カムルチーってどんな魚?飼育方法や生態、レシピまでご紹介!

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蛇のような頭をしているカムルチー。その風貌から別名でスネークヘッドと呼ばれることがあります。そして、観賞魚にはスネークヘッドの名がつく魚が多く存在していて、どの品種もとても人気があります。サイズは小型魚から大型魚までいて、中には色鮮やかで美しいスネークヘッドもいます。

カムルチーは大きくなる魚

自然の環境下では1m程になる大型魚なのですが、飼育されている魚は水槽内で生活できる範囲に合わせて成長します。飼育下のカムルチーも、水槽のサイズの影響を受けるので野生の時よりは大きくなりにくいのです。それでも60cm~80cm程になるので飼育する場合はある程度の水槽が必要になります。

カムルチーを飼育する方法をご紹介!

飼育をしてみたいと思った方は、その時の大きさだけで判断しないで、成長して大きくなることを考えて道具を揃えましょう。また、カムルチーは自然界では魚やカエルの他に、ネズミや蛇なども捕食してしまう肉食魚です。飼育した場合、基本的に生きているエサをあげることになります。

カムルチー飼育には大きな水槽が必要

飼育環境下でも成長していき60cm程になると仮定すると、ストレスを与えないために体長の倍以上の横幅の水槽が必要となります。ですので、目安として150cm程の水槽があると安心です。もっとスペースがある環境を作りたい場合は、横幅が180cm、もしくは奥行がある水槽を用意すると、より自由に動けるようになります。

カムルチーを飼育する基礎知識

肉食魚であるカムルチーは、自然界では子魚や虫などの生き物に果敢に襲い掛かので、生きている状態の金魚、コオロギなどをエサとして食べてくれます。生きエサの用意が大変な場合は、代わりに人口飼料がありますが、最初から食べる訳ではないので少しずつ慣らしていくことになります。また、縄張り意識が強い魚種なので単独で飼育しましょう。

カムルチーを飼育するのに必要な道具

観賞魚を飼う道具と同じものが必要となります。水槽、フィルター、ライトの他に水温管理をするためのヒーターがあると、より良い環境づくりができます。この他に忘れてはいけないのが、ジャンプ防止用のフタです。飛び出して外にでたままの状態が続くと、生命力があるカムルチーでも命を落とします。対策を怠らないようにしましょう。

カムルチーを食べよう!

えっ、食べれるの?という印象の方もいるかと思いますが、東アジアの地域ではポピュラーな食材で、場所によってはご馳走となる魚です。淡泊な白身で様々な料理に合う魚なので、釣った方はぜひカムルチー料理に挑戦してみましょう。

カムルチーの味は鶏肉に似ている?

カムルチーは白身で弾力がある肉質なので、鶏肉の触感に近く味も似ているのですが、中には、フグやウナギ、鯛のようだと表現する方もいます。クセがなくて、色々な方法で調理することができるおいしい魚です。

カムルチーの捌き方

カムルチーは骨が太くて皮が固いので、捌くのに手間がかかります。5枚おろしで部分ごとに切っていくと、身を無駄にしづらいです。魚の中心に切り込みを入れて、片側ずつ切っていきます。両面を捌き切れば、五枚おろしの完成です。骨に包丁の刃をあてて、滑らすように切っていきましょう。おろした後には、皮を剥いで食べる状態にします。

カムルチーを捌くときの注意点

カムルチーは、歯が鋭くて骨も太くって尖っているので注意して捌く必要があります。また、ぬめりがあるので、滑らないようにしっかりと落としましょう。そうすることで、臭みがとれて味もよくなります。その他に、釣りで使う針がお腹の中に入っている可能性があるので、その点に気を付けて捌いて下さい。

カムルチー料理と作り方をご紹介

東アジアでカムルチーは、ポピュラーな食材として扱われています。おいしく食べる方法として、焼く・煮る・蒸すから中華風やエスニック風などのいろいろな調理法があります。その中で、比較的簡単に調理ができそうなレシピをご紹介致します。

カムルチー料理①塩焼き(プラーチョン・パオクルア)

タイ語で雷魚の塩焼きという意味のプラーチョン・パオクルア。ふんだんに塩を擦りこんでから焼き上げます。シンプルな料理でアレンジがきくので、臭み消しとしてレモングラスなどの香草と一緒に焼くとまた違った風味になります。食べる際は、醤油の他にナンプラーで頂くとエスニック感がでてきます。

カムルチー料理②チャーカーラボン

炭火で焼いた雷魚油で揚げて、野菜と一緒に炒めるベトナム料理です。調理の工程は手間がありますが、それによって香ばしい独特の味がするおいしい料理に変化します。家庭でつくる場合は、炭火は難しいので、グリルやフライパンで焼いてから揚げましょう。

調味料は、手に入りやすいナンプラーやチリソースで味付けしましょう。本場では、そこにマムトムというエビの塩辛を入れます。後はビーフンと香草やお好みの野菜と炒めて、仕上げにレモン汁を掛ければ完成です。

カムルチー(雷魚)のスマホケースはとてもかっこいい

出典:楽天市場

このような、インパクトがあるスマホケースが楽天市場で販売されています。英文でスネークヘッドを記入されているのが、またなんともいえません。カムルチーの風貌に魅力を感じる方はご購入を検討してみてはいかがでしょうか。

カムルチーは身近なところで出会える魚

カムルチーは、全国のほとんどの地域に生息しています。流れが強くない緩やかな所や止水域の川や、池、沼に生息しています。ルアーフィッシングの対象魚としても面白いですし、観賞魚としての魅力もあります。調理が好きな人は食材として料理することができます。ぜひ、休日は水辺に立ってカムルチーを探してみて下さい。

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