シュウマイといえば何といっても蒸しあがった時の香りのよさではないでしょうか?イタヤ貝も混ざってその香りは食欲をそそります。皮の包み方も色々な包み方があり家庭の形となるのも包み料理の楽しみではないでしょうか。
イタヤ貝のシュウマイの作り方
- 具材となる玉ねぎとシイタケをみじん切りにします。イタヤ貝も細かくし、豚のひき肉と具材に調味料を入れ混ぜます。調味料は片栗粉、ショウガ、酒、醤油、オイスターソース、塩、コショウ、砂糖です。シュウマイは醤油をつけて食べなくてもよいくらいにしっかり目に味をつけます。
- 混ぜ合わせのポイントは具の入ったボールを傾けても汁が出てこないようにしっかり混ぜることです。肉と調味料がしっかり混ざってくるとピンク色になってくるのでそこまでしっかり混ぜていきます。
- しっかり混ぜ合わせたら包んでいきます。包み方はやりやすい方法がそれぞれあると思いますが、動画を参考にしてみてください。小さいお子様と一緒に作るなどの場合は皮を細く切り、具を丸めて皮の上で転がして皮をくっつけて作る方法も簡単でおすすめです。
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イタヤ貝のおすすめレシピ「茶碗蒸し」
茶碗蒸しは味わい深い日本料理の一つです。卵とだし汁のふんわりとした食感が何とも言えず幸せな気分にさせてくれる一品です。イタヤ貝を使うことによって風味や旨味が増し、いつもの茶碗蒸しがより味わい深いものになります。
イタヤ貝の茶碗蒸しの特徴
干しシイタケやイタヤ貝の栄養素が旨味成分を存分に引き出してくれ、美味しいうえに健康にも良いのがこの茶碗蒸しです。他の料理の邪魔にはならず、それでもイタヤ貝から出る香りが存在感を与えるそんな料理ではないでしょうか。茶碗蒸しはどんな作り方でも共通するのが「気泡=す」を立てないことです。
イタヤ貝の茶碗蒸しの作り方
- だし汁を作ります。水に昆布を入れその上からかぶるように鰹節を入れ火にかけます。沸騰する直前に昆布からヌメリが出る前に取り出します。沸騰するまでアクを取り続けます。キッチンペーパーか布巾を使って鰹節をこし、醤油、塩で味を調えしっかり冷やします。
- 卵を溶きます。この時泡が立たないようにしっかりと混ぜるとだし汁とよくなじみます。フォークを使ったり菜ばしを底につけながら混ぜるといいです。冷えただし汁と混ぜ合わせ、一度ザル等でこしておきます。
- 具のイタヤ貝やシイタケ、鶏肉などは軽く醤油洗いします。きれいな色の物が上になるように具材を入れていきます。他の具材はタケノコ、銀杏、かまぼこ、三つ葉などです。三つ葉は最後に置くと色がきれいです。
- 卵液を8分目まで注ぎます。中に空気が入らないように竹串で少し混ぜ、蓋をして蒸していきます。もし「す」ができていたら濡れた布巾の角でつついて気泡を消してください。5~7分ほどで竹串をさしてみて固まっていたら出来上がりです。
- 注意点は急激な温度変化を避けることです。お湯が沸騰したら弱火にして蓋を少し開け「す」が立たないようにしてください。器を熱伝導の低いものにしたり厚手の器にすることも「す」のない滑らかで柔らかい茶碗蒸しができるポイントです。
イタヤ貝のおすすめレシピ「イタヤ貝のパスタ」
パスタの中でも海鮮を使ったものは磯の香りが何とも言えず食欲をそそります。イタヤ貝はふんだんに貝汁が出るので海鮮の味と香りを更に引き立たせます。缶詰などは汁ごとソースとして使って存分に旨味を楽しんでください。
イタヤ貝のパスタの特徴
パスタは具材を変えずにソースを変えるだけで様々な味を楽しむことができるので、料理の中でも作りやすいのではないでしょうか?クリーム、和風、トマト、バジル、など数種類のパスタソースを作り、イタヤ貝の色々な味わいを楽しんでみるのも良いのではないでしょか。
イタヤ貝のパスタの作り方
- 玉ねぎ、にんにくをみじん切りにします。オリーブオイルでにんにくを香りが立つまで炒めます。次に玉ねぎを加えじっくり炒めて甘みを引き出します。この時の炒め方で味の違いが出てくるのでしっかり炒めてください。
- 玉ねぎとにんにくを炒めたところにソースを作ります。トマトソースでしたらトマト缶、ケチャップ、トマトジュースなどを使いコンソメを入れてお好みの味に調えます。クリームソースの場合は牛乳や生クリームを加えます。和風は醤油やだしなどを使用します。
- お好みのソースに海鮮を加えます。イタヤ貝、アサリ、エビなどは生のものがあるとより香り高く魚介の旨味を味わえます。手に入れることができなければ、シーフードミックスなどを利用しても生の風味には劣りますが美味しくできます。
イタヤ貝のおすすめレシピ「貝柱のかき揚げ」
