泳がせ釣りで大物を釣り上げよう!仕掛けの作り方や釣果アップのコツ

泳がせ釣りの生き餌としてまず最初に思い浮かぶのがアジです。幅広いターゲットの捕食対象で、弱りにくく広範囲に元気よく泳ぐため、幅広くアピールできます。沖へと誘導する事で遠投範囲外まで狙うことも可能です。ブリやカンパチなどの青物からヒラメやマゴチなどの砂泥底に生息する魚や根魚までが好んで捕食します。

イワシ

イワシも非常に食いが良く、泳がせ釣りのエサとしてよく使用されます。泳がせ釣りのターゲットとなるほぼ全ての魚がイワシを捕食するので、全てのターゲットに使用できる使い勝手の良い生き餌ですが、大変弱りやすい魚で長持ちしないというデメリットもあります。

キス

キスは春から秋にかけて沿岸部の砂底に群れで生息しているので、現地で調達しやすい生き餌です。1日で100匹以上釣り上げる事も難しくありません。砂底付近を泳ぐ魚なので、砂泥底に生息するヒラメやマゴチなどを狙う場合のエサとして適しています。

イカ

イカも泳がせ釣りのエサとして使用できます。青物やスズキをはじめ、意外にもヒラメなどもイカを捕食してきます。ただし、小魚などとは泳ぎ方が全く異なるため、堤防や砂浜など陸地からの泳がせ釣りには使いづらく、もっぱら船からの泳がせ釣りでのエサとして好んで使用されます。

泳がせ釣りの餌の付け方

泳がせ釣りにおいて重要になるのが、生き餌の針への取り付け方です。ターゲットに対して有効なアピールをするためには、エサとなる小魚はできるだけ弱らせずに元気に泳いでもらわなくてはなりません。

さらに、針から外れにくい、魚が動きやすい、針がかりが良い、などのポイントに考慮しつつ取り付ける必要があります。エサとなる魚の大きさや、潮の状態で、付ける位置によってエサの魚の動きも変わるため、ターゲットや状況によって付け方を変える事も大切なポイントです。

上アゴに針をかける

ポピュラーな方法としては、上アゴに針を通してかける「口かけ」という方法と鼻の穴(鼻腔)に針を通してかける「鼻かけ」という方法とがあります。口がしっかりとしている魚の場合はこちらの方法を選ぶと良いでしょう。

青物の魚は獲物の小魚を頭から捕食する場合が多いとされているためこちらの方が針がかりが良いです。その点を考慮して針の向きは魚の頭の方向に向けておいた方が良いです。また、口かけは魚が弱りにくいというメリットもあります。

背びれの後ろに針をかける

もう一つポピュラーな方法では、背びれの後ろあたりに針をかける「背掛け」と呼ばれる方法もあります。ヒラメなどは青物とは反対で獲物の後ろから食らいつく事が多いとされます。その為、ヒラメやマゴチを狙う場合は、背掛けにしておいた方が針がかりは良いでしょう。針の向きも後ろ側に向けておきます。

以上のように針をかける位置は、魚がどちらの方向から食らいついてくるのか?を考えて決めると良いかと思います。針がかりの確率を上げるために2本針や3本針を使用する方法もあります。もっとも、大型青物など大きなターゲットを狙う場合はエサを丸飲みさせるようにするため、1本針で十分でしょう。

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