ちょうど一年ほど前に放送されたバラエティ番組の中で、ウデムシを調理し食べたアンガールズ田中さん。洞窟で捕獲した後茹でて食べていました。捕獲の際から調理、実食にいたるまで終始絵面が凄まじかったです。なお、感想は「なかなか美味しかった」とのことです。
海外でも!恐怖の挑戦番組「Fear Factor」
想像するだけでも大変恐ろしいのですが、素人さんが賞金を懸けて様々な企画にチャレンジする番組でウデムシを生きたまま食すという挑戦があったそうです。映像のショッキングさはさることながら、生きている虫を直食いできるこの女性の度胸も恐れ入ります。
ウデムシの味とは?
衛生上の問題から生食はどうかと思いますが、調理済みのウデムシは番組での田中さんによると、白身魚に似ているとのことです。虫を食べた人たちはよく、意外と美味しい、エビやカニに似ているといったものが多い気がしますが、そう言われると実際に味が気になってきたという方もいるのではないでしょうか?
世界三大奇虫とは
世界には様々な虫がいます。今回紹介したウデムシはその中でも世界三大奇虫と称された存在。三大、ということでもちろんウデムシの他にもヒヨケムシ、サソリモドキという虫が名を連ねています。簡単に紹介したいと思います。
ヒヨケムシ
ウデムシと同じく世界三大奇虫の仲間です。見た目はかなり蜘蛛に近く見えますが、脚が10本あり前後の二対が長いです。こちらも日本には生息しておらず日本人には馴染みのない虫かもしれません。個人的にはウデムシより気持ちが悪いと思います。
サソリモドキ
その名の通り見た目はかなりサソリに似ています。このサソリモドキの特徴は、肛門付近から酸性の液を噴出し身を守ることです。この液が悪臭で有名とのこと。こちらは日本の一部地域にも分布しているようです。ウデムシを含めヒヨケムシ、サソリモドキもコアな人気を誇ります。
ウデムシだけじゃない!まだまだいる世界のグロキモ蟲たち!
世界にはたくさんの種類の虫が存在しており、その中には当然ウデムシ張りの存在感を放つルックスを持った虫もいます。こちらでは独断で考えたランキング形式で、順番にご紹介していきたいと思います!
3位アフリカオオヤスデ
名前の通りたいへん大きなヤスデです。大きいと言ってもそれが尋常ではなく、体長は30cmを超えるまでに成長する個体もいるほどです。一匹でも凄まじい見た目ですが絡み合う姿はたまらないものがあります。思わず目をそむけたくなるようなうねうね感と脚の多さです。
2位クマムシ
顕微鏡を使ってみなければいけないほど小さなクマムシ。人間の目で満足に視認できるサイズではありませんが、見た目の気持ち悪さは結構なものです。グロいというよりもどこか不安になる見た目。特徴はタフさ!どんな環境でも耐え抜き、時には仮死状態になってでも生き伸びます。実はすごい生き物です。
1位マイマイガ(幼虫)
毛虫です。普通の昆虫は良くて芋虫や毛虫だけは苦手という方もいると思います。日本にも生息していますが世界でも侵略的外来種ワースト100にランクインする嫌われ者です。なんでも葉を好き放題食い散らかしてしまうようです。成体のほうはまだましですが幼虫はとにかくえげつない見た目をしています。
日本に生息するグロテスクな虫
ウデムシは日本に生息しないとのことでしたが、日本に生息するグロテスクな虫も気になってくるのではないでしょうか?せっかくなので、ここでは日本に生息する、方向性の違うグロさを持つ虫を三種ご紹介したいと思います。
トビズムカデ
シンプルに見た目がグロいトビズムカデ。かまれると毒がありますし、これがとにかく痛い!毒があるということを抜きにしても脚がずらっと並んで一本一本が自由に動くさまは見ている者をぞっとさせます。
ハリガネムシ
こちらは、ホラー的な怖さを持つハリガネムシ。寄生虫の一種です。カマキリの死骸からうねうねと出てくるところを目撃したことのある方もいるのではないでしょうか? 実は水生生物で寄生して成虫になった後は宿主の脳を操作して水辺に帰るとのことでした。寄生虫の関連記事はこちらからご覧いただけます。
ゴキブリ
生理的に無理という方が多いゴキブリ。名前を聞くだけで嫌な気分になる方も?日本で嫌われている虫ではムカデと並んでツートップを張る存在でしょう。一匹いたら何十匹は隠れていると言われる繁殖力や、なんでも食べて生き延びてしまうタフさ、退治しようにも簡単に死なないところも厄介な虫です。関連記事はこちらからご覧いただけます。
噂にたがわずウデムシのビジュアルは強烈だった!
いかがでしたでしょうか?世間的な評価の通り、ウデムシはなかなかパンチの利いた見た目をしていました。映像で見るともっと衝撃的な動きをしていますね。個人的にはウデムシ自体は平気でしたが卵や子どもは結構きついという印象です。
しかしグロテスクなのは見た目だけの話、見た目や昆虫食など強烈なインパクトのある話ばかり話題になりますが、毒も持たず害も為さず静かに暮らしています。気持ち悪い、グロいと感じる人も多いですが、逆に惹かれる人が多いのもまた事実。ファンを惹きつける不思議な魅力がどこかに隠されているのかもしれません。