「コンデジ」と「デジイチ」の意味を再確認しましょう
似ているようで実は全く異なる性能を持つ「コンデジ」と「デジイチ」。どっちも同じデジカメだからとひとくくりに考えてはいけません。2種類のカメラの間にはこんな違いがあります。
コンデジはコンパクトデジタルカメラの略
「コンパクトデジタルカメラ」、略して「コンデジ」。軽量かつ収納性が高いデザインで、オールマイティに使うことが出来るのがコンデジの魅力です。価格帯も比較的低めに設定されているため、携行性の高さ、コストパフォーマンスの優秀さから、普段使いのカメラにはぴったりのアイテムです。
コンデジの特徴とは?
なんといっても一番の魅力は、「コンパクト」なことです。スマホのカメラを普段使用しているという方も多いと思いますが、最近は、スマホに迫るほどに小型、軽量、極薄のコンデジが豊富にラインナップされています。
カメラレンズが一体型であることも特徴で、レンズを別に用意する必要も無く持ち運びも楽ちん。直感的な操作で扱うことのできるものが多く操作性も優れているので、初心者でもクオリティの高い撮影が楽しめるのがいいところです。
デジイチはデジタル一眼カメラの略
デジタル一眼カメラはレンズがひとつだけのカメラ。コンデジとは違いレンズの付け替えによってさまざまな状況に対応することのできるカメラで、通称「デジイチ」と呼ばれます。これをさらに内部構造の違いによって、「一眼レフカメラ」と「ミラーレスカメラ」の2種類に分けることができます。
一眼レフ
レンズから入射した光を内部の反射鏡(レフレックスミラー)で反射して、ファインダーに写しだすカメラのことです。「レフ」は、レフレックスミラーの「レフ」からきています。
ミラーレス
一眼レフの「レフ」、つまり反射鏡が付いていないタイプのカメラです。2010年ころから流行り出したモデルで、本体内部に反射鏡を内蔵しておらず、レンズからの光を直接撮像素子が受け取る構造となっているので、小型かつ軽量にデザインされているのが特徴です。
3種類のカメラはこんな人にそれぞれおすすめしたい
というわけで、デジタルカメラは大きく3種類のタイプに分けることができます。そして、それぞれのタイプは異なる魅力を持っているので、人によっておすすめするカメラも異なってきます。
コンパクトデジタルカメラ
コンパクトに持ち歩くことのできるコンデジはやはりその手軽さが魅力でしょう。「写真に特にこだわりはないけれど、せっかくとるなら簡単に、綺麗に取れるほうがいい」人や「趣味として写真を撮りたいわけではないけれど、ある程度コスパが良く充分な性能があるカメラがほしい」という人におすすめします。
もちろん、最近のコンデジは進化しており、一眼に迫るほどの性能をもつものも多数発売されているので、単純に撮影を楽しみたい人にもおすすめです。
一眼レフカメラかミラーレスカメラか
一眼のカメラは基本的にレンズを交換することによってその時々のシーンに対応します。そのため、ある程度写真を撮影するにあたって必要な知識を備えている方や十分な経験のある方でなくてはその進化を発揮することができません。一眼カメラをおすすめするのは、それなりのこだわりをカメラに求めている人です。
一眼レフカメラとミラーレスカメラの違いは、反射鏡を内蔵しているか否かでした。この反射鏡の有無は「ファインダーの違い」として現れます。一眼レフならレンズで写した景色を生で見ることのできる「光学ファインダー」。ミラーレスなら液晶画像上で見る「電子ファインダー」です。一昔前ならいざ知らず、現在では光学でも電子でもほとんど違いはないので、どちらを選ぶかは好みの問題となります。
なぜ今、「コンデジ」が注目されるのか?
「コンデジ」の機能がすごい!高機能モデルの性能は一眼レフと同等以上
コンパクトデジタルカメラというと、どうしてもお手軽な印象で、スペックもそこまで高くないと思われがちです。けれど、最近のコンデジは、一眼レフに迫るほどの高画質を実現したモデルや、高性能のAF機能、マクロ機能などを搭載していることにより、一眼レフと同等以上の性能を持っているコンテンツとなっています。
小型・標準モデルは簡単操作なのに美しい写真が撮れてしまう
低価格帯で小型・軽量なモデルは、簡単操作でいかにもお手軽なイメージですよね。しかし、撮影シーンを自動で認識する機能やAF機能などのサポート機能が充実しているため、初心者でもプロ顔負けの美麗な写真を簡単に撮影できるようになっています。