4.0~ 厳冬期
R値は重ねたら効果倍増
R値で示される断熱性能は単純に足し算をすることができます。例えば、R2.0のものを2枚重ねて使用すればR値は2.0*2=4.0となり、2倍の断熱性能があります。(※2倍暖かくなるというわけではありません。)
テントマットの種類と発泡式マットのメリット
テントマットはざっくりと分けると「エアクッションタイプ」と「発泡クッションタイプ」の2種類があります。それぞれをさらに細かく見ていくと、以下のような分類をすることができます。
テントマットの種類は4種類
エアクッションタイプ:エアマットとインフレーターマット
エアクッションタイプのテントマットは、その名の通り空気を内部に取り入れることによって、クッション性と断熱性能を得るもののことを言います。空気を取り入れて設置するという性質上、軽量でコンパクトに収納することができるデザインのものが多いです。
体と地面の間に空気の層ができることにより地面へ逃げる熱をシャットアウトするわけです。エアマットはそのまま空気を取り入れた、文字通りの空気層ですが、インフレーターマットは中にウレタン/ナイロンのフォームを内蔵しています。
フォームが元に戻ろうとする性質を利用することによって半自動的に空気を内部に送り込むことができるので設置が楽なものが多いです。
発泡クッションタイプ:クローズドセルマットと銀マット
発泡クッションタイプのマットは、エアクッションタイプと異なり、空気を送り込むという手間はなく、折りたたんだマットをそのまま展開することによって設置できます。クローズドセルマットと銀マットがありますが、どちらもクッション性でいうとエアクッションタイプのマットに劣ります。
エアマットとインフレーターマットのメリット・デメリット
エアクッションタイプの魅力は、「軽量・コンパクト・快適」の3つです。これだけ見てしまえばもはや発泡クッションタイプの立場がないように思われてしまいますが、決定的なデメリットとして、「生地に穴が開いてしまうと全く使い物にならない」ということがあります。発泡クッションタイプと差別化する大きなポイントはこの耐久性の違いにあります。
クローズドセルマット、銀マットのメリット・デメリット
これらのマットタイプの魅力は、「汎用性があり頑丈であること」です。エアクッションタイプと異なり、生地に穴が開いて使い物にならなくなるということはなく、登山などのハードなアウトドアシーンでも安心して使うことができるタフさがあります。
どのような場面においても、必要最低限のクッション性と断熱性が得られるというところが最大の魅力でしょう。
しかしながら一方で、エアクッションタイプとは異なり、睡眠における快適性という観点においては必ずしも優秀であるとは言えません。フォームの形状によってクッション性を高めているというタイプもありますが、それでもやはりエアタイプのクッション性には及ばないため、アウトドアでの快適な睡眠を求めるという人には必ずしもおすすめはできません。
「クローズドセル」テントマットとは?
テントマットについて調べていく中で、「クローズドセル」という言葉を目にする機会は多いのではないでしょうか。サーマレストは、様々な商品展開をしている中で、特に「クローズドセル」タイプのテントマットで注目を浴びているメーカーです。