ハンドメイドルアーって何?
疑問①:ハンドメイドルアーとは
まずはハンドメイドルアーってなんだろう?初めて聞く方もいらっしゃると思います。もしくは、聞いたことあるけど作り方が分からず作るのも大変なんじゃないかと考えている方も多くいらっしゃるかと思います。ハンドメイドルアーとは文字通り手作りのルアーのことを言います。まずは、初心者の方でもちゃんと作れるように分かりやすく写真もあり、工具や材料にもどこに何を使うためかも説明しているので合わせてみてください。
疑問②:ハンドメイドルアーと既成品との差はあるのか
手作りしたルアーと既成品のルアーでは釣りの楽しさが変わります。既成品のルアーは専門店に行けば、手に入れることが簡単にできます。さらにきれいで精密な既成品のルアーは高くてもあります。そんな中時間や手間がかかるハンドメイドルアーを選び作る人たちが少なからずいます。それは、既成品もいいですが自分の好みのルアーを追求して手にとることができるからと言われています。手作りのルアーならオモリを微調整することができ、自分好みの追求されたルアーを作れます。そのため、手作りのルアーで釣れた時の喜びは計り知れないのではないでしょうか。
ハンドメイドルアーを作るために必要な工具と材料
必要な工具・材料①:意外にお家にあるかも?
1.デザインナイフor工作カッター 2.紙やすり 3.ペンチ 4.きり 5.接着剤 6.穴あけパンチ
工具はどこに使うか知っておくと便利
- デザイナーナイフor工作カッターに関しては、工作カッターは必須です。可能であれば2つともあるとより良いです。なせなら、デザイナーナイフは細いラインやデザインを入れたい場合に必要となり、工作カッターは最初に木材を削る時に必要です。
- 紙やすりは#100、#240、#400とあら目のやすりより細い目のやすりがおすすめです。あら目のやすりだと、木を削りすぎてしますので細い目のやすりを使用するようにしてください。やすりは形を整えるためとコーティングや塗装をする時に塗りやすくするために使います。
- ペンチ 針金を曲げる為に必要なペンチですが、先の形によって様々な種類があります。小さなルアーを作る場合や、釣り糸を通すラインアイなどの細かい部分の曲げ作業を考慮すると、先が細いラジオペンチがあると作業がしやすいです。
- きり 穴を開けてヒートンをさしこむ時に使用します。
- 接着剤 エポキシ接着剤 目玉のコーティングやウロコを貼り付ける
- 穴あけパンチ 魚の目玉を作る時に利用
必要な工具・材料②:ハンドメイドルアーの材料は?
1.木材 2.釘 3.100均ホログラムテープ 4.マジックペン 5.ヒートン 6.板オモリ 7.フック 8.サーキットボードの0.8mm厚 9.ウレタンフィニッシャー
- 木材の形(ルアーの本体)主に木材には丸材と角材の2つがあります。
- 釘は目を作る為の土台になる
- ホログラムテープはウロコと目玉に使います
- マジックペンは黒目を書くためです
- ヒートンは前とお腹あたりにつけたいので、穴を開けて接着剤をつけヒートンを差し込みます
- 板オモリは球体状のオモリの代替え品です
- フックはお腹と後ろにつけます
- サーキットボードはルアーのリップを作ります
- ウレタンフィニッシャーは最後の仕上げに使用します
初心者にもおすすめの木材
加工しやすいと言われている木
バルサ材の厚みのあるものを選ぶと加工がしやすいのでおすすめと言われています。しかし、本当に加工や手先に自信がない方にはさらにおすすめがあります!
