アサヒガニってどんなカニ?
まず最初に「アサヒガニ」が何者なのか?を解説していきましょう。学術的な解説よりもよりわかりやすい形で「アサヒガニ」の魅力や特徴みたいなものを知っていただけたら良いな!という観点で書いていきます。堅苦しい説明は一切しませんのでご安心ください。
アサヒガニとは
さて、アサヒガニという名前ですが、関東以北のみなさんは大半の方が親しみのない名前と感じるかもしれませんね。食用のカニなのですが流通量も少ないですからほとんどのアサヒガニは九州地方で消費されてしまいます。ただ最近は「ふるさと納税」などでも話題になっているので名前をご存知の方もいるかもしれません。
地域によって名前が変わる
アサヒガニは日本国内でもいろいろな地方名で呼ばれています。鹿児島では「カブトガニ」、長崎では「ヨロイガニ」、高知の「ヘイケガニ」などですが、いずれもその姿が武将がかぶる兜に似ているからという理由が容易に想像できるネーミングです。標準和名の「ヘイケガニ」や「カブトガニ」は全く違う生物にきとですから間違えない様にしないといけませんね。
海外では「Spananer crab」(スパナ クラブ)と呼ばれ、ハサミが工具のスパナに似ている事が名前の由来です。日本でも海外でも見た目が名前になっている部分は共通ですね。
他のカニとは違う特性
アサヒガニの特徴としては、歩き方が最大の特徴と言えます。一般的な蟹は横歩きですが、アサヒガニは縦に歩きます。これは「アサヒガニ」がヤドカリとカニのちょうど中間ぐらいの進化の生物であることを示しているんですね。
アサヒガニは非常に珍しい種類のカニですが、同じ様に珍しカニご興味が湧いた方はこちらの記事もご覧ください
アサヒガニの生息地域
アサヒガニの生息地は大まかにいうと南の海ですね。そしてアサヒガニは、だいたい水深20m〜50mの浅瀬の砂場を住処にしています。
国内
国内でのアサヒガニの生息地は、九州、沖縄、八丈島などが主要で特に種子島が有名な産地となっています。千葉県や相模湾などでも見かけることがある様ですが、その頻度は非常に稀です。
海外

海外ではハワイ、ニュージーランド、オーストラリアがアサヒガニの生息地として有名で、海外からの輸入もののアサヒガニの大半はオーストラリアからの冷凍輸入となっています。