鑑賞魚としてのニゴイ
顔が気持ち悪いといわれることもあるニゴイですが、「よく見るとかわいい顔をしている」「ブサかわいさがクセになる」との声もあり、飼育用としてひそかに人気を集めています。ニゴイは水質の悪化に強く、たいていの環境でたくましく生息できる魚なので、とても育てやすい魚です。ニゴイの稚魚を釣ってしまった時は、リリースしてもよいですが、飼育にチャレンジしてみるのも楽しいかもしれません。
ニゴイの飼育方法
ニゴイはかなり大きくなるので、大きな池や水槽の用意が必要です。水温は20度から25度に保ち、水流を作ります。底は砂利や砂を敷きましょう。アカムシや沈下性の人口餌が最適です。大きくなるとなんでも食べてしまうので、口に入るサイズの魚とは混泳できません。遊泳力が高く、跳ねることもあるので、飛び出し防止の蓋やネットを取り付けた方が安心です。
まとめ
釣りの対象としても、飼育の対象としても、多くの魅力に溢れているニゴイですが、まだまだマイナーな魚です。ニゴイ専門の釣りのノウハウもまだ少なく、自分なりの釣り方を探求する楽しみがあります。「ニゴイは外道」というイメージを捨てて、ぜひ一度、ニゴイ釣りに挑戦してみてはいかがでしょうか。