そもそもバチ抜けとは?その時期やタイミングを知ってシーバスを爆釣!

そこで釣る方も、このシーバスを狙って、水底のバチの動きに似せたルアーでそれらしいアクションをやればよいのです。

バチ抜け時の基本的な釣り方

バチ抜け時こそシーバスを大量に釣り上げるのに最適のチャンスです。そのチャンスを生かすには、先ずそのバチ抜けが起こる時期を把握しなければなりません。バチ抜けは1年中起こるわけではなく、限られた時期に起こり、しかも地域によって、更に同じ地域でもポイントごとに微妙な違いが出てきます。

時期を押さえるだけではなく、バチ抜けがよく起こる場所も押さえる必要があります。時期と場所を押さえた上で、もう一つ必要なことは、このバチ抜けという独特な時には、それに見合った釣り方があるので、それを身に付けてこそ、この絶好のチャンスが生かせるというものです。

上流側から入れる

先ずバチとはどんな生き物なのか、どんな動きをするものなのかを見ておきましょう。バチは環形動物門の多毛綱に属する虫でミミズのような直線形の身体をもつにょろにょろした生き物です。魚のような尾ひれもなく蛇のような背骨もなく、身体の側面に突き出した肉質の足と表面に生えた剛毛を使って動きます。

従って魚や蛇のように素早く泳ぐ能力は持っていません。河や海の潮の流れに身を任せて移動するというバチ特有の行動の仕方です。従って、このバチの動きに似せて、流れの上流側にルアーを入れ、流れに沿って上流から下流に向かってルアーを動かすのが基本的なやり方になります。

流れよりも少し早く巻く

バチは流れに身を任せて動いてくると言いましたが、たいへんな数のバチが流れてくる中で、ルアーをそのバチの群れとまったく同じ速さで流したらどうでしょうか?それではルアーはバチの群れに紛れてしまってお目当てのシーバスの関心を惹きつけることはできません。シーバスの関心を惹い口に入れさせるには流れよりも少し早く巻くとよいです。

水面直下で釣れないなら底も狙う

バチ抜け時のバチは必ずしも水面直下にいるわけではありません。一見水面からバチがいないように見える時でも底の方にいることもあるのです。そしてこのいわゆる「底バチ」を狙うシーバスも結構いることがあります。それに、水面直下にたくさんのバチが出ていても、シーバスの方がこれを狙わず、ここではサッパリかからないということも時として起こるものです。

こういう時にはあきらめずに、いろいろな水深を根気よく探ることです。それぞれの水深に合うルアーを用意して行っていろいろな深度を試してみることが必要です。また、底まで沈むようなルアーを使って、それをゆっくりと沈めて行き、また、引き上げるといったアクションでヒットすることもあります。

余計なアクションはしない

上に申し上げた通り、バチという生き物の動作は極めて緩慢で、水中を素早く泳ぐようなことは決してありません。流れに身を任せて移動しながらニョロニョロしているだけです。従ってルアーに余計なアクションをあたえることは禁物です。

ルアーがバチと異なる振る舞いをしていたら、シーバスを警戒させることになります。バチ抜け時のバス釣りでは、徹底してバチの動きを真似るのがよいのです。いっそ何も手を加えずにバチと同じくただ流れに任せるという手もあります。

バチ抜けの際に釣りやすい場所

バチ抜けの時にシーバスが釣れやすい場所というのはどんなところでしょうか?先ず、バチが多く抜け出ているところで、それは海水と淡水が入り混じった汽水域、すなわち運河の河口などが挙げられます。また、ただバチが多くいるだけではなく、それを狙うシーバスがたくさん集まっているところでもある、という条件を満たす必要があるでしょう。

明かりがある場所

バチには細長い身体の先端にちゃんと目と口があります。それでバチは目がみえますから明るい所を好むという習性があります。流れが緩くてしかも明るいところと言えば、たとえば運河の出口あたりで、街灯がたくさんあり水面を明るく照らしているところなどが考えられます。こんなところにはバチがうようよと集まって潮の流れに身を任せています。

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