味噌、カレー粉、抹茶粉など何種類か用意していろいろな味を。
- 10㎝以上のハゼは?→頭とハラワタを取って天ぷらへ
ーコツ・ポイントー
- 小さな魚はキッチンバサミで処理をする方が賢明です。
- 塩抜きが甘いと失敗しますのでご注意を!!
出典:クックパッド「ハゼの唐揚げ(鯊の下処理付)」
ハゼの南蛮漬け
-材料-
- ハゼ 100匹~あるだけ
- 片栗粉 適宜
- 油 大さじ3~4
- パプリカ(赤) 半分
- パプリカ(黄) 半分
- 玉ねぎ 1個
- エゴマ(シソで代用) 2~4枚
- タカの爪 1本orひとつまみ
- つゆの素 50cc~お酢と同量
- お酢 50cc~つゆの素と同量
-作り方-
- ハゼはまず、頭を落として内臓をとってしまいます。
- 塩でもみ洗いします。水でよく汚れを落とします。
- キレイに洗ったハゼはキッチンペーパーで水気を取って下さい。
- ビニール袋に片栗粉を入れてハゼを入れてよく振ってまんべんなく粉をつけておいて下さい。
- 全体にまんべんなくついたら揚げ焼きします。
- エゴマは千切りにして水に晒し、パプリカ・タマネギはスライスしておきます。
- トウガラシは種を外してハサミで輪切りにしておきます。
- ハゼを多めの油で揚げ焼きしますが、油で揚げても構いません。
- こんがり狐色にするのがよいでしょう。
- ハゼを野菜の上にのせておきます。
- つゆの素とお酢を同量かけてざっくり混ぜます。
- 冷蔵庫で冷やして、味が全体にしみわらるように何回かに混ぜて下さい。エゴマも一緒に混ぜておきます。
- よく冷えて、味が浸透したら出来上がり。盛り付けをします。
-コツ・ポイント-
味が全体にしみこむように、何度か混ぜますがハゼがボロボロにならないように丁寧に混ぜると、仕上がりがキレイです。
出典:クックパッド「ハゼの南蛮漬け(フルーティー)」
ハゼ釣りを楽しもう!
ハゼ釣りについてここまでお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?ハゼ釣りの魅力は子供から大人まで簡単に釣れる楽しさです。まだその魅力を味わっていないという方はぜひこの記事を読んでチャレンジしてみて下さい。ハマること間違いなしですよ!