はじめに
釣りを初めようと思ったものの何を用意すればいいのかわからないことも多いと思います。まずは延べ竿釣りからはじめてみませんか？実は延べ竿釣りは揃える道具も少なく操作も簡単です。今日は初心者の方のおすすめ延べ竿釣りについて説明していきます。
延べ竿とは？延べ竿の特徴
そもそも延べ竿とは何なのでしょうか。普通の竿とは何が違うのでしょうか。まずは延べ竿について説明していきます。
リールを使用しない竿の総称
延べ竿とはリールを用いない竿の総称で、海釣り用、川釣り用様々な種類があります。ですが、どれも竿先に直接糸を結びつける、といったシンプルな作りになっています。
初心者でも大丈夫？
延べ竿は何より軽さが特徴です。素材や長さによって重さも値段も左右されますが、どんなに重い物でも200ｇはなく、一般的な竿でも150ｇ前後になっています。
シンプルなシステムなので小さなお子さんでも十分楽しむことができる、まさに初心者向けの釣り竿です。
延べ竿の種類や調子
延べ竿、と一口で言っても様々な種類があります。何を基準に、どういった物を選んでいけばいいのかを説明していきます。
場所・釣るもので種類が違う
延べ竿釣りと聞くと鮒釣りを連想される方が多いようですが、海釣りも可能です。そして釣り場は海なのか川なのか、何を釣るのかで種類と長さが変わってきます。種類としては超硬調、渓流用、グラスファイバー、メバル用、あまりしならない「先調子」、よくしなる「胴調子」といった物があります。
長さは4.5ｍ～9ｍまであります。小さいお子さん用に3ｍの短い物を選ばれる方もいます。長さに関しては釣り場と共に後で詳しく解説していきます。
初心者は万能竿が便利
まだ釣りをはじめたばかりの初心者ですと、色々な物を色々な場所に釣りに行きたくなります。そういった場合、一々延べ竿を買っていると値段もかかりますし保管場所も大変になります。
実は延べ竿には川でも海でも使える「万能竿」という物があります。簡単な物でしたら大き目のホームセンターで買うことができ、竿だけなら1000～1500円、仕掛け付きでも2000円前後で手に入ります。釣具屋できちんと選ぶ場合、重さを確認しながら4.5ｍ前後の万能竿を選ぶといいでしょう。
延べ竿の長さ
先ほど延べ竿は釣る物、釣り場所によって使うべき竿の長さが違う、と書きました。ここで詳しく長さについて解説していきたいと思います。
海釣り
海釣りではイワシやメバル、アジを狙った波止場釣りがメインになります。超硬調の4.5～6.3ｍ前後の竿が扱いやすいです。
川・池での小物釣り
川や池でウゴイやタナゴといった小型の魚を狙う時、種類はあまり関係ありません。お好きな竿で4.5ｍの竿が向いています。
鯉・鮒釣り
鯉や鮒を狙う場合、重い引きに耐えられなければいけません。できれば鯉・鮒用の竿を選びましょう。長さは4.5ｍあれば大丈夫です。できれば、よくしなる「胴調子」の竿が向いています。
渓流
渓流でイワナやヤマメを狙う場合、機敏な動きに対応しなければいけません。あまりしならない「先調子」の竿で5ｍ前後の物を選ぶといいでしょう。
延べ竿の竿先と道糸の結び方
延べ竿はリールを使わないため、竿の先端に直接糸を結びつけます。
一見難しそうに見えますが、さほど難しくありませんので安心してください。ここでは最も一般的で、初心者向けの8の字結び、エイトノットと呼ばれる結び方を紹介します。
延べ竿を結ぶために知っておきたい基本用語
まずは糸を結ぶために必要な用語を確認しましょう。知っておくと便利なことは以下の3つになります。
