ヒラスズキとはどんな魚?ロッドやルアーの選び方や料理についてご紹介

ヒラスズキは日本に生息するスズキの一種です。ヒラスズキはあまり知られてはいませんが魅力は様々あります。この記事ではそんなヒラスズキの魅力や釣り方、食べ方も紹介します。ヒラスズキのおすすめアイテムやレシピも紹介するのでぜひ最後までご覧ください!

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自然科学を愛する主婦です。自然に囲まれた田舎に暮らしており、家族でウッドデッキを自作してBBQや燻製に挑戦しています。庭では家庭菜園をはじめ庭木の剪定など大忙しです。庭に野鳥を呼ぼう計画もスタートさせました!夫と1歳の娘、2羽の文鳥(白文鳥、ごま塩文鳥)と毎日楽しく暮らしています。

ヒラスズキとは?

日本にはマルスズキ、タイリクスズキ、ヒラスズキと3種類のスズキが生育しています。大きさは小さいものでは20cmからですが大きいものでは最大で1mを超えます。よく耳にするスズキとはマルスズキのことを指します。マルスズキと今回ご紹介するヒラスズキは見た目がとても似ていて昔は区別されていなかったほどです。

ヒラスズキは日本に生息するスズキの一種

タイリクスズキは外来種なこともあって他のスズキと違いがわかりやすく、身体に黒い斑点を持ちます。ヒラスズキはマルスズキに比べて体高があり目が大きく、平べったい体をしていることと、尾鰭が太く逞しいことが特徴です。マルスズキは全体的な色が茶色がかっていますが、一方ヒラスズキは黒と銀の非常にきれいな色をしています。

ヒラスズキは房総半島より南の地域に生息している

マルスズキは主に海水と淡水が入り混じる塩分濃度の低い汽水域などを好みますが、ヒラスズキは塩分濃度の濃い磯場などに生育しています。マルスズキは湾内や河口といった潮の流れが穏やかな地形を、ヒラスズキは潮の流れが激しく暖かい海域を好むことが知られており、房総半島より南の地域に生息しています。

ヒラスズキは謎が多い魚

ヒラスズキだけが太く逞しい尾鰭を持つという特徴もこの潮の流れが強い海域を好むことと関係していると言えます。ヒラスズキは荒波の中で餌となる小魚を逞しく追いかけ回し捕食しているからです。獲物を求めて広く移動することも知られていますが、産卵生態もいまだ謎に包まれています。

ヒラスズキ釣りをしよう

ヒラスズキはその逞しい体を使って獲物を追いかけ、カニの幼生から岩礁に潜んでいる根魚、回遊性の小魚まで捕食する肉食の魚であるため「荒磯の王者」や「サラシの化け物」なんていう呼び名まであるほどです。

そんな自然の荒波の中で逞しく生きる「荒磯の王者」・「サラシの化け物」とのファイトは激しいものであり、駆け引きと格闘の末に見せる生命力に満ちた姿は多くの釣り人たちを魅了してやまないのです。

ヒラスズキは岩礁で釣るのがメイン

ヒラスズキは先程述べたように餌である小魚を追い求め、サラシ(荒れた海によって生じた波が岸にぶつかり、その波が沖へ戻る際に生まれる白波のこと。波が岸にぶつかることで高い酸素濃度となり小魚が集まってくると考えられている。)を好んで泳ぐ習性があるため、磯や沖磯が主な釣り場になります。

ヒラスズキはルアーフィッシングで人気を集めている

ここまででお話ししたように逞しいタフな体を持ち、激しい流れのサラシの中を果敢に泳ぎ回って獲物を貪欲に追い求めるヒラスズキですからゲーム性の高いルアーフィッシングで人気を集めています。

海が荒れれば荒れるほど食いつきが良くなるワイルドさ、ルアーを正確に狙ったサラシの中へ通すゲーム性、そしてタフなヒラスズキとのバトル、そんな攻防の末に手にした時の感動は計り知れません。

ヒラスズキは海が荒れると釣れる!

海に強風が吹いて海が荒れてくると、度重なる波が岩場へと押し寄せ、次から次へと生まるサラシの下を泳ぎ回り活発にエサを追い始める性質を持つため、通常の釣りでは諦めてしまうような荒れた海こそがヒラスズキとの格闘の場なのです。

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