ペグの基本知識?
キャンプの初心者の方には耳慣れないペグですが、なくてはならないものの割に基本知識?が知られていません。タープやテントの設営では欠かせない、縁の下の力持ちのペグについて順次解説します。
ペグとは?
タープやテントを設置した際に、固定のために打ち込む杭のことです。キャンプする所の土質や地面の強度によって、数種類を使用するのが一般的です。より地面に似合ったペグを使うことが、安全や安心のために必要となります。
ペグが抜けるとどうなる?
風圧によってテントやタープが受ける力は相当なものになります。こういう時にペグが抜けてしまうと、飛んで来る危険があります。テントやタープの倒壊も大変ですが、勢いをつけて重たいペグが飛んでくると凶器のようになります。
ペグの長さは何センチがベスト?
色々な考え方がありますが、基本的にはテンションがかかる箇所ほどしっかり固定します。長ければ長い程抜けにくいですが、大きく重くなってきます。こうなると設営の際の手間が増えるので、必要最低限の長さで済ませたいところです。
一般的に言われているところでは、テントの場合は15-20cmとされています。またタープの場合は風圧に耐えれるように30cm以上とされています。もちろん一般的に言われるペグの長さの他、地面の質や形状によって違いが出てきます。
ペグの種類
種類も長さだけでなく、素材や形状などで様々に分かれています。抜けにくいというのがペグの基礎となります。打ち込むフィールドを除いて考えると、抜けにくさは素材や形状と長さによって変わってきます。各種見ていきましょう。
プラペグ
低価格が特徴のプラスチック製のペグになります。硬い地面での使用は困難で、砂浜を除くと推奨されるところはありません。逆に言えば砂浜にテントの設営を考える際は、最初に考えておきたいペグとなります。
ピンペグ
一般的にクエスチョンマークのような形のアルミ製ペグです。軽くできているので、取り扱いは楽になりますが曲がり易いのが欠点です。少し硬さがある地面では使い勝手が非常に良く、一般的な芝生のキャンプ場で使用します。
スチールペグ
重量があり頑強さが特徴なのがスチールペグになります。鉄製のペグですので、砂地は不適当で硬い地面でも使用できるペグになります。通称でネイルペグと呼ばれるものがありますが、頭にプラスチック製フックが付いたものを呼びます。
鍛造ペグ
他の種類のペグを圧倒する頑強さと重さで、最強クラスという呼称のペグとなります。砂浜を除けばどんな場所でも使用できます。高価格なのと重量があるのが欠点ですが、鍛造ペグを使用していると圧倒的に安心感と安定感が違います。
V字ペグ
V字の形状をしているペグの断面からV字ペグと呼ばれています。素材はスチールやアルミなど色々です。その形状から抵抗が強くなっていて、柔らかい所の使用に適しています。溝の部分に土が付着するので、手入れが必要になるのが欠点です。
ソリッドステークの特徴
従来までの概念を変えたといわれる最強鍛造ペグがソリッドステークです。高熱処理から鍛造と成形の技術も高く、その形状やデザインの扱いやすさが高評価となっています。1997年の誕生から進化した答えがあります。
円形状のヘッド
地面へ強く確実に打ち込めるのは、円柱形のヘッドだからこそです。この円柱形のヘッド形状は、ハンマーで叩く時に滑りにくくなっています。この形がハンマーの打撃力を強く本体に伝えていきます。
引き抜きに便利な丸穴
ソリッドステークを地面から引き抜く際に、便利だと大絶賛されているのが丸穴です。スノーピークのペグハンマーProが掛る設計になっていて、この便利な丸穴に引っかけて抜きやすいと大好評です。
ペグ抜けを防いでくれるフック
特徴の一つがペグ抜けを防いでくれるフックです。地面にヘッドがしっかり食い込んだ際には、フックの部分も地面に刺さる様になっています。これがロープの抜けを防止すると同時に、ステークを回転させません。
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ソリッドステークのラインナップ
ソリッドステークの製造工程の最後に施すのが黒電着塗装となります。いわゆるソリッドステークのカラーは黒単色となっています。サイズラインナップを見てみると、20・30・40・50cmの4サイズになります。