フグの白子は下処理を行います。下処理方法はネットで事前に調べましょう。アルミホイルで縦5cm×横10cm×高さ1.5cmくらいの箱を作ります。三等分した白子の切口を上にして並べます。別のアルミホイルで蓋をして(白子に触れないように)グリルの中火で約7分間焼いていきます。蓋をとりバーナーで焼き目をつけ塩、ネギをかけます。
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ショウサイフグをさばくには注意が必要
ショウサイフグをさばく際には注意が必要です。なぜなら卵巣や内臓には毒を持っており、食べないのはもちろん、さばく際に傷つけてしまっては危険なためです。フグ調理師免許を持っていない場合ショウサイフグを自分でさばくのは危険を伴いますことを充分に理解しましょう。
ショウサイフグの毒性
卵巣と肝臓は猛毒、皮と腸は強毒、筋肉は弱毒を持っています。毒はテトロドトキシンといい、青酸カリの約1000倍もの毒性があります。食べてから20分〜3時間程で発症し唇や舌、指の痺れからはじまり手足が動かなくなり頭痛も出てきます。さらに進行すると言語障害もおこり、最終的には呼吸困難などになり呼吸が停止し死に至ります。
ショウサイフグを捌くのには免許が必要
ショウサイフグは他のフグと同様に、捌くには各都道府県が定める免許が必要となります。免許を持っていないで捌くとフグ中毒になる可能性がありとても危険です。釣ったフグなどを自分で捌いて自分で食べる場合は法律違反にはなりませんが、自己責任で食べるようにしましょう。
ショウサイフグを釣った後はどこで捌いてもらえる?
前述した通り活魚のショウサイフグが手に入った場合、フグ調理師免許なしで自分で捌いて食べるのはリスクを伴います。ショウサイフグだけではなく他のフグもそうですが釣れた場合、お願いすればフグ調理師免許を持っている方が捌いてくれます。
フグ用の船釣りの時
フグを釣らせてくれる釣船の船長さんはフグ調理師免許を持っています。船釣りでフグを釣った場合はその船長さんが捌き、毒の部分を取り除いてミガキの状態にしてくれます。捌く人がフグ調理師免許を持っていますので安心して食べる事ができます。
陸で釣った時
ショウサイフグを陸で釣った場合は、フグ調理師免許を持っている料理屋やフグ料理のお店に持っていくと捌いて料理してくれる場合もあります。但し、当日すぐに持っていっても料理できない場合もありますので、必ず事前に電話し、捌ける日と料金の確認を行ってからフグを持ち込むようにしましょう。
ショウサイフグの釣り方
ショウサイフグは食べて美味しいので、釣りのターゲットとしても人気です。釣りに行くときはフグを釣らせてくれる船にのり釣ることをお勧めします。船長がフグをミガキ状態にしてくれますので、安全かつ自分で捌いてくれる場所を探す手間が省けます。ここからはショウサイフグの釣り方をいくつか紹介していきます。
カットウバリ仕掛け
ショウサイフグに限らずフグ釣りの主流はカットウバリ仕掛けです。親バリにつけたエサでフグをおびき寄せ、下にあるカットウバリ(イカリ型のバリ)で引っかけて釣ります。ショウサイフグはアオヤギ(バカガイ)を食べにきますので親バリにアオヤギをつけ、竿をしゃくりアオヤギを食べているフグを引っかけます。
オキアミ仕掛け
オキアミ仕掛けは基本的にカットウバリ仕掛けと同じです。アオヤギ(バカガイ)のかわりにカゴをつけ、その中にオキアミを入れてショウサイフグをおびき寄せます。後は同じようにカットウバリでフグを引っかけて釣り上げます。
エサ
エサは一般的にはアオヤギのむき身が使用されます。市販では1パック500円前後で売られています。その他にはオキアミや甘エビなども使われています。フグはアオヤギの肝(黒い部分)が大好物なので肝がなくなるとアタリが減ってきます。肝が無くなったエサが多くなったら早めに付け替えましょう。
フグにちなんだことわざ
フグは昔から日本で食べられており、食としての歴史も深いです。そんなフグですがことわざがいくつとあることはご存知でしょうか?ふぐにちなんだことわざとその意味をいくつか紹介していきます。
ふぐはくいたしいのちはおしし
フグにちなんだことわざで、おそらく1番有名なのがこのことわざではないでしょうか。意味はわかる通りフグを食べたいけどあたってしまうと命を落としてしまうからどうしようかと、迷って躊躇していることをいいます。
ふぐくうばかふぐくわぬばか
昔はフグの調理方法が確立していなかった為、フグを食べて亡くなる人も多くいました。フグを食べることは馬鹿のすることと言う人もいれば、フグの美味しさを知っている人はフグを食べないのは馬鹿のすることと言う人もいました。そのことから、人の忠告を無視して危険に飛び込む人や噂だけを信じて何もしない人のことをそのように言うようです。
ショウサイフグにそっくりなナシフグに注意
ショウサイフグに見た目がそっくりなのがナシフグです。見た目が似ていても基本的に食べることは不可で一部の海域でとれたものしか食べることができません。ショウサイフグに混じって釣れることもありますので充分に注意しましょう。他にもショウサイフグの仲間はたくさんいます。こちらの記事も是非参考にしてください。