淡水と海水では白点病の寄生虫は違います。水温で治療ができるのは、淡水の場合のみです。
殺菌灯の設置
殺菌灯で、水槽内の白点病の寄生虫の数や、こけ予防、殺菌して、有機物の分解で生じる汚れも抑えることができます。
病気にさせない環境
日頃から、クサフグを観察しておくことが、早期発見や早期治療につながります。
水量の多い水槽
白点病の寄生虫は、弱ったクサフグに寄生します。体力のあるクサフグは寄生虫にかかりにくくなります。水槽の状態は確認しておきましょう。
クサフグの行動を確認しよう
白点病の症状があれば、水槽の水を交換して、底砂も洗います。白点病の寄生虫は、放置するとその数は増えていきます。
水槽の底砂に体をこすりつける
クサフグが震えていたり、水槽の底砂に体をこすりつけていたら、白点病に感染している場合があります。一時的に体力が落ちても、白点病は自然治癒しますので、正しい飼育をしましょう。
釣りする時のクサフグ対策法【防波堤・岩場編】
クサフグは泳ぐのが遅い魚です。撒き餌の打ち方やアイテムを使用したり、タックルを変える工夫することで対策することができます。
フグ対策用のアイテムを使う
クサフグ対策に役立つ餌機能補助材です。硬いものを嫌がるクサフグにも有効です。素材には、貝殻などの多孔質鉱物が採用されています。マルキュー(MARUKYU) フグバイバイです。
撒餌でフグをおびき寄せる
本命の魚と撒き餌を分けます。沖狙いの場合は、足元に撒き餌を撒いたり、際狙いの場合は、沖に撒き餌を投入します。投入の時間差を無くして、撒き餌に注意をそらします。
ジグヘッドを重くする
ジグヘッドの重さを1g、2g、3gと、少しずつ重くしていくクサフグ対策もあります。徐々に重くしていくことで、クサフグに囓られることも避けれるようになります。
釣りする時のクサフグ対策法【投げ釣り編】
クサフグ対策として、釣り方を工夫する対策があります。ここでは、投げ釣りをご説明します。
仕掛けにキラキラしたものをつけない
クサフグは、キラキラ光る仕掛けに食いつきます。金色や蛍光カラーなどのクサフグの注意を引く仕掛けを使用しないで、黒やクリアカラーなどを使用しましょう。
ハリスにチューブをつける
仕掛けをクサフグに噛まれた場合の対策として、ハリスにチューブをつける方法があります。クサフグに噛まれやすい針のチモトを保護します。サイズやカラー、自分の仕掛けに合わせて取り付けましょう。東邦産業フイックスパイプです。
釣るポイントをずらす
少しずつ釣るポイントを変えて、フグのいない釣りポイントを見つけるか、場所を移動するクサフグの対策があります。
クサフグの美味しい食べ方
クサフグの旬は、秋から冬です。食べることができるのが筋肉の部位のみです。筋肉でもテトロドトキシンが少量あるので、食べ過ぎは危険です。また、大きくても25cmなので食べられる量は少ないです。
プロに捌いてもらう
プロのふぐ調理師の免許を所持した人以外は、クサフグや毒性を持つ魚は、絶対に捌いて食べないでください。免許を所持しないで、クサフグを調理した人は、重体になっている例もあります。
刺身
クサフグは、小さいため食べる部位が少ないですが、透明感のある白身は引き締まって、ぷりぷりした歯ごたえもあります。フグの刺身は高級なのも特徴です。プロのふぐ調理師が鮮やかに並べたフグの刺身は綺麗ですね。調味料は、わさび醤油やポン酢で食べても美味しいです。
唐揚げ
プロのふぐ調理師が、クサフグを捌いて、その身を油でじわじわ揚げます。唐揚げは、クサフグの旨みを閉じ込める美味しい調理方法です。クサフグが食べられる部位は筋肉のみですので、皮にも毒性がありますので注意しましょう。
鍋
クサフグは、小さいために身が少なく毒があるため、食べられることがなく市場に出回りません。鍋で食べる場合は、お好みの野菜などの材料と食べてはいかがでしょうか。クサフグの食べられる量は少ないですが、フグの旨みが鍋で味わえます。
クサフグは毒があるけど食べると美味しい
フグは高級食材です。クサフグには、内臓以外にも、筋肉にも少量の毒はありますが、ふぐ調理師の免許を持つプロが捌いたクサフグであれば、安全に美味しいフグ料理を食べることができます。フグによって、食べられる部位が違いますので、ふぐ調理師の免許を所持していない場合は、安易に捌かないようにしましょう。