質問が終わったら「こっくりさん」にお礼を伝え、鳥居に戻っていただきましょう。コマが鳥居に戻れば「こっくりさん」の終了です。参加者はコマからゆっくり指を動かし、離す動作は合わせるようにしましょう。使用した紙は48枚に破いて破棄し、コマは3日以内に処分するようにしましょう。
③こっくりさんをやるときの注意点
「こっくりさん」には注意しなければならない点がいくつかあります。道具を用意したらすぐに開始せず、参加者にやってはいけない項目をきちんと教えて守らせましょう。ここで悪乗りすると失敗や恐ろしい目にあう確率が高くなります。
必ず窓を開けてする
始める前に必ず窓を開けておきましょう。「こっくりさん」を招く道が必要となってきます。窓を閉めたまま行うと、呼び寄せた霊によっては窓などの入り口を破壊される恐れがあります。
10円玉から指を離してはいけない
「こっくりさん」を開始したら絶対に指を離してはいけません。10円玉という媒体を通して降霊術を行うわけで、力の流れを断ち切ることの人体への影響は計り知れません。現に、「こっくりさん」をして憑りつかれた方の大半は10円玉から不注意にも指を離してしまったことが原因となっています。
何があっても慌てずに落ち着くこと
④なぜこっくりさんで10円玉が動くのか
なぜ「こっくりさん」で10円玉が動くのかについて、いくつかの説を紹介します。
霊の仕業
「こっくりさん」とは降霊術の一つであるため、媒体とされる10円玉に霊が入り込み動かしているという説があります。因みに、媒体となるものは10円玉でなくても動かせるコマならば何でも構いません。「うしろの百太郎」ではおちょこを使用しています。
動かしている人がいる
10円玉が動いたとしても疑念が残ってしまうのは、参加者の誰かが動かしている可能性が捨てきれないからです。動かない10円玉に痺れを切らしたり、参加者を驚かせようとする者が出てきてしまい人の力で動かしてしまうのです。気乗りしない方や悪乗りしそうな方は誘わないようにしましょう。