この方のはご自身で削って加工されている写真ですが、実際にネット通販でもすでにルアーの形になっている物があるのでそちらを使ってみてもいいかもしれません。
ハンドメイドルアーを作るなら材料の知識も大事
ポイント①:木材の形
ご紹介するのは2つです。他にもたくさんありますが、今回はどなたでも加工がしやすと言われている形のものです。初心者の方でしたら、角材を選んでいただくことをおすすめします。理由は下記にも記載の通り、下書きがしやすく安定した状態で工作カッターを使用することができるからです。木材の特徴は以下の通りです。
- 丸材は下書きはしにくいが、丸み帯びているので削る面積が少なくて済む
- 角材は下書きがしやすく加工もしやすいが、削る部分が多くなるので自分で調整するのが必要
ポイント②:木材の種類
バルサ材は加工しやすいですが強度は低くく比重も軽いと言われています。ですが、オモリやコーティングをしっかり施すことでルアーとして使えますのでご安心ください。
バスウッドは木材としても木目が素直で柔軟性があるため加工しやすく、またルアーとしても浮力も求めやすいので初心者の方にもおすすめです。
ユアースはバスウッドと比べると少し固く木目が目立つので磨く必要あり。だが、バスウッドよりも浮力があるためヒートンの効いたルアーが作れます。慣れている方はお好みに合わせヒノキ、カツラ、ヨネマツなどいろんな木で試してみてください。
ハンドメイドルアーの作り方
- 木材を選んで、ルアーの下書きをする
- 形が決まったら工作カッターを使用し、削りだしていく
- ヤスリで形を整えて手触りが良くなればOK
- デザインナイフで目やエラを掘る
- ホログラムは目玉とルアーのウロコに使用するため、穴あけパンチを使用し丸形を作りルアーの形に合わせてホログラムもカットしておきます。ココで一緒に黒目をマジックペンで書いておくのがおすすめです。
- 目玉はリアル感を求めるために釘にホログラムの丸型を貼り接着剤を軽く垂らす
- 乾くのを待っている間に本体にホログラムを貼ります
- 接着剤が乾いたら、ウレタンフィニッシャーを塗ります
- ルアーの先に付けるリップの作成
- ヒートンを付けるためにきりで穴を開けます
- その後は接着剤を付けてヒートンを差し込めばOK
- フックを付けて水に浮かせバランスを見て板オモリで調整
作る時のチェックポイント
ポイント①:ヒートンの付ける位置
ヒートンを付ける位置によっては、前や後ろに傾いてしまうので適当に付けるのは要注意です。安定させるために、少し前よりにヒートンを付けて後ろの方に板オモリを付けてみても良いでしょう。木の素材やルアーの大きさにより異なるのでまずは試してみてください。
ポイント②:目玉にリアル感を出す
目玉を作るポイントはどれだけリアルに見えるかです。ホログラムを貼り付けるだけでもキラキラして魚は反応しますが、さらに本物の魚の目玉感を出すためにはホログラムに接着剤を垂らすことで立体的な目玉を作ることができるのでおすすめです。
ポイント③:板オモリを貼る
板オモリはそのまま貼ることもできますが、はがれやすいこともあるので一度ルアーの形にあわせてから貼ることがおすすめです。その際はトンカチなどで軽くたたきルアー本体の形にあわせるようにわんきょくさせると良いです。
最後は実践あるのみ
まずは浮くか確認
形ができたらまずはお水をはって浮かせてみてください。バランスよく浮けば完成です。しかし、なかなか一発でバランスをとることは難しいので、何度かトライしてみましょう。問題がなくなれば、実際に魚を釣ることができるかを試してみましょう。
便利グッズと情報のご紹介
便利グッズと情報①
もしお家に工具がなければ、ホームセンターに行くと自分の目で確認しながら選べます。あとは今はネット通販でも購入ができるので、楽天やAmazonなどで検索してみてください。
便利グッズと情報②
こちらは塗装用の、セットです。便利なセットになっているため一気に塗装に関しては揃えることが出来ます。色が5種類から選べるので、どんなデザインにするかで選んでみてください。さらにプロの方も使用しているくらい本格的なセットもあるので、仕上がりにこだわりたい方はプロ仕様のエアーブラシタイプもおすすめです。