うなぎ釣りをしよう
うなぎ釣りについてどれくらい知っていますか?うなぎという魚がいるんだからそういう釣りもあるだろう程度にしか思っていない方も多いと思います。うなぎは誰もが知っている魚ですが、釣りに関してあまりよく知らない人は意外と多いのです。というわけで、うなぎ釣りを見ていきましょう。
うなぎについて
まずは今回のターゲットであるうなぎの特徴と生態を見ていきましょう。誰もが知っている有名な魚なので、ある程度は知っているかもしれませんが、ターゲットである魚を知るということは釣果に大きく関わってきますので、もう少し深いところまでうなぎを把握しておきましょう。
うなぎの特徴
一番の特徴は、うなぎの体から粘膜が出ているため体がヌルヌルしていることでしょう。そして見た目が細長いので、魚というよりはどちらかといえば蛇に似ています。ここまでであれば誰でも知っていますね。
うなぎは魚なのにも関わらず泳ぎが下手で泳ぐスピードが遅いことや、皮膚呼吸と体の粘膜を利用して、長時間にわたり陸上でも生きていくことができるのも特徴の一つです。また、一見魚にあって当然の鱗が、うなぎにはないように見えますが、皮膚の奥にはちゃんと鱗があります。
うなぎの生態
次に生態を見ていきましょう。夜行性なので、夜になるとエサを探して動き、昼は障害物の隙間などの狭いところに隠れています。うなぎは海で誕生して長い期間を川で過ごし、産卵のために再び海へ戻るので、サケと同じく淡水でも海水でも適応できる体をしています。
うなぎ釣りの魅力
さて、ここからいよいよ釣りについての話に入っていきます。ですがその前に、まずは魅力について見ていくことにしましょう。魅力を理解することによって、楽しみを最大限に引き出すことができ、うなぎ釣りをより一層充実したものにすることができます。
うなぎ釣りの魅力:難易度が低い
釣りをやり始めたばかりの人からすれば、今まで釣ったことのない魚の釣りを行うと、難しさが不安の種になります。自分には難しすぎて、何度やっても一匹も釣ることができないとなってしまっては、うなぎ釣りの楽しさがわからなくなってしまいます。
でもそんな心配はいりません。難しい技術を使うことがないので、初心者でも釣ることができて、釣りの楽しさを十分に感じることができます。やったことがないから、よく知らないからという理由だけで諦めるのはもったいないのです。
うなぎ釣り魅力:仕掛けの準備が容易でコストが低い
うなぎ釣りを避けてしまう原因の一つは、タックルを揃えるのが複雑で面倒なイメージがあることでしょう。竿は?リールは?釣り糸は?仕掛けは?このようなことが頭に出てきて、結局よくわからなくなってしまいます。
でも大丈夫です。投げ釣りの仕掛けの小見出しとおすすめセット用品の小見出しで紹介しますが、釣具店のセット用品で揃えることができ、高価なタックルを使うわけではないので、財布にも優しく、パッケージにうなぎの文字とイラストが描かれており、見るだけでこれがうなぎの仕掛けだと判断できます。
うなぎ釣りのポイント
次はポイントを見ましょう。先ほどのうなぎの生態の小見出しの中で紹介したように、川にいる時もあれば、海にいる時もあります。それに朝、昼、夜のどの時間帯がいいのかというのが明確ではありません。これだと流石に範囲が広すぎますね。もう少し範囲を絞って、初心者でも場所を検討しやすいようにしていきましょう。
うなぎ釣りは川で行う
ポイントを大きく川と海の2つに分けてみましょう。こちらもうなぎの生態の小見出しで紹介しましたが、海にいる時は生まれたばかりの小さい時と産卵期の時しかいないので、川にいる場合が圧倒的に多いです。なので川で釣りを行う方が釣れる可能性が高いでしょう。
うなぎは汽水域がおすすめ
うなぎは川で釣る方が釣れる可能性が高いことがわかりました。しかし川に絞ることができたといっても、細かく分けるとたくさんの場所があり、まだ範囲が広いのでもう少し場所を絞っていきます。
実はうなぎの生息数は汽水域が多いです。生息数が多い場所で釣る方が当然釣れる可能性が高いので、そこを狙いましょう。汽水域とは淡水と海水が混じっている場所のことで、別の言い方だと河口部や下流のことです。
うなぎ釣りのポイント:日中
