アメフクラガエルとは?
最近は、テレビなどでも取り上げられるようになったアメフクラガエルですが、まだペットとしてはマイナーなので知らない方も多いのではないでしょうか。知れば知るほどハマってしまう、不思議な魅力のある、とても愛らしい生き物です。
ふっくらした体型のカエル
その名の通り、ふっくらまんまるの見た目をしています。アフリカ南部に主に生息していて、体長は5㎝前後です。手足が短く、また水かきも無く、日本のカエルのイメージのように飛んだり泳いだりしない不思議なカエルです。
ペットとして人気
とにかく丸っこい体でちょこちょこ動く姿がかわいく、ペットとして大変人気があります。また、後述しますが飼育にも手がかかりません。さらに、カエルの寿命は5年ほどと言われていますが、上手に飼育してあげればアメフクラガエルは10年以上生きるそうです。長いお付き合いが出来るのも嬉しいポイントのひとつです。
アメフクラガエルはとてもかわいい!
一目みると、そのインパクトと可愛さから目が離せなくなるアメフクラガエル。カエル好きな人たちには大変な人気で、入荷されると即完売してしまうこともしばしばあるようです。その魅力について、もう少し深堀してご紹介したいと思います。
おまんじゅうのような見た目
なんと言っても、一番の魅力は水まんじゅうのようにぷっくりした可愛らしい見た目です。一時は、ネットで「きなこまぶしわらびもちがえる」が正式名称とするデマ情報が出回り、あまりの「おまんじゅう感」に信じている方も多くいたようです。おまんじゅうの妖精なんていう声もよくコメントされていて、とにかく可愛いカエルさんです。
飛び跳ねないので飼育しやすい
カエルとしては意外なことに、アメフクラガエルは飛び跳ねることができません。また基本的に土の中に潜って生息しており、脱走の心配がありません。簡単な水槽などでも十分なスペースが確保でき、飼育しやすいです。
アメフクラガエルのかわいすぎる動画が話題に
アメフクラガエルの動画はネットでも多くアップされています。また、現在のアメフクラガエルのブームに火が付いたきっかけも、ネットの動画からでした。その人気動画をいくつか紹介いたします。
餌を隠されたアメフクラガエルのリアクションが可愛い
まずは、飼い主さんに少しいじわるをされてしっまったモチ君の動画です。エサを指で隠されてしまい、のぞき込む仕草や、指をどかそうと一生懸命な姿がとってもかわいいと話題になりました。その感情豊かな仕草から、アメフクラガエルの人気が上がっていきました。
土に潜る姿がかわいい
土に潜って帰っていく動画も、とってもかわいいと人気です。もそもそとゆっくり潜っていく姿がなんとも言えません。まるで、土から出てくる動画の逆再生かのように、おしりから帰っていきます。その一生懸命さに癒される方多数です。
アメフクラガエルの生態
ここまで、とにかく可愛い見た目の話をしてきましたが、生態についてもご紹介していきたいと思います。こんなに不思議なカエルがいったいどこからやってくるのか、何を食べているのかなど1つ1つ見ていきましょう。
南アフリカ地域原産
アメフクラガエルは南アフリカ地域が原産です。大きさは、成体でも5㎝前後と小さく、いつまでも手のひらサイズで楽しむことができます。生活の大半を地中で過ごしているので、エサの頻度も少なく忙しい社会人のや、一人暮らしの方の生活にもなじみやすいです。
乾燥に強い
乾燥した地域原産なので、乾燥には強い性質があります。逆に泳げないので、水場は苦手とも言えます。しかし、たまには水浴びも必要なため小さな容器に水をいれたものを設置し、土は定期的に霧吹きなどで湿らせてやる必要があります。
カエルの姿で卵から孵化する
アメフクラガエルの産卵は、土の中に行われます。また、卵の中でおたまじゃくしが成長して、孵化するときにはしっかりカエルの姿で生まれます。自然界では、雨季のみに産卵が行われ一度に40個ほどの卵を産みます。
アメフクラガエルはほとんど地中にいる
ここまで、アメフクラガエルの魅力を中心にご紹介してきましたが、そのあまりに独特な性質ゆえにペットとして楽しみが少ないと言われることもあります。それは、ほとんど土の中で過ごすという点です。
乾燥した地域生まれのため地中で過ごす
基本的には土に潜って暮らしているので、見かけることが少なく、飼い主は土を飼っている気分になることも。乾燥した地域では、湿った土を求めて深く潜っておりその習性があるからです。自然界では、雨が降った後の夜など、空気や地表が湿っている時に、外で活動をしています。
週1回程度出てくる
基本的に地中にいるとはいえ、エサを食べたり水浴びをしに週に1回程度は地表に出てきてくれます。夜行性なので、夕方~夜間に合えるという声が多いようです。毎日いない分、出てきてくれた時の喜びや楽しみは格別です。
アメフクラガエルの飼育方法
では、実際にどのように飼育すればよいのかをご紹介します。とっても変わった性質のカエルですが、基本的に飼育難易度は高くありません。心地よい家づくりをしてあげて、長く付き合いたいですね。
水槽で飼育
まず、アメフクラガエルは一般的な水槽で飼育が可能です。また、昆虫用の飼育ケースなども利用できます。とにかく、カエルがしっかり潜れるように10㎝以上の土を敷くことができれば、サイズも大きくなくて大丈夫です。
暖かく保つことが重要
アフリカ原産で、本来あたたかい地域の生き物なので寒さには弱い性質があります。飼育するうえで最も重要なのが、この温度管理です。冬場などは必ずヒーターを用意し、20~25度を保つようにしましょう。