シマドジョウとはどんな魚?
細長くて独特な模様をもち、口には髭がありその見た目は可愛らしい姿をしています。綺麗な小川や田んぼに住んでおりお家で飼う事もできます。インターネットでやペットショップでも販売されています。
シマドジョウの基礎知識
シマドジョウは淡水に生息する日本の固有種の淡水魚です。コイ目ドジョウ科シマドジョウ属に分類されています。シマドジョウは地域によって大きさも柄も異なっているので、見分けがなかなか難しいのが難点ですね。しかしこの見分けがつかないことが個性的なシマドジョウの特徴でもあるのです。
シマドジョウの生息地
シマドジョウはほぼ日本各地で生息しています。地域によって柄が変わっているので、呼び名もかわっています。栃木県ではスナサビやスナハビと呼んでいたり、山口県ではヤマトシマドジョウ、岡山県や広島県ではスジシマドジョウ、福島県ではカラスコドジョウなどと各地で呼ばれていたりします。
シマドジョウの生活環境
綺麗な水を好み緩やかな流れの河川中流域や小川や用水路に生息しています。岩陰や水草が茂った場所、細かい砂が好みで砂底にいたり、時には砂に潜ったりしています。
シマドジョウの生態
シマドジョウのことを知っているのと知っていないのでは飼いやさが違ってくるのでシマドジョウを知っていきましょう。
シマドジョウの習性
シマドジョウは水流が緩やかな場所を好むので流れの緩い淵に住んでいます。また砂底や砂や小石の混ざった砂礫の底などが好きです。性格は穏やかでその反面警戒心も強いので、大きな音やストレスを感じた時などは砂の中に潜る習性があります。また、冬は砂の中で越冬します。
シマドジョウの食性
シマドジョウの口にはヒゲが6本あります。そのヒゲを使って砂の底に生えている藻などを砂ごと食べます。イトミミズやユスリカの幼虫なども食べます。砂ごと食べてエラから砂を吐き出して餌だけ食べています。基本雑食なので金魚のエサでも食べますが、金魚の食べ残しだけでは足りないので砂底まで届いて溶けるタイプのエサを選ぶといいでしょう。
シマドジョウとスジシマドジョウの違いは?
シマドジョウは体の側面に黒い斑点が並んでいて背中には小さな黒い斑点が並んでいます。一方スジシマドジョウは体の側面の斑紋が直線状になっています。名前の由来はここから来ているんですね。ただ個体差があるので綺麗に直線が繋がっていない個体もあります。
またシマドジョウの斑紋が点ではなく繋がっている個体もあるので、これまた判別が難しくなります。比較的分かりやすい見分け方はスジシマドジョウのの尾ビレの付け根には斑紋が1つあります。これがシマドジョウでは2つあるのです。これも個体差があるのでハッキリとは言えませんが、見分ける一つの手です。
詳しく観察出来る方には胸鰭を見てください。シマドジョウには骨質板というものが伸びています。これが長いのがシマドジョウ。短いのがスジシマドジョウなのですがなかなな見分けることは難しいですね。
シマドジョウを飼育してみよう
本物をゆっくり観察していたいものです。では実際にシマドジョウを飼う事を決めたけれどどうやって飼えばいいのでしょうか?他の熱帯魚に比べて割と簡単に飼う事が出来るのでシマドジョウの飼い方をご紹介します。
シマドジョウの飼育は簡単?
シマドジョウの飼育はどうすればいいのか、餌は何をあげければいいのか、温度はエアーや器具は?と熱帯魚などを飼うには難しく考えなければいけませんが、安心してください。シマドジョウは飼いやすい魚です。逆に楽しみながら飼う事が出来るのでご紹介します。
シマドジョウの餌は
シマドジョウは何でも食べてくれます。自然界ではミジンコや赤虫やイトミミズなども食べています。お家で餌をあげるのには人口の川魚用のエサなどを与えるといいでしょう。シマドジョウは砂底で砂ごと餌を食べてエラから砂だけを出して餌を食べるので浮く餌より沈む餌を与えてください。
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ドジョウ専用のエサで固形になっているので底まで落ちジワジワ溶けます。手が汚れない便利なスプーン付きなのが嬉しいですね。
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新鮮な赤虫を急速冷凍した商品で、紫外線で殺菌もしてある安心して与える事ができる餌です。そのまま与えるより解凍してから与える方が良いようです。食いつきは抜群!水の汚れの頻度が少し早いのがネックですが、人口餌の合間にあげるのも良いですね。