ここまでは一万円以内で購入することができるツーリング用のテントのモデルをいくつかご紹介してきました。ここからは、価格が1万円を超え少々手を出すのに戸惑ってしまうかもしれませんが相応の魅力や機能を備えているモデルについて12モデルほどご紹介していきましょう。
コールマン「ツーリングドームST」
まず1点目にご紹介するのはコールマンの「ツーリングドームST」です。サイズは使用時約210×120×H100cm、収納時は23×54cmで重量が4.4キロ、特徴は今までのモデルにもあった前室が非常に余裕のあるものになっていますので、ちょっとしたリビングに使えるでしょう。ポールポケットという設営がしやすいタイプです。
ギアトップ「3シーズンソロツーリングテント」
2点目はギアトップの「3シーズンソロツーリングテント」です。名称にある通り1人のみで使うことができるソロ仕様、春から秋にかけての3つの季節で使用でき、ドアが大きなジッパー式でインナーテントもメッシュ素材を使っているので気温が高くとも快適な状態を維持します。お値段は10899円です。
DOD「ライダースワンタッチテント」
3点目は旧ドッペルギャンガーのDODから「ライダースワンタッチテント」のご紹介です。サイズは使用時が220×165×H120cm、収納時は56cm×19cmになり重量は3.2キロです。ワンタッチで組み立てを完了させることができるタイプのモデルですので、キャンプ場についてから素早く設置ができます。
仕様は結露などを防いでくれるダブルウォール、夏場にはうれしい通気性の優れた蚊帳にアウターテントは耐水圧が3000mmまでと快適に過ごすために様々な機構が備わっており、また利用者によれば撤収する際は雑に専用の袋に入れたとしてもしっかり入れてバイクへ積んでおくことができるようです。価格は17350円です。
キャプテンスタッグ「エクスギアアルミツーリングドーム」
続いてはキャプテンスタッグの「エクスギアアルミツーリングドーム2UV」で、サイズはフライシートが210×285×130cm、インナーテントは210×130×130cmであり重量は3.5キロ、収納時サイズは50×14×14cmです。出入口がUの形になっていますので出入りがしやすく、その分通気性の良さにもつながっています。
中身のテントはメッシュ製ですので通気性はしっかりしており、ファスナーをすべて閉めれば全閉状態になるのでプライバシー保護も優れ中で着替えをしたりすることも問題ありません。フライの前後にそこまでスペースは広くないですが荷物置き場があるので、バイク用のアイテムなどを置いておけるでしょう。
キャプテンスタッグ「エクスギアソロテント」
アルミツーリングドームと同じくキャプテンスタッグ製の「エクスギアソロテント」です。フライシートのサイズが210X190X130cm、インナーテントのサイズが210X70X108cmで重量が2.18キロ、フライはポリエステル製ですがインナーはシームメッシュ無しのポリエステル、そしてポールは8.5mmのアルミ合金です。
先にご紹介した2UVの方は2人で使用したとしても問題が無い程度のモデルでしたが、こちらの方はソロテントと名称にある通りソロでの使用を前提としたモデルとなっています。重量も比較すればこちらの方が1キロ以上軽量になっていますし、前スペースや換気のためのシステムなども充実しています。
DOD「ライダースワンポールテント」
3点目にご紹介したモデルと同じくDODから「ライダースワンポールテント」です。サイズは290×290×183cm、収納時は50×14×14cmになりテント生地にはポリエステルが、ポールにはアルミ合金が使用されています。インナーテントは2メートル近いコットも余裕を持って収納することができる程度のサイズです。
naturehike「アウトドアキャンプツーリングテント」
続いてご紹介するnaturehikeの「アウトドアキャンプツーリングテント」は天候が悪い日であっても耐えられるような4000mmの耐水圧、防水と撥水加工が生地に施されておりポールに使われているアルミ合金も頑丈な作りです。使用時のサイズは210×105cm、収納時は44×10×10cmになり価格は11990円からです。
naturehike「2ルーム大型ツーリングテント」
naturehikeから2点目にご紹介するのは「2ルーム大型ツーリングテント」です。サイズは420×210cmと名称通り非常に大型の部類に入るモデルで、対応人数は3人から4人、構造のタイプは引き離しが可能な2重構造、重量は3キロ程度で、ナイロンチェックとシリカゲルナイロンの2タイプがラインナップされています。
こちらもタンデムテントなどと同じく比較的多くの人数を収納することができる製品名通りの大型テントで、ご紹介しました通り引き離しが可能な二重構造ですが縫い合わせ場所がシームテープ加工されていますので、雪や雨でも浸水の可能性を排除しています。ナイロンチェックのモデルは18000円、もう一方は23000円です。
バンドック「ソロティピーワンポールテント」
