そもそもバチ抜けとは?その時期やタイミングを知ってシーバスを爆釣!

さて、そのバチ抜けの時期ですが、おおまかに言えば冬から春まで、場所によってもかなりの違いがありますが、1月から6月までの間と言ってよいでしょう。そして、同じ場所の同じ時期でも大潮、中潮、小潮の潮回りによってもバチの出方が違ってきます。特に出やすいのは中潮です。潮の動きが大きいのでバチが生殖を行う範囲が広くなるからです。

ところで、そのバチの出やすい潮回りの1日の中でもバチの出る量とシーバスの釣れ方に時間帯によるちがいがあります。バチ抜けの初期の冬には特にその違いが甚だしくなります。後期の5月~6月になるとよく釣れる時間帯も長くなります。

地域によって時期に差がある

バチ抜けの時期は1月~6月の間と言っても、地域によってその時期には差があります。たとえば東京湾の場合について言うなら、12月の下旬から始まり1月から5月にかけてだんだんバチ抜けが多くなります。

ただし同じ東京湾でもポイントによる違いがあります。また、バチの種類によっても時期に違いがあります。大阪湾の場合なら1月~6月と言われますが、本格的にバチ抜けが起こるのは4月~6月と言ってよいでしょう。

バチ抜けはなぜ釣れやすいの?

バチ抜けはシーバス釣りの絶好のチャンスで、釣り人はこの機会をワクワクしながら待っています。この機会なら初心者でも、大漁が期待できます。タイミングと場所さえ適当なところを狙えば面白いほどたくさんのシーバスが掛かってくるのです。それでは一体どうしてバチ抜けの時期にはこんなに良く釣れるのか、以下に3つの理由を挙げてご説明しす。

魚にとって餌が豊富だから

バチ抜けの時には大量のバチが生殖の機会を求めて普段住んでいる水底の泥や砂の中から一斉に抜け出して来ます。そして、中には水底を這いまわるもの、水中を浮遊するもの、水面に浮き上る物など多種多様のバチたちがそれこそいたるところにうようよとうごめいています。この時こそシーバスにとっては豊富な餌にありつける絶好の機会となりす。

タイミングが決まっているから

バチ抜けの時期は地域ごとに大体いつ頃と押さえられています。冬から春の終り頃、例えば東京湾なら1月~5月、それも終りに近い頃の方が大量のバチが抜けます。しかもそのうち大潮から中潮に変わる頃で、その1日の中でもどの時間帯が多いかもポイントに行けば把握できます。魚の方もこれをちゃんと知っていますから、そこを狙えば良いわけす。

バチは捕食しやすい

バチはミミズと同様の直線形の餌虫で、小魚のような尾ひれもなく、蛇のような背骨もないので素早く泳ぐことはできません。身体の側面に肉質でできた足のようなものがあり、また表面から剛毛が生えていて、これらを使って水底を這ったり水中に浮遊するだけで、言わば水の流れに身を任せて漂っています。バスはただ口を開けていれば良いわけす。

バチ抜け時のシーバス攻略法

さて、バチ抜けの時期を押さえて、更に時間帯も押さえて、ポイントも押さえた上で、シーバス釣りに出かけたとして、一体どのあたりを狙ってルアーを下せばよいのでしょうか?水面直下でしょうか?それとも水面から水底までの中ほどでしょうか?あるいは水底を狙うのがよいのでしょうか?初心者ならこういった疑問に戸惑ってしまいますよね。

水面直下を狙う

水面直下は何と言っても基本的な狙い目と言えます。河や河口など波が立っていない比較的静かな水面ならそこにバチが抜けて群がっているのを実際に目でみて確かめることができます。

また波が立っている海面でもカモメなどの海鳥が群がっているところはバチが抜け出ているところだとわかります。こういうところなら水面直下を狙うのが良いのです。

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