イサザってどんな魚?
本来のイサザは琵琶湖にしか生息しておらず、近年では絶滅危惧種とされています。こちらで紹介する「イサザ」は一般的に「シロウオ」と呼ばれているものをご紹介します。このイサザは旬にしか味わう事ができず、旬のタイミングを逃すと食べる事が出来ません。踊り食いとユニークな食べ方も魅力的ですので是非旬にイサザを味わってください。
イサザの生態
イサザの体は小さく5㎝程で薄い飴色をしていて透明なお魚でスズキ目ハゼ科に分類されている魚です。成魚になっても稚魚のような見た目で、その透明な体は内臓や脊椎まで透けて見えるほどです。
海でプランクトンを食べて育ったイサザは産卵期になると海から川の下流に潮の力を借りて上がってきます。イサザの産卵は一生のうちにたった一回しかなく、雌は産卵後に死んでしまいます。雄も卵が孵化した後で死んでしまします。イサザが獲れるのはこの下流に居る時期、尚且つ死んでしまうまでの期間にしか食べる事が出来ないのです。
イサザの生息域
イサザは比較的全土の条件が整った穏やかな沿岸や浅い場所で群れを作って生息しています。春になるときれいな砂と、石がある川の下流に遡ってきて淡水に産卵のためそこに生息します。