イワナ釣りをしよう
イワナ釣りは渓流釣りの一種
天然のイワナは、大自然の渓流に生息しています。場所や環境によって見定める釣りになります。天然ものは、希少種になっていますので保護目的のため禁漁になっている場所もあります。
イワナ釣りは初心者でもやりやすい
管理されている釣り場では、管理や整備されている環境で1年を通していつでもイワナを釣ることができます。養殖されているイワナが放流されていているので、エサ慣れもしていますので初心者でも簡単に釣ることが可能です。
イワナ釣りは仕掛けが簡単
イワナ釣りの仕掛けは、とてもシンプルです。ミャク釣り(のべ竿を使ったウキを使わずに軽いオモリを付けた仕掛けで、糸の変化や竿、指先へのあたりを感じて釣る釣法です。)仕掛けがメインになっています。初めて釣りをする人には、市販されている仕掛けセットがおすすめです。
イワナとは
イワナはサケの仲間
イワナのほとんどの種類が淡水で過ごしています。夏でも比較的水温の低い河川の上流などに生息しています。体型は、サケに良く似た体型をしていて、体色は黄褐色から灰色、背部から側面には白い小斑点が散在しているところが特徴です。
イワナは肉食
イワナは肉食性の魚で、小さい魚や水棲昆虫、落水する虫、動物性のプランクトンなどを主に捕食しています。約2年くらいで成長すると、約20㎝ほどの大きさになり数年にわたって繁殖の行動を行っていきます。産卵時期は、10~1月ごろになります。天然の魚の寿命は、約6年と言われています。
イワナは日本に様々な種類がある
イワナは日本には北海道から、九州まで全国でいろいろな種類が繁殖しています。代表とされる亜種を紹介していきます。
ミヤベイワナ
オショロコマの亜種と言われていて北海道の然別湖(しかりべつこ)にしか生息していません。北海道の天然記念物に指定されています。
オショロコマ
中でも寒冷気候に適応している種で、北海道しか繁殖していないので「カラフトイワナ」とも呼ばれていて、日高山系などの渓流に主に繁殖しています。
ニッコウイワナ
日本に元から繁殖している亜種で、繁殖場所は東北地方や関東地方の山岳付近、滋賀県、鳥取県にかけて広く分布しています。夏でも水温が15度以下になる上流域を好んでいて、全長は約30~80㎝で、体側に白斑が点在し側面から腹部には眼と同じくらいのやや大きめの斑紋が散在しているところが特徴です。
ヤマトイワナ
神奈川県の太平洋側や山岳付近の水温が15度以下になる河川に生息しています。体長は、約25㎝くらいで側面に赤や黄の小斑がありますが、他のイワナの亜種のような白い斑点は目立ちません。
ゴギ
中国地方の河川などに繁殖しています。体長は、約20㎝くらいで白斑が頭頂部にも付いています。環境省の絶滅危惧II類に分類されていて、禁漁区が設定されて保護されています。
キリクチ
紀伊半島の十津川水系にだけに繁殖しているヤマトイワナの地域変異型で、この個体群が南限(一番南に生息している)と言われています。環境省では絶滅のおそれのある地域個体群と言われていて、奈良県の天然記念物に指定されていいます。
アメマス(エゾイワナ)
千葉県以北の太平洋側、山形県以北の日本海側に繁殖していて、中でも冷水域を好んでいる魚です。降海型と河川残留型が存在しますが、孵化後すぐに降海しないで約2、3年くらい河川で生息して降海します。