筏釣り大特集!仕掛けや釣れる釣り方のいろはを徹底解説!

チヌは、雑食で有名ですが、地域によってはスイカを餌にしているところもあります。トウモロコシ(コーン)も全国的によく使われていて、ダンゴに混ぜたり付け餌としてハリに何個か刺したりして使用しています。

筏釣り用付けエサ③ アケミ貝

ほとんどの筏で餌としてよく使われているのがアケミ貝です。貝殻の半分を取って中身にハリを掛けダンゴに包んで投入します。大型狙いやエサ取り対応には殻を取り去らずそのまま使って釣りをすることがあります。

筏釣り用付けエサ④ ボケジャコ

この餌の特徴は、身が柔らかくてチヌが好んで食べるので、この釣りには最適です。特に冬季や春先のエサトリが少ない時期には効果を発揮し、この時期以外にも朝まずめの一投目に使う釣り人も多くいると言われています。

筏釣り用付けエサ⑤ シラサエビ

この餌は手長エビの一種で釣りでは広く使用されています。オキアミなど冷凍とは違って活き餌として主に使われます。元々、この海老は淡水生物ですが、海水に入れてもある程度は生きられるという理由で多くの釣り人に用いられています。

筏釣りの実際の釣り方を解説!

一見、簡単そうに見える釣りですが、実際には、奥深く繊細なテクニックを必要とします。釣り座の構え方やダンゴづくり(特にダンゴエサの配合やかたさの調整)、釣り方(アタリの取り方)など、特に初心者には難しい面がありますので、ここでは、できるだけ、わかりやすく解説していきます。

筏釣りの釣り方① 釣り座を構える

釣りのスタートは、まず筏での釣り座を確保することで、一日の釣果を左右する大切な作業です。筏のどこにに釣り座を設定するかは事前に情報をしっかり集め、前もって目安をもっておくと良いでしょう。

釣り座は、椅子とバッカン(ダンゴ入れ物可)、玉網、手洗いバケツ(水くみバケツ兼用)、餌入れ、ク-ラ-など釣りに必要な道具を整理し、釣りがスム-ズにできるようにセッティングすることが重要です。特に椅子は、座った状態でダンゴの投入や竿先が海水に入る高さに調整することが大切です

筏釣りの釣り方② ダンゴを作る

釣りのスタートは、ダンゴ作りです。地域や釣り人によって配合する内容にこだわりがあり特色があります。例えば赤土(ほとんどの釣り場で現在使用禁止)やヌカなどをベースにして配合に独自性を持っています。ここでは、そのまま使える市販のものを使ってダンゴを作る方法について解説します。

最初は, 各種人工配合エサのみを混ぜる

現在、それぞれ特徴を持つ人工配合餌が数多く市販されています。ベ-スになるものを決め、それを更に強化する(匂いや濁りを強めるなど)ため、他のものをいくつか混ぜます。しつかり自分の手で感触を感じながら全体を混ぜ合わせます。

最後に海水を加えて混ぜ, 5分程度寝かせる

しっかり混ぜ合わせたら、海水を少しずつ入れながら更に混ぜます。途中、片手でダンゴを握り固さの具合を確認しながら作業を進めます。海水の量に注意して入れ過ぎないようにして、釣り場の水深によって固さを調整することが大切です。最後に5分程度しっとりなるまで寝かせますが、その間に仕掛けのセットを始めます。

筏釣りの釣り方③ 仕掛けをセットする

ダンゴ作りの後は、竿にリ-ルを装てんして仕掛けのセットを始めます。ラインをガイドに通してチヌバリを付けますが、その際、下記のことに留意して丁寧に準備をすることが大切です。

ガイドへのラインの通し忘れに注意

仕掛けをセットする時に特にミスしがちなのが、ガイドへの通し忘れです。筏竿は穂先が細く繊細にできています。ガイド穴も小さくラインを通すのは結構厄介です。ダンゴを投入して、魚を掛けた時に気づくことがありますので要注意です。ガイド通しが終了したら、必ず道糸兼ハリスを引っ張って竿のしなりを確認しましょう。

水中での仕掛けの動きを予想することが大切

ガイド通しの後は、チヌバリのちもとにライン(道糸兼ハリス)を結び付けます。この作業もしっかりやっていないと、魚を掛けやり取りする時に結び目が解けたり、切れたりする原因になりますので要注意です。オモリ(ガン玉)は釣り場の状況や自分のスタイルに合わせて打ちますが、水中での仕掛けの動きを想定することが大切です。

筏釣りの釣り方④ エサを付ける

エサの付け方は、使う餌の種類によってハリの刺し方が異なります。釣り場の状況や時期に合わせてチヌが活性するエサを選択して確実な釣果が得られるように下記のことに留意して取り組みましょう。

付けエサの付け方でチャンスを広げよう

筏釣りでは、ハリに付けた餌をダンゴに包んで海底まで運びます。その間に少しずつバラケ、着底して自然に崩れ、ツケエが飛び出すようにすることが大切です。オキアミの場合の付け方で説明すると、頭を取って付けたり、尻尾を取って付けたり、そのまま尻尾からはりを隠すよに付けたりしてダンゴに包みます。チヌの活性に応じて付け方を工夫し、チャンスを広げましょう。

NEXT ダンゴは, 握る回数で持ちが変化する