ハゼ釣り用仕掛けは多種多様
ハゼ釣りは初夏から秋をメインに、近場の河口や港などで手軽に楽しめるとあって、ファミリー層のレジャーから初心者・玄人まで幅広い層に高い人気を誇る釣りです。単にハゼ釣りといってもその楽しみ方は多様で、最近ではルアーフィッシングでもハゼは注目のターゲットとなっています。その中でも今回は餌釣りの仕掛けを着目してみましょう。
ハゼ釣り用仕掛けをご紹介!
こちらの記事ではウキ釣り、ちょい投げ釣り、投げ釣り、ミャク釣りの四種類の仕掛けについてご紹介します。それぞれの釣り方はもちろん、必要なアイテムや仕掛けの構成などは少しずつ違ってきます。それではさっそくみていきましょう!
ハゼ釣り用仕掛け① ウキ釣り
まずはウキ釣りについてご紹介したいと思います。ウキ釣りと言えば堤防や港での餌釣りでは定番中の定番とも言える、人気な釣り方のひとつでしょう。ハゼ以外にも様々なターゲットに応用できるので、ぜひ仕掛けやアイテムなどについてチェックしてください!
ハゼ釣り用ウキ釣り仕掛けの基本構成は?
ウキを使うことで微弱なアタリも視覚的に把握しやすいのがウキ釣りの良さです。ハゼは底に張り付く魚なので、ウキ下が必ず底まで沈むようウキゴムの位置を調節しましょう。仕掛けはウキ、ウキゴム、オモリ、ハリス止め、ハリス付きハリが必要です。
構成は道糸の任意の場所にウキゴムを通しておき、それからウキを取りつけます。画像は玉ウキなのでゴムに差し込む形になります。その下にオモリ、ハリス止めを取りつけ、ハリス止めにハリス付きハリを固定してください。
ハゼの釣り用ウキ釣り仕掛けに必要なアイテムは?
ウキ釣りに必要なものはまずはもちろんウキ、そしてウキとセットで使いたいウキゴムをはじめ、いろいろなアイテムが必要になります。それぞれのアイテムの特性を、おすすめ商品も合わせてご紹介していきたいと思います。
ハゼのウキ釣り仕掛けアイテム① 道糸
道糸はナイロンが扱いやすくていいと思います。よほど糸が太すぎるということでもない限りは他のタックルから丸ごと流用しても特に困ることはないです。号数は2~3号前後あれば十分だと思います。あらゆるメーカーから格安で販売されています。ご紹介しているのはラパラの徳用ラインです。クオリティも高い300m巻きです。
ハゼのウキ釣り仕掛けアイテム② ウキゴム
安価で簡単に糸に通せるものが様々なメーカーから発売されています。ウキ止め糸でも大丈夫です。ウキゴムをストッパーとしてウキを任意の位置で固定し、水中に伸びる仕掛けの長さを調整します。こちらは第一精工の透明ウキゴムです。透明なのでウキの刺さり具合がわかりやすく通しやすいという利点があります。
ハゼのウキ釣り仕掛けアイテム③ ウキ
ウキは玉ウキがハゼのウキ釣りには気軽に扱えます。なければご他のウキでも使用可能です。視認しやすく遠目にもわかりやすいのが他の釣り方に対しひとつのメリットと言えるでしょう。沈むことでアタリを確認することができます。静かに竿を立てて合わせ、スムーズに回収しましょう。ご紹介しているのはナカジマの蛍光ウキです。
ハゼのウキ釣り仕掛けアイテム④ オモリ
オモリはガン玉を使用しましょう。ガン玉はぱくっと口をあけたような形をしており、それをラインに噛みつかせるような形で取り付けます。ハリスやラインを傷つけないよう注意しましょう。ウキの浮力に見合った号数のものを選んでください。画像はヨーヅリのガン玉セットです。ケース付きで持ち運びが楽です。
ハゼのウキ釣り仕掛けアイテム⑤ 自動ハリス止め
自動ハリス止めはとても便利な道具です。釣りにおいて面倒なのが仕掛けをロストしたり、ハリの号数を変えたいというときに逐一結びなおさなければならない点ですが、ハリス止めはハリスを挟む形で固定してくれるので取り換えが非常に楽です。画像はささめ針の大穴ハリス止め。ハリスを通しやすいです。
ハゼのウキ釣り仕掛けアイテム⑥ ハリス付きハリ
ハゼは比較的大きな針や餌でも積極的に食いますが、初夏など、時期によっては小さめの針も必要です。7号前後で、季節によっては号数を大きくして大物を狙いましょう。画像はオーナー針の赤はぜ(糸付)です。ハゼの口にも刺さりがいいです。ハリスの長さは45cmです。
ハゼ釣り用仕掛け② ちょい投げ釣り
ちょい投げ釣りは河口や港でのキス・ハゼ狙いではかなり人気の高い釣りです。初心者やファミリー層にも人気でいろんなメーカーからセット商品が多数販売されています。それではちょい投げ釣りに必要なアイテムや仕掛けの構成をご紹介したいと思います。
ハゼ釣り用ちょい投げ釣り仕掛けの基本構成は?
