炊飯鍋おすすめ15選!炊飯鍋の選び方から炊き方までご紹介!

ご飯を炊く時間は意外と長く、電気炊飯器を使うと蒸らす時間を除いても数十分かかったり、早炊きにすると美味しさが損なわれたりします。「ご飯を早く、そして美味しく炊く方法はないかなぁ」と思った方、鍋で炊くのがオススメです。この記事では鍋で行う炊飯と炊飯鍋について、炊き方から選び方までご紹介します。

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アウトドアが好き。少しだけ自然という非日常に触れて、現実へと帰る感じが好き。そう感じるのは、幼い頃にキャンプへ連れて行ってもらえたからだと思う。星空を流れる風の音に心を奪われた夜の思い出は、幾つになっても、色あせずに血肉となって、受け継がれていくのだと思う。

炊飯鍋でご飯を炊くメリット

一般的な電子炊飯ジャーと比べると、短時間で美味しく炊き上げることができると言われる炊飯鍋。その魅力は、使えば使うほど際立って感じられるようになるお米が持つ本来の美味しさと、使い慣れることで引き出される鍋ならではの便利さにあります。

炊飯鍋を使うと短い時間で作ることができる

なんと言っても短い時間で炊き上がること。そして、美味しいことです。4人家族での一回の食事量に相当する3合のご飯を炊くのであれば、およそ20分くらい。蒸らす時間を10分と考えても、30分間あれば美味しく炊き上げることができます。

食べたい分量を美味しく作ることができる

炊飯鍋を使ってご飯を炊くメリットの一つは、その時の気分や調理内容によって、自分が食べたい分量に合わせ、ちょうど良い分量を作ることができることです。大は小を兼ねると言いますが、少量でも美味しく炊き上げることができるのが、炊飯鍋です。

ふっくら美味しく炊き上げることができる

お米を美味しく炊き上げるコツとして、お米と水分量の関係がありますが、それと同じくらい大事な要素として、全体に十分な熱が伝わる作りであることと、短時間で沸騰することの二つをあげることができます。炊飯鍋を使うことで、ふっくらと美味しく炊き上げることができるのです。

炊飯鍋で炊いたご飯は冷めても美味しい

水の量、熱の伝わり方、炊き上がるまでの時間。様々な条件が絶妙に重なり合って、冷めても美味しく、お米のツヤや、甘みが際立つご飯を炊くことができるのも特徴の一つと言えます。白い湯気の向こう側に見えるご馳走ご飯を楽しむことができます。

温め直しもお手軽に

炊飯鍋で作るご飯は、自分でご飯を調理しているという実感が強く、美味しく炊き上がったときの喜びもひとしおです。何より、鍋であることから温め直しがお手軽にできて、保温されて水分を失ってしまったご飯とは比べようもなく、美味しく食べることができます。

炊飯鍋はお手入れが簡単

意外と知られていないのが、美味しく食べた後のお片付けについてです。それぞれの部品ごとに洗い分けなければならない一般的な電子炊飯ジャーと比べると、炊飯鍋は、食べ終えてからのお手入れが簡単です。さっと用意して、すっとお片付けできる手軽さは、使い慣れるほどに実感が伴います。

炊飯鍋の選び方

炊飯鍋には、いくつか種類があります。素材やメーカー、求めている炊飯鍋の大きさによる違いはもちろんのこと、使用する熱源としてガス専用か、IH兼用を選ぶのかによっても異なります。自分にぴったりの使いやすい炊飯鍋を見つけられるように、それぞれの違いについて紹介します。

素材による違い

ご飯を炊く鍋として昔から有名だった土鍋や、アルミニウム合金を鋳造して造られる文化鍋に加え、鉄やステンレス、アルミ二ウムなどの金属の表面をガラス成分で焼きつけて作られたホーロー鍋の他、最近ではセラミックを主な材質として使用するセラミック鍋があります。

土鍋の特徴

土鍋は、名前の通り土を焼いて造られた「熱しにくく冷めにくい」という土の性質が活かされた調理器具です。重さがあり、匂い移りしやすく、落とすと割れてしまうという印象から嫌煙されがちでしたが、ゆっくりと素材に熱を通しながら、余分な水分を飛ばすことができるため、ふっくら仕上がるという特徴があります。

文化鍋の特徴

文化鍋は文化釜とも呼ばれ、土鍋と同様に昔から親しまれてきました。軽くて、割れ難く、調理がしやすいという特徴があります。一般的に蓋が鍋の内側に深く入り込む形状をしており、炊飯ジャーが普及するまでの間、ご飯を炊くための専用鍋として、どの家庭でも親しまれてきました。

ホーロー鍋の特徴

ホーロー鍋(琺瑯鍋)には、2種類の製造方法があります。一つは「鋳物ホーロー鍋」と呼ばれるもので、溶かした金属を鋳型(いがた)と呼ばれる型に流し込んで作った鍋にガラス質のコーティングをした鍋を言います。一般に、厚みがあり、保温性に優れるという特徴があります。

これに対して、「鋼版ホーロー鍋」は、板状の金属板から削り出すように鋼板の切断を行い、丸い鍋へと作り出されます。板から鍋の形へと成形するため、一般に金属部が薄く、表面をガラス質のコーティングで覆っていることで、熱の伝わり方が早いという特徴があります。

どちらのホーロー鍋も匂い移りに強いという長所がありますが、使われている製造法が異なることから、ホーロー鍋と一口に言っても、鍋の重さから保温性まで、全く異なる鍋に仕上がっています。そのため、作ろうとする料理に合わせた使い方が求められる鍋でもあります。

セラミック鍋の特徴

セラミック鍋は、セラミックと言われる陶磁器質の素材を加熱処理して、鍋の表面を焼き固めた製品を言います。特徴として、熱伝導性に優れると言われており、比較的、弱火で美味しく調理することができる省エネ性の高い鍋と言われています。

メーカーによる炊飯鍋の違い

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