切り方は基本的には自由です。切り方も厚さもお好みに合わせましょう。ただし、ポイントはどんな料理に使うかを考えて、その目的にあった切り方をすることです。刺身なら、脂ののった腹身をさくになるように切ります。加熱する場合は、加熱しても身が崩れにくい背中の身の方が良いでしょう。
食べきれないなら冷凍保存する
一度に食べきれず、残ってしまった場合は冷凍保存をしましょう。残ったものを料理方法に合わせてカットし、ラップで空気に触れないようしっかりと包みます。そして、袋に入れて冷凍庫で保存します。こうすることで冷凍やけを防ぎます。
冷凍保存だと2週間保存できる
冷凍保存すると風味や味が落ちないか心配ですよね。2週間程度なら、風味や味が落ちることなく保存できます。2週間を越えてしまうと、冷凍やけしたり、風味や味が落ちてしまいます。冷凍保存しても、なるべく早く食べきりましょう。もし2週間を越えてしまったら、加熱調理にすると良いでしょう。
解凍方法は自然解凍
部屋の中に置いておく自然解凍でも美味しく食べられます。他には冷蔵庫に移して5~6時間かけてゆっくり解凍する方法もあります。急いで食べたい時には袋のまま20分程度流水に浸す方法や、電子レンジで急速解凍する方法もあります。
Contents
アトランティックサーモンを美味しく食べるレシピ①
美味しくて安全なアトランティックサーモンを買ったら、美味しく調理して食べたいですよね。アトランティックサーモンは生食でも加熱調理でも、様々な調理方法で楽しむことが出来ます。まずはおかずになるレシピからご紹介します。
刺身
新鮮なもアトランティックサーモンを買ったのなら、まずは定番ですが刺身として食べてみましょう。何もつけずに食べても、アトランティックサーモン本来の濃厚な甘味と脂のとろける食感を楽しめます。
カルパッチョ
パーティーやおもてなしに、カルパッチョはいかがでしょうか。オリーブオイル、レモン汁でさっぱりと洋風アレンジにするのも美味しいですが、ポン酢やごま油を合わせて和風仕立てにするのもお勧めです。
なめろう
普通の刺身では面白くない、飽きてしまったという方にお勧めなのは、なめろうです。切り身にねぎ、味噌、わさびを加え、叩いて細かくしながら混ぜます。仕上げにごま油としそ、いりゴマをかけたら完成です。ごはんにもぴったりの一品です。
ムニエル
加熱しても美味しいのがアトランティックサーモンです。塩コショウしたあとに小麦粉をまぶし焼くと、中は脂がとけて、生食とはまた違うとろっと柔らかい食感が楽しめます。無難にタルタルソースでいただくのも美味しいですが、カレー粉と粉チーズをまぶして焼くと一風変わったスパイシーな味が楽しめます。
フライ
フライはボリュームがあり、中は柔らかく、外はカリッとした食感が楽しめます。そのままフライにするだけではなく、しそやマスタード、チーズをサンドしたり、切り身をたたいたあとにチーズやねぎを混ぜて丸めてフライにするといったアレンジをしても、一風変わった味が楽しめます。
蒸し物
クッキングシートやホイルに切り身を入れ、お好みで玉ねぎやきのこ類をのせて、しょうゆやめんつゆで味付けをし、フライパンやレンジで火を通せば蒸し物の完成です。クッキングシートの場合はレンジで温めるだけでも調理可能です。蒸しているので、さっぱりといただけます。
アトランティックサーモンを美味しく食べるレシピ②
おかずになるレシピをご紹介してきましたが、アトランティックサーモンはおかずだけではなく主食にも合い、洋風にも和風にもアレンジできる万能な魚です。ここでは主食となるレシピをご紹介します。
ちらし寿司
アトランティックサーモンをまぐろ、いか、えびなどのお好きな海鮮物、玉子、きゅうりと一緒に盛り付ければ、彩りも鮮やかで、見た目も華やかな記念日やパーティーにもぴったりなおもてなしメニューに変身です。
丼
シンプルにわさび醤油でいただく海鮮丼も良いですが、アトランティックサーモンを醤油、酒、みりん、砂糖で漬け込み漬け丼にしたり、コチュジャンを加えてユッケ丼にするのもお勧めです。先ほどご紹介したなめろうをのせても丼ができます。
パスタ
アトランティックサーモンは洋風にも和風にも合います。パスタとしてはクリームパスタがぴったりですが、醤油で味付けをする和風パスタでもおいしくいただけます。きのこ、玉ねぎ、アボカド、ほうれん草と野菜もなんでも合います。ぜひ、好みの味付け・野菜でオリジナルパスタを作ってみましょう。
サンドイッチ
アトランティックサーモンを薄く切り、スライスチーズやレタスと一緒にクレイジーソルト、マヨネーズで味付けしてパンに挟むだけでサンドイッチが完成します。パンを食パンだけではなく、ベーグルにするだけでもおしゃれですね。
アトランティックサーモンのカロリーと栄養
アトランティックサーモンは美味しいだけではなく、実は栄養の面でも優れているのです。抗酸化作用のあるアスタキサンチンが含まれているためアンチエイジングフードとしても注目されています。
100gで237kcal
アトランティックサーモンは脂がのりが良いため高カロリーに思われがちですが、100gで237kcalと肉に比べると低カロリーです。栄養も満点で、低カロリーなことからダイエット食品としても最適です。
ω-3脂肪酸を多く含んでいる
養殖されたアトランティックサーモンはω-3脂肪酸が多く含まれています。ω-3脂肪酸には体内で合成することのできない必須脂肪酸であるα-リノレン酸、脳血栓や心筋梗塞を予防し、血圧や血糖値、コレステロールを下げるEPA、学習効果や記憶力を高めるDHAが含まれています。
ビタミンB群も豊富
アトランティックサーモンにはビタミンB群もバランスよく豊富に含まれています。中でも多いのがビタミンB1とビタミンB12です。ビタミンB1は糖質の分解を助け、ビタミンB12はヘモグロビンの合成を助けるため貧血予防にもなります。また胃腸や気管支の調子を整えるビタミンAや骨粗鬆症を予防するビタミンDも含まれています。
アトランティックサーモンを食べてみよう
いかがでしたでしょうか。アトランティックサーモンは危険性も少しはありますが、養殖技術の向上、厳重な管理で安心して食べられるようになってきています。栄養や味の面でも優れており、どんな調理法方でも美味しく食べられる万能な魚です。ぜひ、美味しくアトランティックサーモンを食べて、健康づくりに役立ててください。