ちょい投げは天秤という特殊な形状のアイテムを使用します。天秤はL字型を描く針金のようなもので、そのL字の角部にオモリを付け、棒の片方に道糸、もう片方にハリスを取りつけます。天秤とオモリが最初から一緒になっているものもあります。
仕掛けの構成としては道糸、天秤、オモリ、ハリス付きハリスといった形になります。画像はL型天秤でなく、仕掛けの一部分しか見えませんが、道糸を天秤の片方につなぎ、天秤のもう片方にハリスをつないでいます。そしてオモリは天秤に取り付けます。
ハゼ釣り用ちょい投げ釣り仕掛けに必要なアイテムは?
それではさっそくちょい投げの必須アイテムをご紹介していきたいと思います。ファミリーでのレジャーとしても人気の秋のハゼ釣り、お子様でも楽しめるちょい投げに挑戦して周りとの釣果に差をつけましょう!
ハゼのちょい投げ釣り仕掛けアイテム① 道糸
ちょい投げはルアータックルを流用して使えます。PEなら1号程度、ナイロンなら3号程度の太さのものがいいと思います。ハリスが先についていますが根ズレが気になる方はショックリーダーを接続した上で仕掛けに取り付けてください。画像はデュエルX8です。強度があり視認しやすいです。
ハゼのちょい投げ釣り仕掛けアイテム② スナップ付きスイベル
スナップ付きサルカンでもいいです。天秤と道糸を接続する際につなぎとして使用します。道糸と直結する場合、仕掛けを取り換える際にいちいち結びなおさなければなりませんが、スナップだとワンタッチで交換できて便利です。画像はCrochの商品です。全部で5サイズ入っています。
ハゼのちょい投げ釣り仕掛けアイテム③ テンビン
キス天秤を流用して問題ありません。オモリと一体となった天秤もあり、そちらはジェット天秤と呼ばれます。別途オモリを購入せずに済むのでおすすめです。誘導式や自立するものなどいろいろな種類があります。ご紹介しているのはセイコー弓型キス天秤です。こちらは10cmのものですがサイズ展開も多様です。
ハゼのちょい投げ釣り仕掛けアイテム③オモリ
オモリは5号~10号程度のものをお好みで選んでください。重いほうが飛ばしやすいです。ナスオモリの他、スリムシンカーのような海中で立つものもあります。天秤のL字の角の部分に取り付けます。画像は天秤になりますが、ハヤブサの立つ天秤スマッシュです。その名の通り海中で自立する設計です。便利だと思います。
ハゼのちょい投げ釣り仕掛けアイテム⑤ 各種完成品仕掛け
これを買ってしまえばほとんどそのまま釣り場に直行できるセットアイテムです。また、道糸さえ結んでしまえばあとは手間もほとんどなく釣り場で楽な思いができるため、ファミリーで行くという方には特におすすめできます。画像はハヤブサのハゼだぜ!実際に使用したことがありますが便利でした。
ハゼ釣り用仕掛け① 投げ釣り
続いて、投げ釣りをご紹介していきたいと思います。ちょい投げとどう違うの?と思われる方も多いかもしれません。ちょい投げが10m~20m程度の飛距離のイメージで、投げ釣りは大遠投も視野に入れて行うといった感覚です。道具もちょい投げとは変わってくるので、要チェックです。
ハゼ釣り用投げ釣り仕掛けの基本構成は?
ちょい投げは近場の河口や奥まった港でもできますが、投げの釣り場はひらけたサーフや堤防になるでしょう。それだけに、広域に仕掛けをキャストすることができるメリットがあり、同時に狙ったポイントに遠投するスキルも必要になってきます。構成はちょい投げと基本同じですが道糸の先に力糸を接続します。
投げ釣りで特に注目したいのは飛距離を伸ばすためのアイテム選びです。道糸、力糸を始めオモリもちょい投げ以上にヘビーになります。また、ここでは紹介できませんが投げ専用のタックルを揃える必要もあると思います。投げ釣りはキスやカレイなどがかかる可能性もあります。様々なターゲットを相手に楽しみましょう。