カムルチーってどんな魚?別名「雷魚」の生態や料理をご紹介!

カムルチーって聞いたことがありますか?カムルチーとはスズキ目・タイワンドジョウ科に分類される魚の一種で、肉食性の大型淡水魚です。日本では外来種となり「雷魚」と呼ばれています。食いつきの強さで雷魚釣り専門に楽しむ釣り人がいるほどです。そんなカムルチーについて生態や料理について分かりやすく紹介していきます。

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カルムチーの特徴について

カルムチーとは

カルムチーとは日本では雷魚と呼ばれています。雷魚の種類は3種類となっており、そのうちの一種類をカルムチーと呼んでいます。その他雷魚の種類はタイワンドジョウ・コウタイとなっております。

カルムチーの見た目とは

英語では”Snakehead”(スネークヘッド)と呼ばれ、細長い体にヘビに似た頭部が特徴です。下あごが上あごより前に出ています。また体側面の斑点が粗く大きいのも特徴です。雷魚の中では一番大きく成長し、大きいものだと80センチにもなります。姿を見た釣り人が大きなヘビと間違うこともあるようです。

タイワンドジョウとの見分け方

カムルチーとタイワンドジョウは見た目がとても似ているため見分けるのが難しいです。外観の見分け方はカルムチーの斑紋が2列なのに対してタイワンドジョウの斑紋は3列です。タイワンドジョウはカムルチーに比べて斑紋が小さく、数が多いのが特徴です。またタイワンドジョウは大きくても60センチくらいまでの成長となります。

カムルチーの呼吸方法

カルムチーの呼吸方法は独特で、上えら器官があり、水面に顔を出し口から空気を取り込んで呼吸することがあります。そのためカムルチーが活動できる10度以上の気温の場所であれば水の外でも3日から4日ほど生き延びると言われています。またこの呼吸法により直接空気を吸い込み呼吸が出来るため、酸素の少ない少し汚れた水質でも問題なく活動できます。

カムルチーの生態

繁殖時期

6月から8月の夏ごろにかけての水温が20~30度の頃に1回に約3000~1万5000粒の卵を2~5回に分けて産卵します。直径約1メートルのドーナツ状の浮き巣を共同で作り雄雌で巣の下にもぐり子供を守ると言われています。卵は浮性卵です。孵化後2年ほどで30センチほどの成長し成熟すると言われています。

活動時期

水温が20度以上で活発に活動を始め捕食を開始します。だいたい水温が高くなる5月から10月にかけてが主な活動時期となります。また水温が15度以下の低い温度になると捕食をしなくなり、底の土や砂にもぐって冬眠に入ってしまいます。

カムルチーの飼育

カルムチーは家で飼育することが可能です。スネークヘッドと呼ばれていますが、かわいらしいお顔や鱗に魅力を感じる方も多いです。そんなカムルチーを家で飼うためには何を用意したらいいのかご紹介いたします。

カルムチーの飼育に必要なもの

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