お手入れに時間が掛けられない方にはこちらがおすすめです。水圧により水を入れるだけで底に溜まった汚れた水を押し出してくれるというラクちんな構造になっています。砂利、人口水草、LEDライトが最初からついているのですぐに使う事が出来ます。
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シマドジョウの飼育のコツ
さあ、シマドジョウを飼育する環境が整ったところで、日頃のお世話は何をしてあげれば良いのでしょうか。シマドジョウの寿命は2~3年といいますが、少しでも元気に長生きしてほしいですよね。これをすれば絶対!とういうわけではありませんが、可愛いシマドジョウが快適に暮らせるために飼育方法を紹介します。
シマドジョウの餌やりのコツ
シマドジョウは金魚のエサなどの食べこぼしでも食べますが、それだけでは餌の量が足りません。シマドジョウは底にある砂利ごと餌を食べます。餌は水底に沈むタイプを選ぶのがベストで1日1~2回ほど与えてください。餌を食べてくれない時はアカムシなど試してみるのも良いでしょう。
シマドジョウの水替えのコツ
水はカルキを抜いたものを使用します。カルキ抜きの薬や水も販売されているのでそれを使用してもいいですし、汲んだ水道水を1~2日放置させれば塩素を抜くことも出来るのでそれを使用してもいいです。
水替えは1週間に3分の1ほど交換してあげると良いでしょう。全替えの必要はありません。今から説明しますが水中に繁殖しているバクテリアはお魚にとって大切なものなので、それを残しながら水替えをしてあげるというわけです。
グリンウォーターとは
上記でも少し触れましたが、よく昔金魚の水槽などが緑の水になって放置されているのを見かけた事がありませんか。あれがグリーンウォーターです。このグリーンウォーターは植物プランクトンが大量発生したもので餌になります。
稚魚の場合たくさんのエサが必要になるのでこのグリーンウォーターが役に立ちます。また、水草同様フンから出る有害物質を吸収してくれ水質を維持してくれる役割もあります。ただ、やりすぎると水槽の中が見えないのでほどほどが一番良いです。
長生きさせるコツ
これをしたから長生きできる!ということはありませんが、シマドジョウは穏やかな魚ですが、憶病でもあります。できるだけストレスフリーを目指して安心して暮らせる環境を作ってあげましょう。
シマドジョウの飼育の注意点
シマドジョウを飼うのに身構えて気を付けなければならないことはあまりないのですが、こんなこともあるということを紹介します。
シマドジョウの飼育の注意点
シマドジョウは夜間活発に活動します。活発すぎて水槽から飛び出してしまって朝まで気づかなかった。なんて事が無いように水槽には蓋をしてあげるといいです。またシマドジョウは砂に潜って温度の調節をすることが出来ますが、夏場の暑い時など水温が30℃を超えてしまうと食欲がなくなったりします。
自然の川だと水流や水量があるのでここまで温度があがってもあまり問題ないのですが、水槽ですと狭い空間なので循環し辛く温度が上がってしまいます。この場合水温を下げる工夫をしてあげてください。
エアコンやすだれで遮光する、外に水槽を出して空気や風にあてるなど有効かと思います。水温は10℃~28℃くらいが良いでしょう。冬場は水が氷るような環境でなければ温める必要は特にありません。
シマドジョウの繁殖について
シマドジョウの飼育下での繁殖は難しいようです。1匹のメスを数匹のオスが追尾して繁殖するようですが、例え交尾が成功しても飼育下では産卵に至らないとか。不思議ですね。
シマドジョウを捕まえよう
飼育するシマドジョウを捕まえる事も出来ます。シマドジョウは身近に居る魚ですし、釣り道具も必要ないのでお子様と一緒に楽しく捕まえる事が出来ます。
