アカムツとはどんな魚?釣り方やおすすめ仕掛けとレシピも!

アカムツは白身のトロと呼ばれたり、のどぐろという別名がある魚です。釣りでは思わぬ大物を狙えることもあります。料理はとてもおいしく、白身のトロにふさわしい味の魚です。この記事ではアカムツの釣り方やおすすめの仕掛け、料理のレシピや捌き方を紹介します。

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釣りクアンプを愛するアウトドア系の男です。仕事はパソコンに向かう時間ばかり・・・だから取材を兼ねた週末は「楽しいことを探してワクワク」しています。
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アカムツとはどんな魚?

アカムツとはスズキ目に属する魚で、別名はノドグロ。希少価値が高く東京をはじめとして、高級魚として取引されています。時期を問わず脂がよくのり「白身のトロ」と称されることも。特に、鮮度が命の刺身は絶品と評判で釣り人ならではの舌鼓を楽しむことが出来ます。

アカムツは赤い体が特徴の魚

アカムツは鮮やかの赤紅色の背中が特徴で名前の由来でもあります。お腹の方は白銀色の鱗で鮮やかな好対照が印象的です。水面に浮き上がってくると、海中でもハッキリと見える赤い色。本命のアカムツが釣れたことがすぐにわかり思わずガッツポーズです。

アカムツの別名

アカムツは別名があり最も有名なのはノドクロ。一般的にはノドクロの方が知名度が高いくらいです。外見からは黒い部分は確認できませんが、口の中を覗くと、のどに部分が黒いのがわかります。ノドグロの他には、メキン、ギョウスン、キンギョウオとも呼ばれることがあります。

アカムツの産卵期は夏から

アカムツの産卵時期は9月から11月で、夏の盛りが過ぎてから紅葉が始まる秋にかけてです。この時期に取れたメスのアカムツは「子持ち」として人気が高く、煮付けにすると濃厚な味わいがとても美味です。子持ちを狙ってこの時期に釣りに出かけるベテランもいます。

アカムツの生態

アカムツを釣り上げるにはその生態を知ることが重要です。船釣りなので、ポイントや釣り方は船長に任せることもできますが、ターゲットの情報を知っていた方が格段に釣りが楽しくなります。アカムツの住んでいる場所やどんな物を食べているのか?狙うべき水深を説明します。

アカムツは主に九州の海に生息している

アカムツは九州の海に沢山住んでいます。他には日本海側の北陸地方や山陰地方にも生息。太平洋側は残念ながら魚影が薄く釣果は期待できません。北陸では2003年頃より稚魚の放流も開始され、資源管理が進められています。世界的に魚のの需要が高まりを見せる昨今、資源管理はますます大切になってきます。

アカムツは海の底に住んでいる

アカムツを狙う釣りの深さは100メートルから200メートルの深い海です。船釣りでは「ライト深海」といわれるクラス。もっと深く居場所を狙う場合はディープ深海と呼ばれます。海底付近に群れをつくって生息するアカムツを魚群探知機をつかって探ります。魚影の濃いポイントへ案内するのが船釣りにおける船長の腕の見せ所です。

アカムツは小魚が主食

アカムツは海底に生息し小魚やエビなどを主食にする魚です。海底の岩礁帯など、小魚が身を寄せることが出来るポイントを狙います。釣りエサも主食に合わせるのが基本で、サバを代表とした青物やイカの切り身をエサにすると好反応を示します。慣れるまではエサも乗合い船の船長に確認するのが鉄則です。

アカムツの釣り方

アカムツは陸からでは釣れないので船で釣ることになります。他の方と一緒の船に乗合船です。一日同じ船に乗るので隣の人への挨拶は基本。アカムツは海底に住む魚なので、底まで仕掛けを沈める。そこでエサを煽って魚を誘って食わせます。しっかり底まで仕掛けを沈めるのが重要です。

アカムツ釣りの時期は夏から冬

アカムツの釣りは夏から秋が好シーズンです。シーズン中で最も釣果が期待できるのが7月から9月の夏の盛り。アカムツの群れを見事に捉えることが出来れば、2桁以上の数釣りも可能です。夏の魚は脂が落ちる場合が多いですが、アカムツに関しては心配無用。特徴的な脂はしっかりとのっていて夏の方が旨いという人も多くいます。

アカムツ釣りはバラしやすいので注意!

アカムツは一気にエサを丸呑みするタイプの魚ではありません。口の先に咥えるようにします。そのため釣りでも針の掛かりが甘くなり、水面から取り込む際にバラしてしまうこともあります。アカムツをフッキングしたら、定速で巻き上げ無駄に竿を上下させたりしてはいけません。

アカムツの竿

アカムツは船に乗って沖合で釣る釣法です。ですから基本は船釣り用の竿で、竿先が柔らかくあたりが取りやすい先調子の竿がオススメ。そして、複数のアカムツが一度に掛かったり、思わぬ大物にも対処できるように、胴の部分はしっかりとパワーのある竿を選びます。

アカムツ釣りの竿の選び方

アカムツ釣り用の竿を選ぶポイントは、竿の長さ、使えるおもりの大きさ、竿の調子が重要になります。下記にスペックを記載したので竿を選ぶ参考にしてください。アカムツは人気ターゲットなので専門の竿も開発されています。専門の竿なら外れはありません。

  • 仕様 :船釣り用のの竿
  • 調子 :先調子7対3
  • 長さ :1.8メートル程度
  • おもり:100号を使える竿

アカムツ釣りにおすすめの竿:ダイワアナリスター「アカムツ」

出典:楽天

アナリスターはダイワが誇る船竿シリーズです。ターゲットを細かく絞った専門の竿を数多くリリースしています。その中でアカムツをターゲットにした専門竿がコチラ!しなやかで軽い、アカムツを釣ることだけを考え開発されたロッドは、他の追随を許さない品質の高さを誇ります。

アカムツ釣りにおすすめの竿:アルファータックル 海人アカムツ

出典:楽天

アルファータックルからアカムツ専用に開発されたロッドがコチラです。特徴は6対4の胴調子の竿であること。針の掛かりが浅くなりがちで「口切れ」しやすいアカムツに対応するために、胴の部分まで柔らかく仕上げてあります。ヒットしたアカムツをばらしたくない人はコチラがおすすめ!

アカムツ釣りにおすすめの竿:シマノディープゲーム BB

出典:楽天

シマノの船竿です。シマノと言えば釣り業界でダイワと並ぶ双璧。アフターサービスもばっちりで、絶対の安心感があります。ディープゲーム BBは長さが120~210㎝の先調子の竿。ターゲットはアカムツを始めとしたライト深海から、もっと深いディープ深海までを狙うことが出来る竿です。

アカムツの仕掛け

アカムツ釣りの仕掛けは、海底付近に群れになって生息するアカムツまでエサのついた針をしっかり落とすことが重要です。当たり前に聞こえるかも知れませんが、サバ等のエサ取りも多い夏。アカムツのタナまで沈めて底をキープする!これは意外と大変で釣果を分けるポイントでもあります。

アカムツ釣りの仕掛けは胴付き仕掛けか片テンビン仕掛けがメイン

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