乱獲などの影響で、韓国国内での漁獲量が激減しているため、現在は日本やアメリカから輸入されています。
ヌタウナギの料理方法と注意点
生臭さなどの癖があまりない生物ですが、様々な調理方法で食べることができます。ただし、このぬめりがなかなか厄介なので、きちんと正しく対処してから食べるようにしましょう。
生食でも食べれる
見た目のグロテスクさからとても生では食べられないのではないか、と思われがちですが、身は新鮮なピンク色をしていて刺身でも食べることができます。鳥のモツの刺身、あるいは牛のミノ刺しのようでホルモンのような食感です。日本酒などのお酒のつまみにすると最高でしょう。
揚げても焼いても炒めてもOK
もちろん、唐揚げにしても調味料と炒めて食べても美味しくいただけます。熱を通すと、身がキュッと締まりさらに食べやすくタコのような食感になります。下味をつけてしまうと、せっかくの旨味が消されてしまうので、素材を活かしたまま粉だけつけて揚げたり、そこまで味付けもしなくても良いです。
ぬめりは洗ってはいけない
排水溝に流すと強力な粘着力で詰まってしまいます。調理する場合は、屋外で捌くか、キッチンペーパーなどの上で調理して粘液をゴミ箱に捨てるなどの工夫をしましょう。
このぬめりを取り除くには、熱湯の中に入れながら首の下に包丁で切れ目を入れて、皮を身から引き剥がします。皮の裏に白い粘液の袋がいくつも潜んでいるので次々と抜き、それが取れたらすっきりします。プチプチと粘液袋が出てくる様子はなんともグロテスクです。
ヌタウナギ料理を紹介
食材が手に入ったら、いざ調理をしてみましょう。何にしても美味しいですが、特におすすめの調理法についてご紹介します。
ヌタウナギのから揚げ
身を食べやすく唐揚げサイズにぶつ切りにして、ニンニクと生姜、日本酒、醤油、片栗粉と小麦粉を加えて少し揉みます。約160度の油で5分ほど揚げれば完成です。揚げると白身や鶏肉のように淡白で、弾力がある食感になり、うまさが際立ちなんとも美味です。
ヌタウナギの炒め物
こちらも、食べやすいサイズに身をぶつ切りにして、お好みの野菜(ピーマン、人参など)を切ってサラダ油を熱したフライパンの中に、ニンニクと食材を入れて炒めます。簡単に焼肉のタレなどをあえて完成です。
ヌタウナギのコチュジャン和え
ぶつ切りにした身とお好みの野菜(玉ねぎなど)を刻んだニンニクを熱したフライパンに入れ、コチュジャンに砂糖、ウェイパー、豆板醤を入れて炒めると完成です。韓国風炒め物でホルモンの炒め物のようなプリッコリッとした食感です。
ヌタウナギの網焼き
頭と尾を取り去り、内臓を抜いた状態でぶつ切りにします。皮がカリッとするまで焼き上げて、大根おろしやポン酢で食べるとサッパリと食べることができます。皮が香ばしく、美味しく食べることができます。
ヌタウナギの入手方法を紹介
日本でも簡単な仕掛けで釣ることができますが、通販でも捌いた状態のものが売られています。見た目に反して食べると非常に美味しいので、ぜひ試してみてください。
入手方法①釣り
狙い目は暖かくなってくる5〜7月の初夏。夜行性なので、夜釣りが適しています。アナゴ釣りと同じ簡単な仕掛けで釣れるようです。食いついても、暴れないため、アタリがよくわからないとも言われます。ズシッと竿にかかる重みが増したタイミングで引き上げて、ゲットしましょう。
お手持ちのオモリを状況に応じて使い分けいただく遊動式仕掛です。港内の足元のちょい投げから押しの強い流れの大型河川、コンパクトロッドから投竿まで、シチュエーションに応じて道具を選ばずにご使用いただけます。エサの内側から鈎の夜光塗が発光することで妖しく誘います。
従来のつりがねタイプよりも細めのベルシンカーは、小突きやすく魚が食いつく際のアタリもクリア。夜釣りでも強いカラーラインナップで、特にケミブライトは集魚力が抜群です。また、つりがねの内部に ケミブライト発光を用いて魚を更に魅了します。
入手方法②ネット通販
なかなか釣りをするのは・・・という方は、手軽にネット通販で手に入れることができます。試しに購入して様々な食べ方をしてみたらいかがでしょうか。お口に合ったら次回は釣りに出かけてみるのも良いと思います。
- 値段:1,728円/kg(内税)
- 注文ロット:約3kg/cs/1ロット
- 産地:愛媛・八幡浜
- 下処理したヌタウナギに、塩コショウやタレで味付けして焼くことや、胃袋は捨てず中を割いて、綺麗に洗って焼けば、ホルモンのようなお酒に合う味わいになります。揚げ料理にも適しています。
ヌタウナギのぬめりを恐れずに食べてみよう!
漁師には嫌われ者のヌタウナギですが、ぬるぬるさえきちんと処理すれば普通の魚や鳥のような感覚で美味しく食べることができます。見た目のグロテスクさに怖じけずに、釣りを楽しみ、いざ食べてみましょう!