かなり釣りをすべきポイントが絞れてきました。ここで日中と夜間の時間帯についてのポイントを挙げておくことにします。このポイントを使ってうまく釣果に役立ててください。まずは日中のポイントから見ていきましょう。
こちらもうなぎの生態の小見出しで紹介しましたが、うなぎは夜行性なので、日中は活動的ではありません。日の光が当たらない隠れられる場所にいます。例えば岩などがたくさんある場所や濁っている場所などを狙うことがポイントになります。
うなぎ釣りのポイント:夜間
夜間に行う釣りのポイントは、時合いを狙って釣りをすることです。初めて聞く人のために説明すると、時合いとは魚がエサをたくさん食べる時間帯のことを言い、その時に釣りを行うことによって釣れる可能性を上げることができるのです。
うなぎは夜行性なので日没後数十分でエサを探しに動き回り始めます。そこが時合いになります。ただし、その後長時間エサを探すわけではありません。うなぎが満腹になれば釣れにくくなります。なので時合いは2時間ぐらいを目安にすると良いでしょう。ちなみに夜間の場合は、日中と違い場所にこだわる必要はありません。
うなぎ釣りの時期
うなぎの生態を利用しながら、詳しい場所に絞り、時間別のポイントを見てきました。次は、時期を見ることにしましょう。うなぎは広い範囲の時期を楽しむことができるのですが、一つだけ注意すべきことがあり、そのことも踏まえて見ていきます。
うなぎ釣りの時期は春から秋
時期を詳しく知っておくことは釣果に大きな影響を与えます。もう少し具体的に言うと、うなぎは4月から10月が時期になります。寒い中で魚が餌に食いつくのをじっと待っているのは体力的に辛いですから。そういった意味では暖かい時期がシーズンだということは、釣りを始めやすい理由にもなります。
うなぎが一番おいしいのは秋
これは聞くと意外と思うかもしれませんが、うなぎは秋が一番おいしく食べることができます。テレビなどでは夏バテ防止というテーマで、うなぎの料理は必ずと言っていいほど、夏の季節に紹介されています。
もちろん栄養面でも夏バテに適しているし、夏でもおいしく食べることができます。ではなぜ、秋が一番おいしく食べることができるのでしょうか?それにはちゃんとした理由があるので、次の見出しの中で触れていきます。
うなぎは冬眠する生き物
冬眠するということは、冬眠する前にたくさんの食べ物を食べて脂肪を体の中に蓄えなければならないということです。別の言い方をすると、秋のうなぎが一番脂が乗っているので一番おいしいということになります。ただし、冬眠するということは、自身の活動をやめてしまうので、冬は望んだ釣果は得られないでしょう。
うなぎ釣りの仕掛け
釣りをやったことがない人や初心者などの目線で見れば、仕掛けが複雑に見えてしまうかもしれません。ですが仕掛けは簡単なので心配は無用です。今回のこちらの記事では、釣りのやり方を2種類紹介し、そのやり方で使う仕掛け2種類紹介していきます。
うなぎ釣りの種類:投げ釣り
この方法はウキなどでは届かない遠くの場所に向かって仕掛けを投げて釣りを行う方法です。本格的にタックルを揃えたとすると、遠投距離が100メートルを優に超えて釣りをする人もいます。ちなみに、数十メートル程度の短い距離を投げることをチョイ投げと言ったりします。
投げ釣りの仕掛け
投げ釣りで使う仕掛けを見ていきましょう。この仕掛けは針、オモリ、ハリス(釣り針についている糸)がセットになっているものです。必要なものが最初から揃っているので道糸(リールに巻かれている糸)にそのまま取り付ければ釣りを開始することができ、準備が楽になるのがメリットになります。
こちらの仕掛けは、針とハリスがセットになっているものです。先ほどの仕掛けと比べるとオモリがついていませんが、オモリを自分で選択して付け替えることで、釣りの状況に応じて対応することができるのがメリットです。
うなぎ釣りの種類:ウキ釣り
続いてはウキを使った釣りを見ましょう。水面に浮いているウキの状態を見て行う方法で、魚のあたりがくるとウキが沈んで知らせてくれる仕組みです。ウキは川の流れに乗ってエサを運んでくれたり、沈んでいるエサの深さを一定に保ったりしてくれます。