幻の魚クエってどんな魚?気になる値段や料理、釣りのタックルについてもご紹介!

ほかの具材と煮込んでも煮崩れしにくいしっかりとした身と、海の風味豊かで上質な脂を持つクエは、鍋料理によく使用され「冬の味覚」ともされています。主に1月頃にかけては脂が乗る時期とされており、大相撲九州場所では、力士の皆さんでちゃんこと並びクエ鍋を囲む姿が広く知られています。

クエは夏から秋が旬 

煮付けや鍋料理の食材としてよく使われてるため「冬の食材」としての印象が強いクエですが、実は産卵を終えた後の夏から秋も旬として有名です。卵を産むために活発に餌を食べ、引き締まった肉質は、料理店や鮮魚店からも冬同様高い評価がされています。

クエは和歌山が名産地

クエの主要な産地は和歌山県で、日高町、美波町、御坊市、すさみ町、串本町など沿岸の岩礁域での漁業が盛んです。白浜町では養殖も行われています。また、複雑な海岸線を持つ、クエが生息しやすい環境の九州対馬、長崎県、四国の高知県もクエの名産地です。

クエの値段

人々の需要に対して個体数と供給が少ないため、天然物のクエは「幻の魚」として非常に認知度が高い魚です。購入価格も高額に設定されることが多く、その人気は時代を超え、年月がたっても衰る気配がありません。クエを求める人の多さゆえ、度々クエとほかの魚をすり替えた偽装問題がニュースになっています。

クエは高級魚として知られている 

クエが高級な理由は、その人気の高さと入手困難さにあります。他の白身魚とは一線を画す脂の乗りのクエは、しっかり火を通しても身が固くなることがなく、内臓や軟骨までも美味しく頂ける、捨てるところのない魚です。そのため、天然物のクエの値段は一向に下がることがありません。

クエの値段は養殖と天然で変わる

クエの値段は、天然と養殖で大きく異なります。天然のクエは、1キロあたり一万円前後の値段がつく事もあり、一般のご家庭ではなかなか手が出しづらい価格設定になっています。養殖のクエは、天然ものに比べ体が小さいことも相まり天然ものより安価に設定はされていますが、1キロ3000円前後で競り落とされています。

クエ料理について

ゼラチン質を多く含み、旨みたっぷりのクエは、代表される鍋はもちろん、生でも食べても非常に美味です。煮・焼・揚・刺身と、様々な調理法で人々を舌を虜にし、慶事などのお祝いごとでもよく食されています。皮や骨まで食すことができる、いわゆる捨てるところのない魚です。

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