アカメフグって?生態・釣り方・食べ方のご紹介

三枚におろしたフグをキッチンペーパーやさらしに巻き、冷蔵庫で5〜7日ほど寝かせ、適度に水分が抜けたら薄く切ります。薄造りにすることで、アカメフグの本来の味を楽しめます。お好みですだち醤油で食べるとよいです。たたきは、 薄造りと同様に冷蔵庫で寝かせ、皮の方だった部分を炙って切りつけます。軽く炙ることで甘みが増し、香ばしさも相まって絶品です。ポン酢かわさびしょうゆで食べるとよいです。

アカメフグ(ヒガンフグ)の雑学

日本では、はるか昔からフグを食し、多くの人が食中毒で命を落としてきた歴史があります。そのため江戸時代には武士はフグを食すことを禁じられていました。しかし、庶民はフグの味を堪能していたようで、庶民が飯屋で飲食をしている諷刺画の中の店内のお品書きに“ナゴヤふくなべ”と描かれたものがあります。この“ナゴヤふく”は、ヒガンフグかショウサイフグと考えられます。フグの毒の恐さについて知れ渡っている近年でも、年間40〜50人ほどの人が毒にあたり食中毒をおこし、2・3名が亡くなっています。自分で釣ったフグに当たっている人がほとんどで、自己責任といえど亡くなってしまっては元も子もありません。

まとめ

楽しく釣って美味しく食べるには、細心の注意を。

アカメフグ(ヒガンフグ)はとても味がよく、乗合船も多く出ているため、釣ること自体はそこまでハードルの高いことではありません。しかし毒性が強いため、食すことの危険はとても高い魚です。せっかく自分で釣ったフグを美味しく安全に食すには、きちんとフグの種類を見極めることができるフグの調理師免許を持った方に捌いてもらいましょう。