アウトドアシューズには種類がたくさん
アウトドアシューズと一言にいっても、その種類は数多いですね。初心者だとどれをかえばいいのか迷ってしまいます。キャンプに使える物、厳冬期登山に使える物……それぞれの名称・特徴・おすすめシーンを紹介します。
ローカットシューズはキャンプからタウンユースまで
くるぶしの下までのアウトドアシューズ。足首が固定されないので、スニーカーと同じ感覚で足を動かすことができます。低山ハイクやキャンプ、野外フェスだけではなく、タウンユースにも使いやすいですね。
ミドルカットシューズは足首が安定するので登山向き
くるぶしを覆う高さがあり、足首をある程度カバーしてくれます。雪道や氷の上で足を滑らした時、しっかりと足首を守ってくれるので、低山ハイクや坂道のなだらかな山ならこれで十分。ローカットシューズに比べると重量感があるので、長時間の街歩きには向きません。
ハイカットシューズなら厳冬期登山も可能
足首の上までしっかりと覆って守ってくれるのがハイカットシューズ。雪の上でも安定して歩くことができます。重い荷物を持って歩いていても足首に負担が溜まりにくいので、厳冬期や縦走などの荷物が多い時には必須。
スノーブーツは魅力的なデザインが豊富
雪の中や氷の上を歩くことを想定して作られたブーツ。一般的な長靴のイメージではなく、スポーティなモデル、カジュアルなモデルが豊富にそろいます。雪の少ないエリアならショートブーツ、雪の多いエリアならロングブーツを選びましょう。
今ならまだ間に合う冬のアウトドアシューズ
この冬は中々雪が降らないと言われていますが、冬の寒さはこれからが本番。1月から3月にかけて長く遊べます。通販サイトやアウトドアショップでは、冬物のセールが始まっているので、買い物をするにもちょうどいいでしょう。
冬のアウトドアシューズを選ぶポイントは防寒・防水
ほかの3シーズンは、一足の靴を使いまわせても、冬だけはそうはいきません。雪や寒さに耐えうるものが必要になります。防寒のために内側にボアが貼られていたり、防水効果が優れています。また、雪の上を歩けるようなソールになっているものも。雪の多い山に登るためには、アイゼンがつけられるかもポイントになってきます。
防寒のためには一つ大きめサイズを
ウインターシーズンは、靴下も厚手や重ね履きをすることも多いです。中には靴用カイロを忍ばせる人も。そういう人は、一つ大きめのサイズを選択しましょう。指周りに余裕があり、かつ、足首はしっかりフィットしていることが大切。
ハイカットシューズなら多少の雪でも大丈夫
くるぶしが隠れない程度に雪の積もった中を歩くなら、ハイカットシューズがいいでしょう。靴の中まで雪が侵入するのをふせいでくれるし、ハイカットの靴よりも軽くて足を動かしやすいので疲れにくいです。
頑丈な革VS軽いゴアテックス
現在のアウトドアシューズの主流は、軽くて撥水性と保温性を備えたゴアテックスただし、表生地に傷がつくと中まで傷んでしまいます。革には表が多少傷んでも見た目の傷だけで完結するので、その部分だけメンテナンスするということが可能。川の登山靴を数十年にわたって愛用していると言う人も居ます。
革のアウトドアシューズは手入れすれば長持ちする
本革のシューズは長持ちしますが、それにはこまめなメンテナンスが必要となります。大切に使えば10年、20年と長く使える物。自分でメンテナンスする事で、一層の愛着もわきますよ。
革のアウトドアシューズの手入れの仕方
登山の後には、柔らかいブラシで汚れを取り除き、本革の靴用クリームを塗りこんであげます。防水効果のあるワックス・革用の防水スプレーをふきつけて完成。起毛のあるヌバックレザーならクリームでは無くてヌバックスプレー・スエードスプレーを使いましょう。
アウトドアシューズの手入れに必要なアイテム
アウトドアシューズをメンテナンスするために必要なアイテムをピックアップ。アウトドアシューズを長く愛用するため、是非シューズと一緒にメンテナンスアイテムもそろえましょう。
靴用ブラシ3点セット
クリームで磨く前の汚れ落としに。柔らかい布でもいいですが、ブラシだと細かい隙間まできれいに出来ます。汚れ落としのための馬毛と、クリームを塗るのに使える豚毛のセットになっているので便利です。