クサフグって飼育できる?クサフグの毒性や美味しい食べ方を徹底解説

産卵期は、5月~8月の新月や満月の日です。淡水が染み出している波打ち際で、集団の群れで産卵します。雌が産卵したところに雄が放精します。そのときに、波打ち際が白く濁ります。1時間ほど産卵が続きます。クサフグの卵は、乾燥に耐えられるように、殻は丈夫にできています。

クサフグを食べる際の注意点

テトロドトキシンのフグ毒は、熱で分解されることも、水で流すこともできません。解毒剤も存在しませんので、誤って食べないように注意しましょう。

毒性に注意する

食べられる筋肉部位を多量に食べて、毒が致死量に至ることもあるので、注意が必要です。クサフグは、内臓を取り除いても身の部位にも毒性があります。クサフグの過食はやめましょう。

内蔵以外にも毒がある

筋肉の毒性は弱いですが、内臓以外にも、皮、肝臓、腸、卵巣は毒性が強いです。致死量でなければ、少量の毒性の筋肉部位を食べることができます。

自分で調理しない

ふぐ調理師が処理したクサフグのみ食べることが許可されています。誤った調理で食べた場合は、まず、指先からしびれて、唇や舌先から広がります。吐き気やしびれ、頭痛、知覚障害、運動障害、言語障害、血圧低下などの症状がおきます。致死量を食べた場合は、呼吸が停止して死に至ることもあります。

クサフグは自分で飼育できるの?

クサフグは、稚魚では警戒心がないですが、成長すると警戒心が強くなります。飼育することはできますが、病気にかかりやすいので、注意しましょう。

飼育用として売られていることもある

クサフグの飼育用の相場は、500円~2,000円程です。小さいクサフグは病気になりやすく飼育はリスクは高いので、初心者の方は大きめの個体を飼育してはいかがでしょうか。

水を清潔に保つ

海水を用意しますが、雑菌が繁殖しないように紫外線ライトで処理をしておきます。海水の入れ替えは、月2回、水槽の3分の1程度水交換します。天然の海水は、光が通らない容器に保存して、紫外線ライトで殺菌、ろ過して使用します。

稚魚から育てる

水槽は、60cm以上を用意します。稚魚から飼い始めは小さくてもすぐ成長します。稚魚から育てると、人工肥料も食べますが、成長した固体は食べないこともあります。そのときは、天然のゴカイなどを与えて、少しずつ人工肥料に切り替えていきます。

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