ポップアップテントとは
「ワンタッチテント」とも呼ばれるこちらのテントタイプは、袋に収納されている、あるいはたたまれている状態から、少しの力を加えるだけで、ほぼ自動的に立ち上がる簡単設営が魅力のアイテムです。柔軟・コンパクトな素材で作られており、主な特徴としては「軽量」「コンパクト」「簡単設営」ということが挙げられ、アウトドア初心者の方でも、テントを使ったアウトドアを気軽に楽しめることが魅力です。
ワンタッチで設営のポップアップテント
「ワンタッチテント」という名前の通り、ワンタッチで展開することのできることが最大の魅力。サッと広げるだけで、ロープ張りやペグ打ちのような面倒な作業が必要にならないため、女性や子供でも簡単に素早く設営でき、撤収も簡単です。アウトドアシーンでちょっと木陰で休憩したいときなどに気軽に使うことができます。
おすすめポップアップテント30選はこちらを読んでみてくださいね。
キャンプ用から室内遊び用まで多種多様
簡単設営で使えるポップアップテントは、さまざまなシーンで活用することができます。比較的安価で耐久性が少ないということに注意すれば、扱い方次第でさまざまな方法で役立てることができます。使用人数や用途をイメージして、それにあったテントを選択するのがベストです。
公園やビーチの日よけに
ピクニックや海水浴、バーベキューのように気軽な日帰りのアウトドアの際には、暑い日差しから肌を守るのにポップアップテントを役立てることもできます。UVカット加工が施されているものもあるので、パラソルを差したりするよりも手軽で効果的です。重量も軽くコンパクトですので、車内の空いたスペースにさっと積み込めるのもいいですよね。
子供たちの室内遊びに
キッズタイプのポップアップテントなら、カラフルでかわいらしい見た目で子供からのウケもよく、プレゼントにぴったりです。子供が室外でも使いたいという場合にはサッと持ち運びできる手軽さもおすすめの理由です。安全性が高く、肌触りの良い素材を使って作られた「玩具安全基準」に基づいた品質チェックが行われているものなどもあります。
泊りキャンプに
どうしてもお手軽テントのようなイメージを持たれてしまいがちなポップアップテントですが、DOD、キャプテンスタッグ、ロゴスのような有名アウトドアメーカーからもさまざまなポップアップテントが発売されています。風が室内に侵入するのを防ぐスカートや、高い耐水性能を持っているもの、UVカット加工や通気性の高いものまで、そのまま泊りのキャンプでも使用できるような居住性の高いものもラインナップされています。ただし、こうしたテントはそれ相応の値段がするので、自分の予算と相談して選択しましょう。
荷物置き用のスペースに
キャンプで荷物を置くスペースに困ったらポップアップテントを荷物置き代わりのサブテントとして使うという手段もあります。荷物を車に置くという手段もありますが、必ずしも駐車場が近くにあるキャンプ場とも限らないので、荷物置き用のアイテムとしてポップアップテントを持っておくと重宝します。周囲から内部が見えないため、安心ですし、土埃や汚れからも荷物を守ることができます。
ポップアップテントたたみ方のポイント
ポップアップテントにはさまざまなメーカーから発売されているアイテムがありますが、基本的に扱い方・たたみ方に関しては共通している部分が多いです。ポップアップテントをたたむときのコツは、ズバリ、「ワイヤーのあつかいを知ること」です。ワイヤーがピンと一直線に並んだ状況を作れば、あとはワイヤーの弾性を利用してくるりと丸めるだけで簡単に畳むことができますよ。
ワイヤーの構造を把握しておく
ポップアップテントのお手軽設営・撤収のカギとなっているワイヤー構造。ワイヤーが曲がったりねじれたりしている状況で無理やり畳んだりしようとすると、まず折りたたむことは不可能です。ワイヤーが不自然に曲がってしまい、故障の原因になるので、絶対にやめましょう。基本的には説明書に書いてある通り、
- 四方に伸びたワイヤーを一直線にする。(テントを薄く半分に折りたたむ)
- ワイヤーのねじれがないかチェックし、ねじれていたらまっすぐに伸ばす。
- テントの上部を下部に合わせるように折りたたんでいく。(両サイドのワイヤーが立ちあがってきます。)
- ワイヤーが自然に丸まってくるのに合わせて円形にまとめる。
- 収納袋に入れる。
という風に収納します。途中でワイヤーが折れるかもしれないと心配される方も多いようですが、ワイヤーがねじれていなければその心配はないので、思い切って折りたたむのがコツです。
必ず前もって練習をする
いくらワイヤーの構造をしっかり把握しても、やはりある程度の慣れは必要になります。せっかくの楽しいアウトドアの後に苦労することのないよう、予め自宅の庭などで、設営・撤収を練習してから本番に臨むのがおすすめです。
慣れないうちは複数人で
簡単設営・収納が売りのポップアップテントですが、慣れないうちは2人程度で収納するほうが良いでしょう。慣れないうちで無理なテンションをフレームにかけるような折りたたみ方をすると、けがをする可能性もあります。決して折りたたみが難しいわけではないので、複数人で数回撤収を経験したら、1人でも折りたためるようになるはずです。
基本のポップアップテントのたたみ方
基本的なポップアップテントは女性一人でも簡単に設営・撤収ができますので、動画を確認しながらたたみ方をマスターしちゃいましょう。
FIELDOOR(フィールドア)フルクローズサンシェードテント
スペック
サイズ:200*180*135cm
重量 :2.5㎏
材質 :ポリエステル他
気軽なアウトドアの日よけに最適!
ビーチやピクニックシーンで、簡単に展開することのできるポップアップテントは大活躍します。背面、前面ともメッシュスクリーンを採用しているため、日よけに使いつつも、通気性を確保できるため、居住性抜群です。ベンチレーションシステム搭載で、室内に熱気がこもることもありません。
たたみ方を動画で見てみよう
テントを2つ折りにして、頂点部分を内側に丸め込みます。両サイドのフレームが立ちあがるので、それを交互に折りたたむようにしてあげれば綺麗な円形にたたむことができる構造になっています。
ポップアップドームテントのたたみ方
本格的なアウトドアシーンでも使用できるポップアップドームテントは、基本のポップアップテントと比べると少し難しそうな印象ですね。ここでも内部フレームの構造をよく理解しながら動画でしっかりとたたみ方を確認しましょう。
コールマン クイックアップドーム/W+
スペック
サイズ:210*180*110cm
重量 :3.9㎏
材質
フライ :75Dポリエステルタフタ
インナー:68Dポリエステルタフタ
フロア :75Dポリエステルタフタ
フレーム:スチール
高い耐水性・遮光性で本格アウトドアにも!
耐水圧約3.000mm、日光90%カットという一般的なテントでも十分な性能を持つポップアップテントです。必要に応じて光を取り入れることのできるクリアルーフのウインドウがついており、ベンチレーション構造も採用されているため居住性も高い本格派のポップアップテントです。
たたみ方を動画で見てみよう
しっかりした構造ながら、たたみ方は基本的なポップアップテントとそう変わりません。半分に折りたたみフレームを伸ばしした状態にしたら、上部フレームと下部フレームを合わせるようにして、円形にまとめるというシンプルな折りたたみです。
フィールドア イージーポップアップドーム285
スペック
サイズ :200*285*120cm
重量 :3kg