アカメフグって?生態・釣り方・食べ方のご紹介

2、産卵

春のお彼岸頃の満月と新月の直後に産卵が行われます。沿岸部の砂浜やゴロタ場、背ビレが見えるほどの浅場へ大きな群れとなって押し寄せ、1対1の雌と雄のペアが巣穴を掘って産卵放精をします。クサフグなどと同じ場所で産卵が行われることもあります。この産卵を待ち構えて、カットウ釣りで狙う釣り人がいますが、産卵後は比較的味が落ちる傾向にあります。

アカメフグ(ヒガンフグ)の毒性

トラフグやショウサイフグなどと同様に、猛毒の内臓・その他の部位にも毒を有しています。この毒はテトロドキシンと言い、とても強い毒性です。筋肉(身)のみが無毒で、肝臓と卵巣には猛毒、皮と腸には強毒、精巣(白子)には弱毒があります。ただし、岩手県釜石湾・越喜来湾・宮城県雄勝湾で漁獲されたものは身の毒が強いことがあり、食用が禁止されています。ちなみにフグのもつ毒は、捕食する鞭毛類(べんもうるい)のイソギンチャクに蓄積されているテトロドキシンの毒によるものとされています。テトロドキシンは、加熱しても分解されないので要注意です。

アカメフグ(ヒガンフグ)の釣り情報

一般的に、東京湾のように潮の流れが緩やかな内湾が釣り場になり、岩礁の交じる海域で釣ることができます。

1、乗合船

アカメフグ(ヒガンフグ)は陸から狙うことは少なく、乗合船で出船する沖釣りが主流です。ここ近年は味がよいことから人気が出てきたため、東京湾では専用の乗合船を出している船宿も増えてきています。

2、時期・シーズン

アカメフグ(ヒガンフグ)の旬は冬から春にかけてで、釣りのシーズンもその時期となります。関東では10月の後半から春先の3月頃までがシーズンとして出船しています。

アカメフグ釣りシーズン( ◼︎ : ベストシーズン )
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

アカメフグ(ヒガンフグ)の釣りの仕掛け

1、カットウ釣り

アカメフグ釣りでは、「カットウ釣り」という仕掛けを使います。カットウ釣りとは、魚の体に針を引っ掛ける釣り方で、“カットウ針”という魚を引っ掛けることができる大きな針が特徴です。上手くエサに魚を引き寄せること、寄ってきた魚を上手く針に引っ掛けることがポイントとなる釣り方です。船宿によってカットウ仕掛けが禁止されていて、食わせ仕掛けのみというところもあるので、事前に確認しておくとよいです。

2、エサ

エサは一般的に、冷凍甘エビ・赤エビなどを使用します。2尾をむき身にし、カットウ仕掛けのエサ針に抱き合わせに装餌します。食わせ針を使う場合は、むき身を半分にしたものを通し刺しにするとよいです。

3、タックル(釣り具)

竿は船用の長さ1.6~1.8mほどの8:2~7:3調子の専用竿や硬めのカワハギ竿などを使用します。体重1kg超の大物が釣れることも多々あるので、繊細なアタリを取りつつ、胴のしっかりした竿がバレにくくおすすめです。リールは小型の両軸リールをセットし、PEライン1号を100m巻いておくと大物がヒットした時でも安心です。東京湾の場合、潮が濁りやすいためオモリの色は夜光系が人気です。

アカメフグ(ヒガンフグ)の釣り方

釣り方は、仕掛けを一度着底させ5秒ほど待ちます。そして、竿先を目線の高さにキープしたままライン(釣り糸)を軽く張ります。エサをアカメフグに見つけてもらえるよう、数秒ごとに軽く竿を上下に動かし、仕掛けをアピールさせることがポイントです。竿先になんらかの動き(アタリ)を感じたら、即アワセ(魚に針を掛ける)が基本です。ただし、強く引っ掛けるようにアワせると乗りにくくなるので、ゆっくり静かに竿を持ち上げるようにアワセることがコツとなります。フグのアタリは小さいので、小さなアタリにいかに気づくことができるかが重要です。

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