1万円以内で手に入るモデルでもご紹介したバンドックから「ソロティピーワンポールテント」をご紹介します。フライシートのサイズは240x240x150cm、インナーのみの場合は220x100x135cmになり収納した時は60x17x17cmになります。フライ、インナー両方ともポリエステル製、フレームはアルミ合金です。
対応人数は1人までで重量が2.2キロと軽量、設置する際はポール一本だけで組み立てることができるワンポールタイプのモデルですので、テントを張るのに手間がかかりません。荷物を置いておけるスペースや換気のためのシステムもインナーテントに付属していますし、コンプレッションベルトのケースで持ち運びもラクラクです。
DOD「ライダースタンデムテント」
合計3点目となるDODから登場しているモデル「ライダースタンデムテント」です。使用時サイズは230×355×140cmでインナーのみのサイズは215×195×115cmとビッグサイズで、重量は5.4キロ、収容人数は4人までではありますが2人で使用すると非常に余裕がある程のモデルです。
今回初めてご紹介するタンデムテントというだけあって、2人以上での使用を想定しており数人で使用してもスペースが余りあるモデルです。収納時は全長が65㎝となり比較的ビッグサイズのモデルではありますがバイクのタンデム席に乗せても必要以上にはみ出てしまわないサイズまでコンパクトにできます。
pollybaba「ワンタッチツーリングテント612」
11点目にご紹介するのはpollybabaの「ワンタッチツーリングテント612」です。使用時のサイズは約280×120×200cm、収納した時のサイズが直径95×6cm程で、人数は2人から3人まで、重量が3.8キロです。付属品は収納バッグと4本のポール、ペグ16本に害ロープ8本となっています。
こちらも1工程で設置を完了させることのできるワンタッチ式のテントであり、また使用人数が2人から3人となっていますのでソロでなくとも活躍してくれるでしょう。開口部はメッシュ生地のものですので夏場は虫よけに重宝し、ポールとガイロープで日よけが作れるので物理的に日焼けを防止できます。
スナグパック「スコーピオン3オリーブグリーン」
1万円以上のモデルで最後にご紹介するのは、スナグパックの「スコーピオン3オリーブグリーン」になります。サイズは274x198x122cm、重量が3.4キロで使用人数は3人まで、フライシートは軽量ポリエステルリップストップ、5000mmまでの防水性能を備え付属品にリペア―キットが付いてきます。
内部のテントに小物入れのポケットがあるモデルは数多くありますが、こちらのモデルにはなんと計12個も付いています。テントの設置には10分から15分程度でできるようで、テント前のスペースも広く形状的にもスタイリッシュと好評。お値段は最後に相応しく怒涛の45063んになっています。
自分にあったツーリングテントを探そう
選ぶ際にどんな点を抑えるべきなのかや、おすすめしたいモデルを22ほどご紹介しましたが、しかしいろいろとモデルを紹介されたところでいざ選ぼうとなるとどんなタイプのものを選ぶべきなのかは迷うところがあるでしょう。そういったときに基準にしてほしい、合うモデルの探し方をご紹介しましょう。
ツーリングテントの選び方はスタイル次第
まず考えてほしいのが、自分が実践するスタイルがどんなものなのかということです。何度も設置する場所を変えるのであれば張るのに時間のかからないようなモデルを、寒い時期に行うのであればメッシュ生地ではなくコットンが使われているようなものを選ぶなど、とにかくそのキャンプの仕方に合ったものを使いましょう。
何を買っていいか迷ったら
それでも自分がどんなものを選ぶべきなのかが定まらない、もしくはスタイル自体決まっていないならばまずはどんなキャンプをするかを考え、そしてご紹介したように安めのモデルから入ってみるのが賢明です。そこから色々とモデルを試してみて、自分の好みのスタイルを見つけそれに合うものを選んでみましょう。
もっと贅沢な時間を過ごしたいときは
キャンプでの楽しみはいろいろとありますが、真夏でない限りおすすめできるのが焚き火です。焚き火台を一緒に持っていき、夜になったら夜空と焚き火の火を眺めつつ酒と肴に洒落込むというのもとても有意義な時間になるでしょう。事実焚き火の火にはリラックス効果があるようですので、ぜひ試してみてください。
自分に合ったモデルでキャンプを実践しよう!
ツーリングキャンプをする際に使用するタイプのテントの選ぶ際のチェックするポイントや、おすすめのモデルについてなどをご紹介しました。選ぶ際に重要視されるのは手軽に扱えるかのようで、ユーザーもサッと設置ができるかや軽さが特徴のものは人気が高くよく使われているようです。
またそういった点だけでなくある程度の快適な居住性も気になるところでしょうが、今回ご紹介したモデルは数人で使用しても余裕があるものだったり耐水圧が非常に優れていたりと実用的なものが多くそろっています。是非自分のスタイルに合うモデルでキャンプを実践してみて下さい。