貝柱のかき揚げはサクッとした衣の食感を味わいつつ貝の旨味をしっかり味わえるので、是非はじめは何もつけずに食べていただきたいです。かき揚げは丼にしても美味しいのでたくさん作った場合は丼にするのもおすすめです。
イタヤ貝の貝柱のかき揚げの特徴
かき揚げは何といっても歯ごたえの良さです。それにイタヤ貝の貝柱のふんわりとした甘みが加わりなんともいえない香ばしさを味わえます。かき揚げをカラッと揚げるには油の温度を一定に保つことと、衣の温度を低くすることが大事です。油の量にあった揚げ方にしたり、厚い鍋でたっぷりの油を使うなどして温度変化がおきないようにしてください。
イタヤ貝の貝柱のかき揚げの作り方
- イタヤ貝の貝柱が冷凍の場合は解凍してキッチンペーパーなどで水分をよくふき取っておきます。その他の具材はコーン、ゴボウ、ニンジン、しらす、桜エビ、玉ねぎなど、お好きな具材を組み合わせてください。具材は薄く切りすべてに薄力粉をまぶしておきます。
- てんぷら粉に冷水を入れて衣を作ります。サクッと揚げるには混ぜすぎないようにしてください。てんぷら粉はあまり混ぜるとグルテンが出てくるのでサクッと揚がらなくなってしまいますので注意してください。
- 適度な大きさに分けて入れ180度の油で揚げていきます。入れたら上がってくる前に菜箸で中央をクルクルと回して窪みをつけてください。鍋肌などで形を整えて揚げてください。大きな単発泡ができてくるのでそうしたら出来上がりです。
イタヤ貝の名前について
きれいに並んだ放射肋の入った貝から見立てて色々な呼び名がつけられています。現在、文様伝統工芸としてもその模様が使用されています。また、兜に見立てた家紋が江戸時代から多くの人に親しまれてきました。
漢字で書くと「板屋貝」
貝の形が屋根を板で葺く形状によく似ているためにこの様に呼ばれています。昔は物の形から例えられてたくさんの漢字ができてきましたが、貝の形からも様々な呼び名が生まれてきたのは面白いです。
別名は「柄杓貝(ひしゃくがい)」
右の殻が丸みを帯びて深いため、その形状を使い柄杓を作り持ち手に木の枝などをつけて古くから使われていました。戦時中の物の不足していた時代は金属がなかったのでこういった貝の柄杓を活用していました。
地域によって呼び方が変わる
しゃもじに似ているとのことで「杓文字貝」、地域によっては「ホタテ貝」と呼ばれています。またフランス語で「coquille Saint-Jacques」と聖ヤコブの貝という意味で呼ばれており、英語では「scallop」と言われ、中世以来聖ヤコブの象徴とされてきました。
イタヤ貝の養殖は?
天然物が獲れることが稀で市場で見かけるイタヤ貝は養殖ものが殆どです。最も盛んなのは島根県の隠岐の島です。市場には殻付きで出回ることがなくむき身になって売られています。島根県では貝殻節といって、イタヤ貝が何年かに一度大発生する際に巨大なジョレンを使用して漁獲するという民謡が歌われています。
イタヤ貝を手軽に手に入れるには?
生のものを市場で手に入れるのは難しく、かといって潮干狩りなどで獲ることができたものには貝毒の心配があったりもするので、加工された乾燥したものやボイルしたもの、冷凍、缶詰などを利用するのもいいでしょう。今はネットなどでも販売していますので、そういったところから入手すると安心してお手軽にイタヤ貝を利用することができます。
業務用などの大量の貝柱も売っていますのでストックしてたくさんの料理に活用していくのもいいですし、小売りになっているものもあるので、その時々の料理に合わせて購入してみるのもいいですね。値段もお手軽なものが多いです。
イタヤ貝は潮干狩りで獲れる?注意点は?
岡山県高州の浅瀬で獲れることがあります。ミル貝、姫貝、マテ貝、ツメタ貝、アサリ、アカニシ貝などに混ざっていることがあり、見つけられたら是非調理してみてください。注意していただきたいのは、潮干狩りで獲れたイタヤ貝には毒があるかもしれないのでその際は安全性を考え関係者に聞くなどするといいです。
貝毒は過熱しても毒がなくなりません。毒をもつプランクトンは春から夏にかけて増えるので、プランクトンを餌にしているイタヤ貝にその毒が移ります。誤って食べてしまうと下痢を引き起こしたり麻痺を起こしたりとその毒の種類によって症状が出ます。潮干狩りではそういった貝もいるので注意が必要です。
イタヤ貝をいろいろな料理に活用しよう!
イタヤ貝はホタテ貝の様に知名度は低いですが、旨味の凝縮された貝柱や出汁はホタテを上回るほどではないでしょうか?旨味を活用して出来る料理はまだまだたくさんあります。ボイルしたもの、缶詰めや冷凍、乾燥したものをストックしていつでもイタヤ貝を使った料理ができるようにしてみてはいかがでしょか。