キャンプ料理とは
キャンプ料理とはキャンプなど自然の中で作るアウトドア料理のこと。自然の中での料理は薪火を使って火をおこすところからはじまります。しかし、薪火をおこさず気軽にキャンプしたい、一人キャンプをしたいという方もいるでしょう。そういう方にはバーナーの火を使って調理をする方法もあります。どちらもアウトドア料理ですので、キャンプ料理と言えます。
キャンプ料理の醍醐味
キャンプ料理の醍醐味と言ったらやはり焚火で煮炊きをすることでしょうか。パチパチと薪の燃える音を聞きながらゆっくりとした時間の中でみんなで作って食べる焚火での調理は普段とは違った美味しさがあります。キャンプでの料理は味もさることながら時間に追われながら作る日常の調理とは違う素晴らしいごちそうとなることでしょう。
キャンプ料理の適した食材は
キャンプでは限られた中での料理となるため、キャベツやニンジン、玉ねぎ、などちょっとした処理で焼ける物がおすすめです。缶詰のコーンなどの下処理なく使える食材を使うと調理が時短で行えます。また、焚火での調理は程よくスモークがかかり食材の風味を増してくれますので、肉や魚介類はぜひ使ってほしい食材です。
キャンプ料理に適した用具は
キャンプ料理では直火での調理では耐熱性や耐火性のある物を用意しましょう。おすすめの調理用具としては、鍋やスキレットがセットになった「スノーピーク コンボダッチデュオ」。バーナーでの調理では、熱の伝わりやすいアルミ製のハンドル着脱式の「コールマン アルミクッカーコンボ」のようなスタッキングできる調理器具がおすすめです。
キャンプ料理 初心者レシピ5選
キャンプ料理は勝手が悪くて大変そう。そう思っている方もいるかもしれません。たしかに自然の中での料理は限られた条件の中での料理となりますので、家庭で作るよりは勝手が悪いかもしれません。
しかし、難しく考えることはなく、簡単に美味しくできる料理はたくさんあります。そんな初心者の方にも楽しく美味しくできる「あさりの酒蒸し」、「鮭のチャンチャン焼き」、「ホタテのネギ味噌焼き」、「プロシェット」、「野菜の蒸し焼き」をご紹介します。
おすすめレシピ①「あさりの酒蒸し」
①あさりは洗って薄い塩水で砂抜きをし、ねぎは小口切りに切っておく。②フライパンにあさりを入れ、から煎りをしたらニンニクを加えて香りをだし、酒を加えてアルミホイルでフタをする。③酒が煮立ち、あさりが開いたらしょう油を少量、バターを加えてねぎを散らしたらレモンを添えてできあがり。
おすすめレシピ②「鮭のチャンチャン焼き」
①味噌、酒、ニンニク、砂糖、七味唐辛子を合わせておく。野菜は適当な大きさに切っておく。②鉄板に油を熱し、野菜を鮭の皮を下にしておき、野菜ときのこを鮭のまわりに敷き詰め、①のタレをたっぷりと鮭に塗りってバターをおいたらアルミホイルで全体をかぶせてフタをする。③野菜に火が通ったら鮭の身を崩しながら焼いてできあがり。
おすすめレシピ③「ホタテのネギ味噌焼き」
①味噌、砂糖、酒、ニンニクを合わせておき、万能ねぎは小口切りする。ホタテ貝はナイフを入れて口を開き、貝柱を貝殻からはずしてフタ側の貝もはずす。②貝柱の周りを囲むように①の味噌を塗り、刻んだ万能ねぎをたっぷりと乗せて火の上に置いて焼く。③味噌がフツフツとして貝柱も波戸よく火が通ったら出来上がり。
おすすめレシピ④「プロシェット」
