高級魚イシガキダイには毒がある?生態や釣り方、美味しい料理についてご紹介!

磯釣り王国と言われる九州で生まれた釣りが、宙釣りです。まず、足元の磯の斜面に撒き餌を入れ魚を呼び寄せます。中通し式オモリによって仕掛けを磯の壁際にをぴったりと沿わせ、最大のポイントともいわれる磯際を、丁寧に釣っていきます。持ち竿でアタリがあった場合の駆け引きもしやすく、攻めの姿勢で臨める釣法です。

イシガキダイが好む餌は?

イシガキダイの餌には様々なものが利用されております。野生でも、ウニなど高価なものを食べているため、餌も効果になるイメージが強いですが、季節やイシダイの活性に合わせて選ぶことができます。比較的安価なものや現地調達できるも、近年人気が高いものなど色々あります。

カニ

使用される餌の中で、最もスタンダードなものとなっています。とても臭いが強く、活性の高くなっている時期には、とてもよく誘ってくれます。また、カニの種類に特段の制限はなく、ザリガニやヤドカリを代用することもでき、現地調達することも可能です。

春の釣りでは、ダントツの人気となっています。なかでも赤貝がよく使用されます。その時々の活性に合わせて調整しやすく、少ないときはムキミにして5~7個くらいを数珠掛けし、活発なときは粗割り、塩締めなどで対応します。また、磯には貝類が多く生息しているので、ハンマーなどを持参し地調達もしてみましょう。

ウニ

夏から秋口にかけてよく使われていたウニ餌ですが、食いつきの良さからイシダイ・イシガキダイ釣りでは人気が高まっています。また、カニや貝などの軟らかい餌は餌盗りも多いですが、ウニは表面が硬く、餌持ちがいいというメリットもあります。特にガンガゼという種類のウニが、安価に入手できるため人気です。

イシガキダイの料理を紹介

料亭でも出されることのある、マイナーな高級魚イシガキダイですが、釣ることが出来たらどのように調理するのが良いかご紹介します。磯の香りが苦手な方向けの調理や、苦労して釣ったイシガキダイを余すところなく食べる調理法まで、様々な料理が可能です。

皮のまましゃぶしゃぶに

新鮮なイシガキダイは、刺身など生で食べるのが最も美味しい食べ方です。しかし、ぜひ、皮ごとしゃぶしゃぶにしてみて下さい。イシガキダイは皮目にたっぷりと脂がのっていますが、皮は生のままでは固く食べらず、捨ててしまうにはもったいない部分です。お湯にくぐらせると皮も触感が非常によくなり、旨味を逃すことなく味わえます。

イシガキダイの香草焼き

独特な磯の香りが気になる方には、香草焼きがおすすめです。ローズマリーなどお好きなハーブと調理することで魚の臭みを消すことができます。また、焼くことで身がさらに締まりるので身離れが良く、また、鶏肉に近いようなしっかりとした食感を楽しむこともできます。

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