シマドジョウの捕まえ方
シマドジョウは河川の中流域から下流域や用水路、小川など砂底がある身近な所に生息しています。網や簡単な仕掛けを使って捕まえる事が出来ます。寒い時期は砂に潜ることが多いので捕りづらく春から夏にかけてが捕りやすいです。
シマドジョウの捕まえ方を動画で紹介
シマドジョウは簡単に捕ることがことが出来るので、動画を見てもらえばすぐに実践することが出来ます。
網で捕まえよう
砂ごと掬って捕るこの方法は虫取り網などを使用するより丈夫なタモなどを使用するといいです。シマドジョウが居そうなところを砂ごと掬う!これだけです。
ペットボトルで捕まえよう
ペットボトルで簡単にワナを作ることが出来ます。まずはペットボトルを2本用意してください。4リットルの焼酎のぼとるなどは取っ手がついているので便利です。
- 1つは注ぎ口の方を真横に切ります。
- もう1つは底を真横に切ります。
- 2の底部部に1の注ぎ口が内側になるように差し込みます。
- 以上で完成です。多少きつくても無理やり押し込めば大丈夫です。
1本のボトルでも同じものを作ることもできます。注ぎ口を切ったものを反対に向けて差し込むだけで出来ますが、捕獲した魚を取り出すときに抜かなければいけないので、手間と手がドロドロになるので、2本で作った方が底を切ったボトルの注ぎ口が残っているので、そこのキャップを開ければ簡単に注いで取り出すことが出来ます。
このワナを用水路や小川の茂みや岩の下などに設置して半日ほど放置すれば捕れているはず。ワナにコイのエサなどを入れておいてもいいですし、川の流れに沿って仕掛ければエサを入れなくても入ってくれるでしょう。
シマドジョウの購入方法
シマドジョウは身近に居る魚なので捕ることもできますが、観賞用として売られています。どこで手に入るのかご紹介します。
シマドジョウの買えるお店
シマドジョウはペットショップにも販売されています。ホームセンターでも手に入れることが出来ます。また、地域によってはシマドジョウを食用としているところもあるのでスーパーで購入することもできます。
シマドジョウはネットで購入も
インターネットの通販でも購入することが出来ます。アマゾンや楽天、鮮魚店のお取り寄せなど比較的手に入りやすいの検索すればすぐにヒットします。また魚釣りの餌として購入することも出来ます。
シマドジョウを食べてみよう
シマドジョウは栃木県などでは食用として郷土料理とされていますが、一般的にはシマドジョウは鑑賞用として飼われています。食用として使用されるのは「マドジョウ」が多いです。そこでマドジョウの料理の紹介をしていきます。
マドジョウの料理
「どぜう鍋」などや「柳川鍋」などは聞いたことがあるのではないでしょうか。ウナギほどのスタミナが付くとされ江戸っ子はドジョウを食したそうです。甘辛い下割に卵でとじたものを「柳川鍋」と呼んでいます。他にもドジョウ汁や土壌の甘露煮などドジョウは様々な料理に出来ます。
マドジョウの調理方法
マドジョウはシマドジョウとは違い泥地に生息しているため泥抜きの必要があります。泥抜きの仕方は清水に3日間餌を与えずに放置しておくと泥を吐きます。ドジョウは一応鱗がありますが、小さな鱗なので気になることはありません。
基本火を良く通せば捌かなくても食べる事が出来ますが、内臓や骨が気になる方は、ドジョウをお酒で眠らせ暴れなくなったドジョウをウナギのように捌いて調理して良いです。シマドジョウは綺麗な水に生息しているので泥臭さは気になりませんが、サイズが小さいので捌くのは至難の業かと思います。丸ごと調理する方が良いでしょう。
マドジョウ料理の注意点
野生のドジョウは鰐口虫という寄生虫に侵されている可能性があります。この鰐口虫はブラックバスや雷魚、フナなどの淡水魚を中間宿主し、犬や猫、豚の腸壁などで終宿主として寄生します。この鰐口虫は輸入した生のドジョウを踊り食いしたことなどで人への感染の報告もありました。