①鶏もも、タコを一口大に切る。エビは殻ワタを取り除く。キノコ、玉ねぎ、パプリカ、ピーマンは串に刺しやすい大きさに切る。②ビニール袋におろしニンニク、白ワイン、レモン、ローリエ、オリーブオイル、塩コショウを合わせて①のキノコ、野菜以外を入れて揉みこんで味をなじませたら一時間ほど漬込む。③②とキノコ、野菜類を彩りよく串に刺し、焼き網に乗せて焼く。
おすすめレシピ⑤「野菜の蒸し焼き」
①じゃがいも、にんじんは泥をよくあらい、玉ねぎは皮をむいてトウモロコシを4等分に切る。②ダッチオーブンに材料の野菜を入れ、フタをして弱火にかける。フタの上に火種を置き約20分焼く。③20分経ったらフタを開け竹串を刺してみてスッと串が通れば焼き上がり。好みで塩、またはバターをつけていただく。
キャンプ料理 簡単レシピ5選
キャンプで食べる料理は、美味しい料理を用意したいものです。でも、手のかかをる料理は時間もかかり大変。そんな方でも大丈夫!簡単に美味しく、でもキャンプだからこそやりたい!と思える料理「チキンレッグのつるし焼き」、「タンの塩釜焼き」、「イカの鉄砲焼き」、「焚き火ソーセージ」、「アクアパッツァ」をご紹介したいと思います。
おすすめレシピ①「チキンレッグのつるし焼き」
①鶏ももレッグにフォークで数か所ブツブツと刺したら全体に塩コショウをして酒に約20分ほど漬ける。②①の水気を軽く切り、好みのハーブ(バジル、オレガノ、タイムなど)をまぶす。③②の足首の部分に針金を巻き付けたら焚火の脇に吊るす。チキンレッグの下に受け皿を置き、ときどき垂れた油をかけながら、乾かすようにじっくりと焼き上げる。
おすすめレシピ②「タンの塩釜焼き」
①粗塩2㎏をボールに入れ、卵白2個分を加え混ぜる。混ぜ合わせた塩をギュッと握って塩が固まるくらいまでよく混ぜ合わせる。②鍋の底に半分より少し少ない量の塩を敷き、牛タンをのせたら牛タンの上から塩をかぶせ、全体が均一(約1㎝くらいの厚さ)になるように塩で牛タンを覆う。③②にフタをし、火にかけ、フタの上にも火種をおいて30分~1時間(様子を見ながら)塩がきつね色に焦げるくらいまで焼く。
おすすめレシピ③「イカの鉄砲焼き」
①生イカ2杯用意する。ねぎは小口切りに切り、イカはワタを抜いて軟骨を取り除いたら胴の中をきれいに洗う。ワタ1杯分は使うので取っておく。②①のねぎに味噌、ショウガ、酒、イカのワタ1杯分を入れたらよく混ぜて置き2等分に分ける。イカの胴に味噌をパンパンに詰めたら胴の端を楊枝でとめる。③アミを熱し、ハケで酢を塗ったらイカを乗せて焼く。イカが膨らみ完全に火が通ったら出来上がり。
おすすめレシピ④「焚き火ソーセージ」
①玉ねぎ、セロリ、ニンニクはすりおろし、パセリはみじん切りにする。(キャンプの前日に用意すると調理が時間が短縮できます。)②ボウルにひき肉、①を入れパン粉、タマゴ、塩コショウ、ナツメグを加えて粘りが出るまでよく混ぜ合わせ、10分ほどおいてなじませる。③②をアルミホイルにソーセージ風に包んで焼きアミの上に置き、時々向きを変えながら焼く。アルミホイルがくすぶってきたら焼き上がり。
おすすめレシピ⑤「アクアパッツァ」
①あさりは塩水で砂抜きをし、白身魚はウロコと内臓を取り除いてよく洗い、エビの殻をむいてワタを取り除く。②鍋にオリーブオイルとニンニクを入れ香りが出るまで熱したら魚を入れ、中火で両面を焼き、あさりとエビを加えたらさっと火を通す。③②に白ワインとローリエ、タイムを加えてひと煮立ちしたらトマトとブラックオリーブを加えて弱火~中火で約15分ほど吹きこぼれないように気を付けながら煮る。仕上がりにパセリのみじん切りを散らして出来上がり。