カイワリの釣り方や料理をチェック!アジとは一線を画す美味しさ

皮を剥ぐ時はアジと同じように、身に銀色の部分が残るように手で剥ぐと良いそうです。後は刺身の大きさに切って、お皿に盛り付ければ完成です。薄い刺身が好きな方は刺身用包丁を使うと良いかもしれません。

カイワリの刺身、そのお味は?

とにかく脂が乗っていて、濃厚です。青魚のアジの仲間でありながら、高級な白身魚のような上品な味で、その味はシマアジに匹敵するとも言われています。甘みが強く、きめ細かい身が特徴的で、刺身の中でトップクラスとも言われています。

絶品カイワリ料理の定番レシピ②塩焼き

カイワリの焼き方

刺身と並んでカイワリ料理の代表として挙げられるのが、塩焼きです。20cmぐらいのカイワリは干物や塩焼きにして食べるのがおすすめです。カイワリはオーブンと魚焼き専用ホイルを併用して焼くのがポイントだと言われています。

普段魚を焼くといえばグリルを使ってしまいがちですが、実はグリルだと直火が強く、カイワリのように少し大きめの魚は表面が部分的に焦げてしまうようです。このためカイワリはオーブンと魚焼き専用ホイルを駆使して、200度で片面8分ずつ、遠火と熱風を使って焼くと綺麗に美味しく焼けるそうです。

カイワリの塩焼き、そのお味は?

刺身と同じように普通のアジより脂が乗っていて、それは美味しいと言われています。アジは焼くと少しパサパサ感がありますが、カイワリは脂が乗っているため、ほくほくして非常にジューシーです。

絶品カイワリ料理はアレンジレシピいろいろ

カイワリを使った料理はバリエーション豊かで、様々な食べ方を楽しむことができます。定番の刺身と塩焼き以外にも、焼カイワリの味噌汁や、カイワリの煮付け、ソテーや揚げ物にしても美味しいと言われています。

カイワリの煮付け

カイワリの煮付けはちょっと濃いめにするとよいそうです。レシピの1例では、カイワリ1匹に対して酒100cc、醤油大さじ4、砂糖大さじ4、みりん大さじ2で煮付ける」とありました。ごはんに煮汁をかけたり、煮汁につゆを足すのも良いそうです。

カイワリのサンガ

サンガというのはなめろうを焼いたもので、漁師町に多数存在している、いわゆる漁師料理の1つです。まずはカイワリをさばいて、香味野菜と一緒にたたき、なめろうにします。それを丸めて焼くとサンガのできあがりです。香味野菜は少なめにするのがポイントだそうです。写真はカイワリではなく、アジのサンガです。

カイワリを料理する時の注意点

カイワリは口の中にノエ(タイノエ)と呼ばれる寄生虫がつくことがあり、一説ではこれがカイワリの流通を妨げているとも言われています。しかし毒性はなく、取り除いて調理すれば問題ないそうです。ノエはエラの付け根に寄生しており、さばいている時に口の中から出てきますので、もしノエを見つけたら、引きずりだしましょう。 

まとめ

カイワリは脂の乗り方や味の上品さにおいて、アジとは一線を画す非常に美味しい魚です。またレシピのレパートリーもたくさんあり、料理も釣りも研究しがいのある魚と言えるでしょう。スーパーには並びづらい魚なので、ぜひ自分で釣って、味わってみて下さい。