人では成虫になることはできないそうですが、幼虫のまま皮下を這いずり回ったり、腸壁を傷めたり、最悪脳などに到達した場合怖いですね。ただ、「生食」の場合の報告があがっているだけで、火を通したものについては事例がないため、刺身や踊り食いなど避ければリスクはないと思われます。また食べるドジョウは食用を買う事をおすすめします。
シマドジョウを動画で見てみよう
実際に飼われているシマドジョウの様子を動画で見てください。見れば見るほどにシマドジョウが好きになります。
シマドジョウの食事
こちらは固形タイプのエサをもらっていますね。底まで沈んでから徐々にふやけていくのでシマドジョウにきちんと届いてくれるタイプの餌です。
シマドジョウの砂潜り
こちらは砂にもぐる瞬間の動画です。胸鰭でヨイショヨイショと砂をかいている姿が可愛いですね。ここから一気に潜ることが出来るんですね。この速さにビックリしますね。
シマドジョウと人との関係
シマドジョウと人との繋がりはどんなものがあるのでしょう。魚は食べるイメージがありますが、それだけではない現代は癒しのペットとしても大活躍しています。シマドジョウと人との関とは一体何があるのでしょうか。
食用ドジョウはシマドジョウ?
昔はどこの淡水にも生息していたドジョウ。栄養価がドジョウ1匹がウナギ1匹に匹敵するほどで、江戸時代に精のつく食べ物のとして夏の暑い時に食べられていた「どぜう鍋」一般的にはあらかじめ開いたドジョウを甘辛い下割につけて煮て卵でとじたものを「柳川鍋」と呼んでいます。通常はマドジョウが使用されます。
人気の鑑賞魚
この愛らしい、ちょっとひょうきんな姿のシマドジョウは鑑賞魚としても人気があります。金魚などとも一緒に飼う事ができ、川などにも生息しており飼いやすく身近な存在です。穏やかな性格のシマドジョウは砂潜りする姿も見ていて癒される存在ですね。
海外に輸出されている
日本固有種のシマドジョウは海外でも観賞用として人気があり、アメリカなどに輸出もされています。可愛いものは世界共通なんですね。水槽のオブジェを日本風にして飼う楽しみもあるようです。
ドジョウグッズを紹介
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こんなに可愛いドジョウなのに意外とグッズってないんですよね。犬や猫ならたくさんあるのに。そこで探してみました。ドジョウを題材とした商品を!ご紹介します。
シマドジョウのイラストと一緒に着こなす
Tシャツやトレーナー、パーカーなどを販売している通販ショップです。シマドジョウの絵柄はCHAKI_CHAKIさんがデザインしたものです。カラーバリエーションも豊富でお出かけしている時もシマドジョウと一緒に居られます。
どじょうすくいをモチーフにした手ぬぐい
株式会社かまわぬと島根県の高校生がコラボした手ぬぐいです。明治時代から続く「主染」技法を用いた吸水性に優れていて裏表がない染め上がりになっています。ちょっとお茶目な可愛いアイテムになっています。
ドジョウの名前を入れてもらという手も
ドジョウのイラストが入っている認印です。オーダーメイドなので自分の名前を入れてもらうのも良いですし、ドジョウの名前を入れてもらうのも可愛いですよね。
シマドジョウを飼育してその可愛らしさに癒されよう!
おとなしくて愛嬌のあるシマドジョウ。柄も個体差があって我が家のオンリーワンのシマドジョウを飼う事ができますね。砂からひょこり顔を出す姿もこっちを見てジッと見つめてくれる姿も見ていて飽きません。シマドジョウを飼う事はそんなに難しくはないので、お手軽に、また自分のオリジナルの世界観をアクアリウムで表現してみる楽しさも合わせてシマドジョウを飼育してみましょう。