アカムツとはどんな魚?釣り方やおすすめ仕掛けとレシピも!

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アカムツの仕掛けは、胴付き仕掛けと片テンビン仕掛けがよく使われます。ビギナーの片は胴付き仕掛けを選択するのがベスト。オモリが仕掛けの一番下についているので、仕掛けを沈めた「着床」がしっかりと竿に伝わります。底をキープしやすく魚のあたりもよく分かります。

  • ビギナー:胴付き仕掛け
  • ベテラン:片テンビン仕掛け

アカムツ釣りにおすすめな仕掛け:胴付き仕掛け

胴付き仕掛けは、仕掛けの先端におもりがついています。おもりが先に沈んでいくので仕掛けが絡まりにくいという特徴も。オモリが着床したら余分な糸フケをとります。糸ふけがあると潮に流され隣の人とラインが絡まってしまう事もあり要注意。竿先が少し曲がる位にラインを張ったら竿を煽って魚を誘います。

アカムツ釣りにおすすめな仕掛け:片テンビン

片テンビンは上級者向けの仕掛けです。アカムツが釣れるタナを狙って仕掛けを自然に流して誘いをかけます。潮の流れは、時間によって刻々と変化します。潮を読み切り、如何にタナをキープするかが釣果に直結する難しくも楽しい釣りです。

船釣り初心者の方はこの記事で不安解消!船釣りの基本をまとめた記事です。一緒に読んでみてください。

アカムツは料理がおすすめ

アカムツはとても美味しい魚です。脂が良くのり刺身や煮つけ塩焼きなど、どんな料理にも相性がばっちりです。特に刺身は釣り人ならではの醍醐味で、高級魚を贅沢に箸にとり口いっぱいにほおばればまさに至福のひと時。またアカムツは皮が旨い魚です。是非とも皮もご賞味ください!

アカムツは白身のトロと呼ばれている

脂の旨さを称する呼び方に「トロ」があります。通常はマグロの腹身を指す言葉ですが、アカムツは「白身のトロ」と称されて、その旨さが絶賛されています。冬と夏を比較すると冬の方が脂がのっています。ジュワッと溢れるように口の中に広がる旨味は最高で病みつきになる方が続出です。

アカムツは高級魚

アカムツは高級魚。築地での取引価格は200gの大きさで約2000円程度です。200gというのは漁師さんが獲ることが出来る一般的な大きさです。市場価格が2000円なので一般消費者の我々が手に出来る価格は2800円~3000円。希少価値の高い大型ほど高価格になり600gを超えると10000円以上の値が付くことも。

アカムツの捌き方

アカムツのさばき方を説明します。アカムツの捌き方は煮付けや焼き物にする場合は、最初に頭と内蔵を取り除いて調理します。内蔵は雑味の原因になるからです。そして痛みが出るのも内臓からなので、冷蔵保存する場合も内臓の処理はできるだけ早くするのが鉄則。これはどんな魚にも共通します。

アカムツの捌き方①鱗をとる

先ずは、3枚におろす前の準備です。アカムツのような大きな魚をおろすには準備が大切。いきなり包丁を持ってはいけません。鱗取り器で鱗を取ります。鱗は頭から尾ヒレに向かってついているので、逆方向の尾ひれから頭に向かって鱗を剥がします。鱗が付いていると包丁が滑るので包丁を入れるところは念入りに処理してください。

アカムツの捌き方②頭を落とす

ココからは一般的な三枚おろしの要領です。先ずは胸ビレと腹ヒレに沿って斜めに包丁を入れ頭を外します。片側から包丁を入れたら、魚をひっくり返し反対側からも同じように包丁を入れます。上記動画はアカムツではありませんが三枚おろしがわかりやすいので参考にしてください。

アカムツの捌き方③内臓の処理をする

頭が外れたら内蔵を取り出します。内蔵は雑味の原因になったり、食中毒の元にもなるので出来るだけ破裂させないように取り除きます。刺身で食べる場合は特に注意をしたいです。煮つけにする場合は中骨の部分に血合いがあるので水でよく洗って綺麗にします。

アカムツ料理のレシピ

アカムツを美味しく食べることが出来るレシピを3種類紹介します。最近は女性の釣りファンも多くなっていますが、まだまだ男性が活躍するフィールド。普段キッチンから遠い所で生活する男性諸兄でも簡単に調理でき、美味しく食べられるレシピです!

アカムツ料理のレシピ:刺身

先ずは刺身!鮮度の良い魚は刺身が旨いです。スーパーでは手に入らない釣り師ならではの特別な旨味を存分に味わってください。そしてちょっと一工夫!アカムツは皮がうまい魚。ぜひ皮付きで刺身にしてください。皮はそのままだと硬くて食べにくいのでバーナーで少し焦げる程度に炙ります。香ばしさがプラスされ正に絶品です。

  • 3枚に下ろし身を背身と腹身に分ける
  • 身の真ん中にある血合骨を取り除く
  • 皮目だけをバーナーで焦げが出来るまで炙る
  • 火が通りすぎないように氷水で冷やす
  • 水分をよく拭き取り完成

アカムツ料理のレシピ:塩焼き

塩焼きはシンプルだからこそアカムツの味わいが引き立つ一品です。白身で上品な上に、ジンワリと浮き出る極上の脂は口に入れると華やかで甘みがあります。荒く削った岩塩を使うと更に美味しさが引き立ちます。そのままの大きさで調理できる環境があれば贅沢な尾頭付きで。三枚におろして食べやすい大きさにカットしても。

アカムツ料理のレシピ:煮つけ

甘塩っぱく煮付けるとアカムツの旨味はギュッと凝縮します。ホロッと柔らかくなった白身は口の中でとろけるような柔らかさ。お腹の方の身は口の中で噛み締めるとジワリと脂が染みだし思わず唸る至福の味わいです。酒のあてにも、白いご飯のおかずにも絶品です。

アカムツ料理のレシピ:干物

干物作りと聞くと「ちょっと難しそう」と腰が引けてしまうかもしれません。ところが意外と簡単で釣った魚を保存でき、旨味も凝縮するので是非トライしてほしいです。必要な作業は「2枚に開く」「塩をする」「干す」と主要な工程はたったの3つです。

  • 先ずはお腹から包丁を入れ2枚に開きます
  • 丁寧に洗って内臓や血合いを取り除きます
  • 直接塩を振るか10%前後の塩水につける
  • 30分で引き上げ軽く水で洗う
  • 直射日航の当たらない風通しの良い場所で陰干し
  • 夏場は3時間~5時間、冬場は5時間から1日

次の休みはアカムツ釣りへ

アカムツの釣り方から調理のレシピまで紹介しました。アカムツは釣る楽しみだけではなく、食べても凄く美味しい高級魚。次の休みには何を釣りに行こうかな?と迷っているのなら是非アカムツ釣りを体験してみませんか。釣趣が抜群ならお土産に喜ばれることも間違いなしです。

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