燻製器を自作しよう!100均の素材や段ボールなど素材別に作り方をご紹介!

鍋底のアルミホイルの上にスモークチップを置き、鍋の底からコンロなどの熱源で加熱します。食材は粉ふるいの網の上へのせ蓋をします。蓋と粉ふるいの隙間が大きく開くようでしたらアルミホイルで塞ぎます。この燻製器の特徴は粉ふるいを複数重ねることもでき、1段目は肉類、2段目ははチーズというように、多くの食材が一度に調理できます。

燻製器を自作!100均ケーキ型編

ケーキ型と粉ふるいを使った燻製器です。100均のケーキ型もシリコンやアルミホイルなどいろいろありますが、ステンレスなど直接火にかけられるものを選びます。できればテフロン加工されているものがあればお手入れも簡単です。

必要なもの

  • ケーキ型、粉ふるい、ボール、アルミホイル

ケーキ型は粉ふるいよりも大きめのものを用意します。ボールはケーキ型と直径が同じものを選ぶのがポイントです。ボールは蓋として使用しますので、100均で売っている鍋蓋の取っ手を取り付けると便利です。

燻製器の作り方

ケーキ型の底にアルミホイルを敷き、粉ふるいを逆さにして被せます。ケーキ型にボールを逆さにして蓋をすれば出来上がり。ケーキ型と蓋にしているボールに隙間ができればアルミホイルで塞ぎます。アルミホイルにスモークチップ、粉ふるいの網に食材をそれぞれのせて、ケーキ型の底からコンロなどの熱源で加熱します。

燻製器を自作!100均土鍋編

100均のアイテムで小さな一人用の土鍋があります。土鍋や中華鍋などはもともとスモーク料理を作るのに適していますので、100均の土鍋でも同様に燻製器を作ることができます。しかも非常に簡単です。

必要なもの

  • 土鍋、網、アルミホイル

主な材料は土鍋と網の2つだけというシンプルな材料です。土鍋には蓋も付いているのでとても便利に利用できます。網は丸網でも焼き網でもかまいません。土鍋よりも少し大きめのものを用意しましょう。

燻製器の作り方

土鍋の底にアルミホイルを敷き、スモークチップをのせ、さらに土鍋の上に網を敷き、食材を乗せ蓋をします。土鍋と蓋で網を挟んだようになります。網と蓋の隙間をアルミホイルで塞ぎ、土鍋をコンロなどの熱源で加熱します。

燻製器を自作!ダンボール編

ダンボールを使った簡易の燻製器が市販されているように、ダンボールは加工しやすくどこでも手に入るので燻製器を作るのにおすすめです。また、燻製器を好みのサイズに作れるのも特徴です。ダンボールを使った燻製器は、燻製器の3つの条件さえ押さえておけば、いろいろな作り方が試せます。自身にあった燻製器を作ってみましょう。

こんな人におすすめ

材料も手軽に手に入り、その他の材料も安価で作ることができます。燻製初心者の方でもチャレンジしやすいです。加工がしやすいのでお子さんなどと一緒に制作できるので、ご家族やグループにもおすすめです。食材の仕込みによっては本格的な燻製もできるので、上級者でもダンボールを使った燻製器を使っている方がおられます。

ダンボールで作るメリット

一番のメリットは手軽に手に入るという点です。安価でいうと100均アイテムで作るのと変わりませんが、ダンボールの燻製器のほうが大きく、さまざまな食材に対応できます。はさみ、カッターナイフ、ガムテープといった簡単な工具で加工がしやすいのもメリットです。また、折りたためば持ち運びも簡単で、汚れたら処分もしやすいです。

ダンボールで作るデメリット

ダンボールですから火がつきやすく、その点を気をつけなければなりません。ガスコンロや炭火などは危険のため使用しません。風などでダンボールが倒れる場合もありますので、火をつけている間は近くにいて監視が必要です。

必要なもの

  • ダンボール箱、網、割り箸(竹串)、アルミトレイ、ガムテープ、吊り金具(S字フック)

網は横にしてちょうどダンボールに入るものがベストですが、少し小さくても大丈夫です。割り箸(竹串)は網を固定するものですので、同じような棒などで代用できます。吊り金具(S字フック)は食材を吊るす時に使用しますのでなくても大丈夫です。

燻製器の作り方①網の位置を決める

ダンボール箱に網を取り付ける位置を決めます。大きなダンボール箱ですと、2段3段と取り付けることもできます。網の位置を決めたら、その高さの四隅に斜めになるように割り箸を刺します。割り箸の上に網を載せます。網を水平に設置するのがポイントです。

燻製器の作り方②スモークウッドの設置

段ボール箱の燻製器ではスモークウッドに直接火をつけて煙を出します。ダンボール箱の底面を切り取り、アルミトレイを敷いてその上にスモークウッドを設置します。ゴトクなどでスモークウッドの熱をダンボールに移らないようにすれば、ダンボール箱の底を切り取る必要はありません。

燻製器の作り方③密閉

スモークウッドに火をつけ、網に食材をのせたら密閉をします。ダンボール箱の蓋を閉じて、ガムテープを張ります。ダンボールとガムテープは相性が抜群。ダンボールの隙間や補強にもガムテープで対応できます。

燻製器の作り方④吊り金具(S字フック)の設置

大き目のダンボール箱なら細長い肉や魚を吊るして設置することもできます。網を高いところに設置して、その網に吊り金具(S字フック)を引っ掛けて食材を吊るします。吊るした食材から水分が垂れますので、食材の下方にももう一枚網を設置し、アルミトレイなどを敷き垂れた水分を受けます。ダンボールですが、かなり本格的な燻製が楽しめます。

燻製器を自作!一斗缶編

一斗缶を使った燻製器です。ダンボールよりも耐久性があり、直接火の上に置くことができます。手ごろな大きさで、比較的安価で手に入り易く、加工もし易いので燻製器を作るのに便利です。DIY感覚で燻製器を作ってみましょう。一斗缶を使った燻製器は、作り方によっては本格的なものができますが、ここではシンプルなものを紹介します。

こんな人におすすめ

ベーコンなど本格的な食材を燻製にしてみたいというような、何度か燻製を作ったことのある中・上級者におすすめです。また、一斗缶の燻製器は繰り返し使えますので、定期的に使用される方にもおすすめです。

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